中国人はなんでも食べると言われますね。実際は、日本人もいい勝負してると思うんですが。ともあれ、日本人と中国人は食生活というか、食文化が違っているので、普段口にするものにも違いがあります。
中でも、種食文化は日本と世界の違いが顕著に分かる例ですね。
種食?何?種食べんの!?
そう、食べるんです!!
っていうか、それ普通だから。
今回は、日本人にあまり馴染みのない、種食のお話。
大陸人は種を食べる
初めにお断りしておくと、東京喰種とはなんの関係もありませんよ。(そういうタイトルの漫画があるのです)喰種ではなく、種食です。
でも、こんな単語調べても出てこないからね。なぜなら「種食」とはヤンメイの造語だから。「たねしょく」とでも読んで下さい。いや、外国によくある「種を食べる文化」を他に何と言ったものか分からなかったので造語しちゃいました。
そう、外国人は普通に種を食べるんですよ!
中国人に限らず、外国人です。おそらく、大陸の文化なんだと思います。これまで、中国、アメリカ、トルコでは人々がヒマワリの種を食べてるのを確認しています。スーパーとかでナッツ類のように普通に売ってました。トルコでは、ドライブインでガムと並べて売ってたから、かなりポピュラーなんでしょう。伝聞だけどロシアでも食べるとか。まぁ、中国、ロシア、トルコは地続きなので、食文化に共通点があっても自然かな、と。
ヒマワリの種の食べ方
で、どうやって食べるのか?知らない人は全然知らないでしょうから、ご説明しますね。
ヒマワリの種の調理法
いや、調理ってもんでもありませんが。干した種を殻のまま空炒りします。ものによっては塩を振ります。それが、まんま袋に入って売っています。殻から出して中身だけの物もあります。中国のものはもう少し美味しい味が付いています。
ヒマワリの種の食べ方
パターン1
殻ごと口に入れて、口の中で殻を割り、実と殻を舌で選り分けて、殻を吐きだします。
これはネットで見た食べ方。検索すると、メジャーリーガーがこうして食べてる映像がちらほらありますね。何個かまとめて口に入れて、モゴモゴしてから(多分選り分けてるんでしょう)、ペッと殻を吐き出す。
これ、真似すると分かりますが、ちょっと食べづらい気がします。舌に殻が貼りついて、こうはならないんですよね。種の種類が違うのかも。
パターン2
種を縦に歯に挟み、軽く圧力をかけて殻を割り、舌で中身だけを口中へ。殻はそのまま指でつまんで捨てます。
我が家はこれ。中国人はこのスタイルがポピュラーかと思います。
まぁ、文字だと分かりづらいから動画でご覧下さい。
映像はヤンメイ本人ですが、 一つ食べるのに10秒ほどかかってます。カメラに映る様に、殻の除き方が実際とは違いますがこんな感じ。連続で食べるとリズミカルになるので、1分に20個くらいいけるかな?
これ、シードイーターとしては全く遅いです。中国人は通常のヤンメイの3倍くらいの速さで食べます。この画像を3倍速早送りしてる感覚です。みるみる殻の山が出来ていく様は爽快感すらあります。
中国人と種食文化
妻曰く、中国人は皆ヒマワリの種を食べる!そうです。
地域差とか多様性とか、ウチカミでは色々言ってきましたが。これは共通点だと。およそ中国人なら必ずヒマワリの種を食べる、とのこと。日本人は米食べる、くらいの感覚?よく分かりませんが、まぁ、ヤンメイの見た杭州人は種、普通に食べてます。
スーパーとかお店でも普通に売ってます。ヒマワリに限らず、カボチャの種、スイカの種も味付けしたのが袋入りで売ってますね。それをスナック感覚で食べる。
茶飲み話をしながらポリポリ、夕食後のテーブルでポリポリ。テレビを見ながら暇つぶしにポリポリ。ヤンメイ、そこまで頻繁には食べませんが、妻は来日したお義母さんと食後の種タイムを満喫してましたね。写真はある日の種タイム。器が殻入れになってます。
殻を剥くのが面倒じゃないのかな?とも思いますが、殻が付いていてこそ、って感覚みたい。そのことを指摘すると、あなた達も剥いた枝豆売ってるけど、殻付きで食べるでしょう?と。ごもっともです。確かに、塩とか振るのも皮ごとだし、殻がないと味がないのかな。酸化や乾燥を防ぐ役目も果たしているのかも。
ヤンメイ娘もなかなか上手に食べます。変なスナック菓子とか食べるより、よっぽど身体にも良いと思います。というか、オレイン酸、亜鉛など栄養的にも良いものがたくさん摂取できてるかなと。まぁ、そうは言っても種なので、食べ過ぎると脂肪を多く摂ることになっちゃいますけどね。
日本人と種食
日本だとそもそもヒマワリの種を食べるという発想がないですよね。いいとこ、リスとか鳥のエサという位置付けでしょうか?
健康、美容志向の強い人の中には、ナッツ系を好んで食べる人はいますよね。グラノーラとかも流行ったし、カシューナッツやアーモンドとかだとヘルシーな印象なんでしょう。ヒマワリやカボチャの種だと日の目を見ないのはナゼだ!?
日本で食用のヒマワリの種はなかなか手に入りません。ペット用のも食べて食べられないことはないのかな?中華食材店で買うのが一番確実です。ヤンメイ家ではほとんどこれ。殻付きのヤツです。
中味だけというのも、あるにはあります。殻が付いてないと食べるペースが早くなり、つい食べ過ぎるかもしれませんが。こちらは自分で塩とか振らないと味がないタイプ。パンに入れて焼いたりすると香ばしいです。
そう言えば、松の実とかも中華ナッツな印象ですね。これは中国でも剥いた形で売ってます。これも止まらなくなるなぁ。
日本ではそんなに広まらない種食文化。味自体はそんなに美味しい!ってものでもないんだけど、食べ始めるとなかなか止まらない。そんな魅力が種にはあります。あなたも種をポチッて国際人の仲間入りを果たそう!
そんな種食文化のお話でした。
《あとがき》
今回、初めて動画投稿してみました。この為だけに、ユーチューブに登録したり手間がかかりましたが、結果は…。妻に協力を拒否されたので、自撮りだったのですが。ヤンメイ、自撮りでも動画はなんか緊張します。留守電にメッセージを残す時のように、変に硬くなっちゃいました。アングルがちょっとウルトラセブンの変身様になっているのはご愛敬。