先日、妻が友人と食事会に行きました。夜のお出かけなので、夕飯、入浴はもとより、ヤンメイが愛娘就寝の儀を執り行うことに。でも、パパだと全然寝てくれないんですよ。さて、こんな時、パパはどうすればいいのでしょうか。
ママがいないじゃない?
夕方、妻がいそいそと出かけて行きました。ママだって、たまには子供抜きでゆっくりディナーもしたいですよね。子供もニコニコとママを見送っていたのですが。
少し一緒に遊んだ後、ヤンメイが夕飯の仕度(と言っても、妻が用意したものを温めるだけ)に席を外した時に、ハタと気が付いてしまいました。
あれ?ママがいない!?
実は、ヤンメイ、子供と2人きりの夕飯は初めてです。子供もなんかいつもと違うなぁ、と違和感を感じたようで。
ママは?
ねぇ、ママは?
ママはちょっとお出かけだよ。すぐ帰ってくるからパパとごはん食べて待ってようね。
!!
やっぱりいないんだ!!
確信を与えてしまいました。
もう、ダメです。
ママがいい!
ママがいい!!
最初はダダをこねているだけの感じだったのですが、途中から盛り上がってしまったのか、涙まで出てきて本泣きに。
仕方なく、アンパンマンの映画を見せながら、口まで運んでの夕食です。いつもはもう少し自分で食べるんですけど、チョロい奴認定されてしまったんでしょうか。自ら食べる気ゼロです。
代打パパ空振る
ともあれ、食後の果物もブロック遊びも本読みも全部、
いらな〜い!
ママ、ママ、ママ!
ママがいい〜っ!!
ママの影響力、半端ないです。
まさかこれ程とは_| ̄|○
ある程度育児に参加しているつもりでしたが、てんで勘違いしてたことを思い知りました。
まぁ、フルに相手が出来るのは週に2日。それとて、その間の育児を全てやっている訳ではありませんからね。子供にとっても慣れが違うので、当たり前と言えば当たり前です。
そんな訳で、食後にテレビの流れから、アンパンマンのごっこ遊びに移行しようとして、あえなく撃沈。泣かないから、という消極的な理由で、再度同じ映画を一緒に鑑賞することに。
とりあえず、いつもより長いアンパンマンタイムに気を良くしたのか、テンションが戻り、無事入浴へ。それでも、ママは?ママは?の質問は続いてますが、なんとか歯みがきまでは済ませました。
パパの寝かしつけ失敗
さぁ、あとは寝るばかりです。
いつもの就寝時間に2人で寝室に入るとまたも、
ママ〜、ママ〜、ママがいい〜、ママと寝るの〜、とワンワン泣きだします。
我が家は寝かしつけはママの役目です。
ヤンメイが相手だと、テンションが上がってしまい、寝る気ゼロ。延々と遊んでしまうので、寝付くまでヤンメイは寝室から離れるのが我が家のルール。
パパによる寝かしつけは赤ちゃんの時以来であります。それに加えて、ママがいない、という非常事態。
ですが、ヤンメイは暗くして、抱っこをしていればそのうち寝るだろう、と強制睡眠作戦を採りました。これは赤ちゃんの時、何度か成功した作戦ではありました。
ただ、もはや敵は旧知の通りではありません。現状を無視した作戦の選択は、旧帝国陸軍の突撃にも似て、あまりにも無策。甘い期待から発した見通しの甘さしかありませんでした。
もう、ずーーーっと泣きっぱなしです。
ここで、またもヤンメイは無闇に突撃を繰り返す、無能な指揮官ぶりを発揮します。つまり、敵の体力を見誤ったまま持久戦を選び、延々と子供を泣かせて抱き続けたのです。およそ30分も。
寝ない子を寝かせるには
さすがに方針転換しかありません。
現在判明していることは
・寝る時は暗くする習慣がある
・アンパンマンには気をとられる
・通常の活動時間は過ぎている
以上の点を踏まえ作戦を立て直しました。無理に寝かせようとするのではなく、寝易い環境を整えて自然に眠りに導こう、と。
つまり、
暗くした寝室で、体育座りしたヤンメイの足の間に子供を座らせ、もたれかかり易い姿勢にさせ、ボリュームも光量も抑えたタブレットでアンパンマンの動画を流したのです。途中、色々感想や質問があっても一切返事はしません。気配を殺し、背景に徹します。
すると、開始10分でアクビが増え、20分せずに寝落ちしました。
北風と太陽ではありませんが、無理矢理寝かせようとするよりは、よっぽど上策だったようです。まぁ、夜も遅くなったので、自然と眠くなったのかもしれませんが…
世のお父さん達はどうやってこうした状況を乗り切るのでしょう。ママが体調不良とかお出かけとかいくらでもあり得ますからね。本当は普段から寝かしつけも分担しておかないと、いざという時大変です。
もう少し日々の色々なシーンで、パパの出番を増やしておかないと、急ごしらえでは子供にも受け入れられないことが判明して良かった、と強がっておきます。以上、ヤンメイのみっともない話でした。