今回のエントリー、完全に脇道にそれまくりのお話なので、年末なのにヒマでヒマで仕方ない方だけお読みくださいね。
前回、しまじろうのクリスマスコンサートについて書きました。その流れの中では触れられなかった演出についての感想です。
前回のお話はこちら。
前回までのあらすじ
繰り返しになりますが、お話はしまじろうの妹がサンタさんに書いた手紙が、新米トナカイのカイくんのミスで回収されなかったので、それをしまじろう達がサンタさんに届けに行く、というストーリーでした。
途中、本来の配達人であるカイくんが、不思議な動く氷の檻(?)に閉じ込められてしまいます。僕はこれ以上進めない、と、しまじろう達に手紙を託すカイくんですが、しまじろう達の励ましで一緒に氷の檻を壊し、皆で一緒に進めるようになるのでした。
昭和の洗脳
実はヤンメイ、この展開に結構驚きました!
というのも、70年代生まれのヤンメイは、80年代後半から週刊少年ジャンプを読んでいまして。この時代の少年ジャンプは自己犠牲の展開が多く、読者の多くはそれが脳裏に刷り込まれているのですよ。
ここは俺が守る、お前達は先へ行け!みたいな。
はっきり言って、我々の世代は完全に洗脳が完了しているので、
ここは俺が守る、お前達は先へ行け!
と言われたら、涙を流しながらも、必ず先へ進むようにプログラムされています。
これ以外の選択肢はあり得ません。
体育の授業でのウサギ跳び、水飲むなと同じく、昭和セオリーです。
平成の演出
しかし、今回のしまじろう、このセオリーを軽々と超えていきます。先に行って!というカイくんの頼みをまるで聞かず、自己犠牲のいい格好なんてさせません。
「一緒に手紙を届けるって約束したじゃないか!」と叱咤し、諦めていたカイくんのやる気を引き出し、共に氷の檻を破壊!見事脱出に成功します。
おおっ!平成の子供は安易な自己犠牲に流されないのか!共闘して道を切り開くことを選ぶんだな!と、自分の思考パターンとの違いに軽く感動を覚えました。これは完全に昭和の考えと訣別したものですね。
このインパクトが強過ぎたせいか、子供でも気付く、他の部分での演出の不自然さにまるで気付けなかったんですけど。
ともあれ、自分が完全に旧時代の人間になっていることを自覚させられました。しまじろう、侮れません。
あっ、別に話が面白いとかではないですよ。個人的にはアンパンマンの方が突っ込みどころ満載で楽しめます。