ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

招へい理由書の書き方例文、中国人の親族訪問ビザを100%取得してる見本

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前回のエントリーで書いたように、お義母さんが来日しております。

外国人が日本に来るには観光ビザが一般的ですが、親類を呼ぶ時には親族ビザというものが使えます。親類ビザは観光ビザより長く滞在出来るけれど、ちょっと手続きが面倒です。特に招へい理由書という書類の書き方につまずきます。

今回は、そんな国際結婚家庭にしか縁のない、親族ビザ申請のお話。

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VISAってなんですか?

そもそもビザ(VISA)ってなんだか知っていますか?留学をしたとか、親族に外国人がいるとかでなければ、普通の日本人は知らないかもしれないので、そこからお話を。

ビザ(査証)とは、入国許可書だと思えばいいです。外国に行く際、あらかじめ手続きをしてビザをもらい、それを持って入国手続きをするのです。

えっ!?海外旅行はしてるけど、そんな手続きしたことないけど?

という人は多いと思います。それは、日本人の場合、多くの国ではビザが免除になっており、観光などの短期入国の場合なら、日本のパスポートを出すだけで入国できているからです。

ですが、外国人が来日する場合にはビザを用意する必要があるんです。中国人の場合も、15日以内の短期滞在の観光ビザは旅行代理店とかを通してすんなり発給されるんですけど。うちの場合、もう少し長居したいので、親族ビザを申請するんですよ。

まだ親族ビザ申請、依頼してるの?

親族ビザとはその名の通り、親類の訪問時に発給されるビザで、15日、30日、90日の期間を選んで申請します。中国人家庭は長期滞在が当たり前の習慣なので、90日以外の選択肢とか考えもしません。その件についてはこちら → お義母さんは長滞在

「親族ビザ」で検索すると、行政書士事務所のサイトが広告も含めてたくさん出てくるので、きっとよいお客さんなんでしょうね。ある事務所では「親族ビザの代理申請を4万円で請け負う」との広告が出ています。一度申請に失敗すると、半年くらいは再申請通らないらしいので、お金を払っても確実に!と慎重になるのは分るんですけど・・・

他人のご商売を邪魔するつもりは全然ないんです。けど、こういうところに頼まなくても、割と大丈夫でした、という経験談をお伝えしようと思います。

親族ビザの申請は簡単

ヤンメイ、過去に4回申請していて、毎回問題なく通っています。数字で言えば成功率100%です!

必要な書類はいくつかありますが、基本的には日本に呼ぶ時の身元保証人が大事みたいです。とはいえ、難しいことは全然なく。ちゃんと日本に住んでいて、職業と安定した収入があることが示せればそれでオーケー!

国としては、日本に来て、金目当てに不法滞在したり、悪事に手を染める外国人を警戒している、ということなんでしょうね。

なので、ヤンメイのように、別にお金持ちではなくても、日本に住んで納税している普通の日本人が、身元を保証します!滞在中のお金は面倒みます!といえば、ビザがおりるのかなと。むしろ、中国のご両親の方がリッチなのですが、書類上はそういう保証をしています(笑)。

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招へい理由書が難しい

ただ、一つだけ面倒な書類があります。招へい理由書です。この書類は、どういった目的で人を呼ぶのか、どういった経緯で人を呼ぶのか、を書くものなんですが。


担当者に一言言いたい!

日本語分かってる!?



家族に会いたいから呼ぶ、っていう国際結婚家庭のシンプルな望みに対して、どんな目的や経緯を書けというのか?


最近会ってないし、会いたいよね。

というこれだけのことを、長々ともっともらしい文章に書き直すのに骨が折れます。読む側も苦痛じゃないのでしょうか?書ききれなければ別紙へ、とあるので、長い文章でいい、というか長い文章がいいのかな、と推測しています。

なので、ヤンメイは毎回、「招へい目的および経緯」というひとまとめにした文章を勝手に作成し、それで親族ビザの申請に通っています。

今年の招へい理由書

招へい理由書の例文、今年のバージョンはこんな感じ。

 

招へい経緯:

申請人の〇 〇〇は、私の妻(△ △)の母で、私にとっての義母に当たります。

 

私達は20XXXXXX日に妻と中国の法律に則って婚姻しております。結婚生活は日本で送っているため、妻は来日以来、両親とは別々に暮らしております。

 

私は仕事の事情により、結婚後の訪中は年に一度あるかないかで、妻が帰国して家族と団らんする機会は大変少ないです。また、今春より子供の幼稚園が始まることになり、いよいよ訪中のタイミングが難しくなっております。



招へい理由:

仕事の都合で長期の休みを取ることが難しかったのですが、この度、続けて休暇が取れることになったため、義母を招へいし、訪日の査証を申請するに至りました。

義母には、日々成長する孫と間近で接し、普段なかなか会えない分、家族の縁を深めてもらいたいと思っております。

 

また、普段は仕事のため帰宅も遅く妻に育児を任せきりなので、幼稚園も始まり生活のペースが変わってしまう妻の手助けにもなれば、妻子もまた楽しく私の留守宅も安心です。

 

来日中の滞在費用も既に用意出来ており、申請人が来日の際には招へい者の私が責任を持って査証期限内に帰国させますので、是非とも申請人の入国をお認め頂ける様、お願い申し上げます。


以上の理由により、御担当者様におかれましては我々の切なる願いを御汲み取り頂きまして、査証の許可が頂ければこの上なく幸いです。

以上、宜しくお願い申し上げます。

平成29年XXX

招へい人:〇山 〇夫

 

 結果はもちろんビザが下りて、先週から来日を果たしています。とはいえ、毎回、こんな変な作文でいいのかな?と首をひねりながら提出するのですが。結果オーライなので、こんなんでもいいのでしょう。表現はくどいですが、嘘は一切ありませんし。

そんな訳で、招へい理由書に悩むお仲間の役に立つといいなぁ、という今回もニッチなお話でした。

以前の記入例文はこちら

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