ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

日本の学校プール普及率は異常

f:id:yanmei:20170524232817j:image先日、アマゾンで浮き輪をポチりました。

来週から泳げないお義母さんを伴っての沖縄旅行で、浮き輪がないと海に入るのが怖いかな?と。時期じゃないので、近所ではまだ売ってないんですよ。ちなみに、妻子も泳げず浮き輪組です。

中国人って泳げないのかな?プールとかどうしてたの?という疑問に驚きの答えが。

今回は、そんな日中プール事情のお話。

中国の学校はプールがない

さっそく言っちゃいましたが。中国の学校ではプール、一般的ではないんですって。妻の通っていた、小、中、高校は全てプールがありませんでした。なので、当然、水泳の授業もなし。基本、勉強中心ですしね。

そのせいか、妻は泳げません。海は大好きですが、目的の1つは写真を撮ること。最近、浮き輪で遊ぶことを覚えたくらいです。

お義母さんは寧波といって、東シナ海を臨む海辺の町の出身なのですが、やはり泳げません。当たり前ですが、泳げなくても日常生活では一切困りませんからね。海が近いのと泳げるか、というのは別問題です。ですから、海に連れていくと、とっても喜んで貝殻拾いに勤しみます。

中国のプール事情

では、中国人はプールを使わないのか、というとそうでもありません。町中にもレジャープールはあるし、スイミングクラブもあります。近年はダイエット目的でのプール利用も盛んなようです。水泳の世界王者もいますし、ガチでやる人も一定数いるのでしょう。

ですが、レジャープールの利用というのは、さほどの人気ではないようです。妻いわく、衛生面の問題があるようで。

というのも、少なくともヤンメイ妻は、中国のプールに日本程の衛生管理が期待できず、利用者のモラルや衛生観念もさほど高くないので、(不潔で)あまり利用したくない、と考えているようです。

これがどこまで一般の意見かは分かりませんが、公衆浴場の普及率も日本程ではない現状からすると、中国人自身も他人と同じプールや湯船に浸かることに、ちょっと抵抗があるのかも知れません。

日本のプールは清潔?

反面、日本は凄く衛生的なのか?というと、正直どうなのかな?と思います。

ヤンメイ自身覚えがありますが、低学年の頃は遊びに夢中で、なしくずしにプールでお◯っこしてしまった記憶があります。恐らく、これヤンメイだけではないはずです。

しかも屋外プールは虫も葉っぱも入り放題ですからね。もちろん、使用時はそれらを除き、塩素で消毒をしてはいましたが、プール病とかありましたし。スイミングスクールのように水質管理にコストがかけられない学校プールなどは、衛生度もそこそこだったんじゃないかな。

日本そんなにプールあってどうするの?

よくよく考えると、妻やお義母さんが泳げないのを学校プールと結びつけてたのですが。学校プールで泳げるようになる人ってどれくらいいるんでしょうね。

現在のカリキュラムでは水泳の授業って年に10回くらいなんですって。ガチでやればある程度いけるんでしょうか?なんか水泳の授業って半分遊びだった気がします。

日本は四方を海に囲まれているから、水泳教育必須!となんとなく思ってましたが。少なくとも、ヤンメイはスイミングに行ってたので泳げるけど、学校プールのおかげではないです。

日本の小中学校でのプール普及率は7~8割との話です。それで年10回程度の授業。もちろん、夏休みなどには地域に開放されるのでしょうが。あれだけの土地を使い、施設管理、水質管理、安全管理をして、使う期間は年に2〜3ヶ月。稼働率悪っ!それで泳げるようにならないなら、コスト的に全然見合わなくないですか?

スイミングスクールじゃダメ?

そもそもは昔、海難事故が続いたことで学校プールの普及が始まったそうです。では、水泳の授業の効果って、測定されてるんでしょうか?なんか、毎年水難事故起きてますけど。

本当に有事の際に泳げるように、というのが目的なら、夏休みにでも集中講座で水泳教室に通わせる方が効果がありそうじゃないですか?

その費用だって、プールの建設、維持、管理費を考えれば、学生の間に公費で一夏学ばせる費用の方が安上がりかな、とか思ってしまいます。特にこれから少子化ですしね。

なんだか、中国、学校プールないんだ!?って話題から、つい日本のプール制度見直しまで考えが飛躍してしまいました。

 

まぁ、日本みたく水質の良い安価な水に恵まれ、きっちり衛生管理する国じゃないとプールは使えないでしょうから。色々と恵まれた稀有な環境なんだなぁ、と実感したお話でした。