なんだよ、このゴロンとしたタイトル。
いや、新しい文化の紹介という使命にヤル気まんまんなんですが。←ないから、使命
今回は、ヤンメイが訪中して感じた冬の寒さと過ごし方について、日中の違いのお話。
なぜだ!?冬でも窓が全開!!
中国杭州、緯度で見ると沖縄より南ですが、大陸のせいか冬は東京よりやや寒いです。とはいえ、東京と同じような格好で十分対応可能な温度ではあります。温度は。
でも、決定的に違うことがあります。
以前、ヤンメイが12月に訪れたとき、それなりの寒さだったのですが、びっくりしたことに彼らは冬でも窓を全開で過ごしていたのです!
ちょっと意味が分からないかもしれませんね。
冬の寒い中、杭州人は建物の窓を開け放し、外にいるのと同様な格好をして室内で過ごします。
ナゼか?
分かりません。だって中国人じゃないし…
習慣の違いとしか言いようがありませんが、彼らは暖房をあまり使わないどころか、外気に近い温度で過ごすことを好みます。役所とか、お店とかでも同様です。
耐寒性を鍛えているのか?
東京だと、室内は割と暖めて、建物の中では上着を脱いで過ごすことが多いので。わざわざ窓を開けて、建物の中で上着を着て過ごすって、最初はなんのガマン大会かと。
これは慣れなんでしょうね。妻曰く、暖房の生ぬるい空気は不快なのだ、と。
確かにね、仕事をしてても、食後暖かさで眠気が来るとかではなく、目がシャッキリしそうです!
比較的南の杭州だからこそ可能なのかも。これ、ハルピンとかでやったら凍り付いてしまうんじゃないかな?ネロみたく寝たらヤバい状況になるかも知れません。
ちなみに、北の方だと、北欧とかでよく見る、お湯を部屋中のパイプに通すタイプのセントラルヒーティングがあるらしいです。
部屋着は厚着
なので、部屋着や寝間着はかなり着ぶくれして暖かくします。ヒートテック的なものはあんまり流行ってないのか、結構ボリューミーな格好で寝ます。
布団もどっしりした重さの毛布や布団をたくさん重ねます。なので、全然寒くはないのですが、単純に重いです。それが心地良くもあります。
これってエコじゃない?
ただ、これって地球環境的にはありがたいのかもしれません。今、暖房なしで過ごしてる中国の皆さんが、一斉に暖房使い出したら、きっと凄いことになります。
発電に使うエネルギーも大量でしょうし、排煙とかもさらに空気を汚しそうです。そう考えると、厚着して暖房をつけないって、とってもエコだなぁ、と感心します。
ウチも寒かった
とはいえ、それは旅行者、他人事の視点です。これ、自分のことになると厳しいです。
一仕事終えて、家に帰ると家が寒い。まぁ、これだけなら独り暮らしあるあるです。が、暖房をつけようとすると、暖房の空気は不快だから厚着してくれ、と。
ここは中国かっ!?(泣)
パネルヒーターとかで全体を暖めないのならいいみたいで。寒い部屋で厚着してヒーターに当たる冬って、本当切なかったなぁ。
日本仕様の中国人妻
切なかった、過去形です。
へっへっへっ♪
今はねぇ、ウチ、暖かいんですよ!
さすがに、子供が産まれてから暖房が標準になり。そんな冬を3年も過ごすと、妻もすっかり日本仕様に適応しました。つまり、これまでのように暖房なしだと、寒くて過ごせなくなってしまったんです。
これって、ヤンメイ的にはありがたいことですが、妻はもはや中国では暮らせないのか?と心配にもなります。実際、最近は冬に帰る気ゼロですから。
まぁ、慣れとか鍛えるって大事なことですね。ただ、寒い暮らしは3年以上あっても、ヤンメイ全然慣れませんでしたが、妻は暖房暮らしにあっと言う間に慣れたことを考えると、人間堕落、楽な方に適応するものなのかも知れません。
以上、寒い中国、杭州の冬のお話でした。