ヤンメイを急激な腹痛が襲った!
えぐるような痛みに息はできず、みるみる血の気を失う指はジンジンとシビレはじめる。なんとかトイレにたどり着くと、出るのは大量のお湯ばかり。僅かに薄い色が、辛うじて排泄物の名残りを感じさせる…
はい、汚いオープニングでごめんなさい。胃腸炎になりました。
いや〜、辛いですね。基本、健康体なので、痛みダメージへの抵抗力の低さ、ハンパなかったです。
ともあれ、なんかお腹に来ている。流行りのノロかも知れない。そんな時どうする?のお話。
症状からの素人判断は危険
ヤンメイの場合、まず最初は急激な腹痛=水下痢だけでした。お腹をこわしている時には、出すもの出しちゃえばウソみたいに痛みが収まったりしますよね。
なので、タカをくくって少しトイレで頑張ったのですが。どうやら今回は違うようです。定期的に痛みが襲ってくる上に、だんだん痛みが強くなって来ます。
症状
胃の辺りの激しい痛みが定期的にやって来る。痛い時、トイレに行くと水下痢が出る。出れば痛みが楽になる時と、変わらず痛いままの時がある。
→胃ケイレンの可能性?
ちょっと場所が違うし、胃ケイレンで水下痢はないよね。
→ノロウィルス
発熱も吐き気もないからこれは違う?
→盲腸
あれって右下の脇腹だったような…
とか色々考えてるうちに、耐え切れないくらいの痛みになってきたぞ。寝ても温めても効果はないし、これはちょっとヤバい感じだ、と病院に行くことを決定。
まぁ、結局ね、素人があれこれ判断するよりも、病院に行く方が確実ですよ。
ノロの検査は出来ない
ヤンメイが一番恐れていたのは、ノロウイルスの可能性です。万が一、ノロだと家族や仕事上関わる人に感染させないよう、消毒を徹底しなければなりません。
すぐさま病院へ行き、診察を受けました。診察内容は、問診とお腹の触診。
以上!
それで、胃腸炎ですね、との診断。
あれ?ノロとかの検査ってやってくれないの?
まず、近所の病院レベルだと、ノロの検査キットって置いてないみたいです。しかも、ノロだと判かっても、治療内容的には変わらない、つまり、症状が治まるのを待つだけらしいので、積極的に検査しないのだそうです。そうかぁ。てっきりインフルみたいな検査で簡単に診断できるものかと。
結局、下痢はとめない方がいいし、ウイルスを殺す薬はないので、盲腸とかでない限り、整腸剤と抗生物質(他の菌を殺すためね)、それと胃薬を処方して終わりなのです。
ノロの可能性はないんですか?と尋ねると、
「症状から可能性は低いけど、ゼロとは言えない。気になるならジアエンソサンで消毒するといいですよ、薬局で売ってますから」と。
ジアエンソサンがなんだかは分からないけど。おかっないから買って帰って消毒だな。ともあれ、この場は変な病気ではなく、胃腸炎と判明しただけでよしとしておこう。
次亜塩素酸だった
さっそく会計待ちの待合で検索すると「ジアエンソサン=次亜塩素酸」だったことが判明。検索では次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムが出て来ます。違いが分からないけど、その辺は薬局で聞けばいいや。
薬局で聞いたところ、売り切れでした・・・
困ってまたまた検索。すると、ミルトンでも代用出来るらしい。ミルトン、知ってます?哺乳瓶とかの消毒に使う溶液です。なるほど、あれでいいのか。ミルトンもない薬局でしたが、ミルクポンなるパチもんがありました。成分は同じ次亜塩素酸ナトリウムなので、こちらを買って帰ることに。
ちなみに、次亜塩素酸ナトリウムなら、ハイターでも良かったみたい。値段3倍以上したのに。ガッカリ。
アルコール消毒じゃダメ
ここまで次亜塩素酸にこだわる理由は、ノロウィルスが強いから。感染力も強いし、普通の消毒液は効果なし!
つまり、エタノール=普通の消毒液では消毒できないんです。なので、強い効果のある次亜塩素酸ナトリウムが必要なんですね。
まぁ、ヤンメイ吐いてもいないですが、職場と自宅のトイレや洗面所の周囲を、次亜塩素酸ナトリウムを10倍の水で薄めたモノでキレイに拭きました。
万が一、パンツとか衣服も気になるなら、やはり50倍くらいの水で薄めた液に浸け置きしてから洗うといいかも。あれ?でもハイターと一緒ってことは漂白されちゃうのか?←自己責任、要注意です。
ものとしてはこんなものが使い易いのかな?
まとめ
・ノロかどうかは確定できないことがある
・ノロかも知れない、と疑わしいときは次亜塩素酸ナトリウムで消毒する
・一般のアルコール消毒は不可
以上です。
ちなみに、ヤンメイ、翌日になっても発熱も嘔吐もなかったので、多分、単なる胃腸炎だったのでしょう。絶食2日で完全回復しました。