ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

中国人接待には“かに道楽”が超おススメだ!

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結婚記念日のお祝いに、かに道楽に行ってきました。ヤンメイ家、かに道楽大好きなんですよ、特に女子群が。

で、改めて思ったのが、かに道楽は中国人の接待にも喜ばれそうだな、と。いや、別にどんな国の人と行ってもいいんだけど。

今回はそんな“かに道楽”が良いお店だ、というお話。

かに道楽でお祝いだ

ヤンメイ夫婦、12月が結婚記念日なのです。早いもので、中国で入籍してからはや9年が経ちます。それでお祝いですよ。初動が遅く、ヤンメイ夫婦の好きな日本料理屋は予約がいっぱいで取れず。色々検討したのですが、かに道楽に落ち着きました。

かに道楽、行ったことありますか?あの店頭でデッカいカニのオブジェがわさわさ動いてるのは、一度くらい見たことがあるかも知れませんね。全国に45店もありますから。(ちなみに、中国、韓国のそれっぽいお店はパチもんだそうです)

なんかカニ料理ばかり出てきてもどうなの?そこまでカニが大好きでもないし。という理由でかに道楽未経験者も多いと思います。

いや、ヤンメイもその口でした。妻がここまでカニ好きじゃなければ、おそらく自発的に行くことはなかったでしょう。

結論を言うと、かに道楽は良いお店です。良い意味で「カニばっか食べてもなぁ」という思いを裏切ってくれます。むしろ「いや、もっとだ!もっとカニをくれっ!!」と、それほどカニ好きではないヤンメイに言わせるくらい美味しいのです。やはり、それぞれ別の味わいが舌を楽しませ、カニばかりでも飽きることがないのがさすがカニのプロ集団です。

かに道楽の面白いところ

でも、カニ専門店だし高いんでしょ?と考える人もいると思います。そこもピンキリありまして、さすがに牛丼プライスでは食べられませんが、ランチなら1000円代のメニューもあり、会席メニューもボリュームの割にリーズナブルなのです。

ヤンメイ達もお昼の会席コース狙いで予約しました。でね、これはメニュー構成が店舗によって違うので、値段もコース名も全て違ってくるのですが。多分、全メニューがカニなので、コース内容を区別するためか、結構面白い名前が付いています。

ヤンメイ達のコースには「月の煌(つきのきらめき)」とか「風の翔(かぜのはばたき)」とかキラキラネームが!これを「風の翔の焼きガニです」とか「虹の彩のカニ刺です」とか運んでくる度に言うのです。店員さんは慣れちゃってなんも可笑しみを感じないんでしょうか?

あっ、もちろん、お店によっては普通の名前のコースもありますけどね。参考までにほかのコースはこんな。

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神戸ハーバランド店メニューより

結婚記念日にかに道楽に行くと

今回は結婚記念日なので、特別なデザートでも付けたいな、と思い、お店に問い合わせましたが、そういうのには対応してませんでした。

ですが、行ってみるとランチョンマットにこんな仕掛けが。小さなサービスですが、ちょこっと嬉しい。

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4才の娘も入れて、人数分別々のコースを頼み、それぞれシェアして食べました。メニューはいちいち挙げませんが、みんな美味しかったです。娘も残さず一人前を完食!娘、いつものダラダラ食いと全然違うんですけど?

ちなみに、娘はカニ刺、妻は唐揚げ、ヤンメイは鍋が、それぞれ一番のお気に入りとなりました。

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カニ刺
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カニの唐揚げとかにすき

そして、いざ出口でお会計の際、結婚記念日のお祝いということで、小さな包みを渡されました。なんだろ?カニ鍋の素とかかな?とりあえず、お礼を言っていただきました。

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帰宅後開けてみたら、割とシンプルで使い勝手の良さそうな器が2つ。おお!たち吉ですよ!ブランドは関係なく、お店が渡してくれるものの中ではダントツに使える感じの製品です。かに道楽とかの文字も入ってません。思わぬ嬉しいプレゼントでした!

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かに道楽が中国人にきっと受ける

そうそう、それでタイトルの中国人の接待に良い理由ですよ。これ書かないとタイトル詐欺な上に単なる記念日のろけエントリーですからね。

1.個室完備

接待に限らないのですが。中国はちょっと良いお店は個室ありが普通です。完全個室じゃなくても、パーテーションで区切られた、個室感の高い場所に通されることは普通。

その点、かに道楽は個室完備です。椅子個室もあるし、和を強調した掘りごたつ式の畳個室もあり。これだけで、大切なお客さんに気を遣っていることが伝わります。

ちなみに、個室料とかサービス税はかからないのがまたありがたいです。

2.カニが食べられる

そーだよね。かに道楽だからね。カニが食べられるよね。

いやいやいや、本当にね。まずそれだけで中国人のハートを射抜けるんですよ。カニ食べさせときゃいいんです!

少なくとも、ヤンメイの妻の実家、杭州人はカニとかエビとかが出てくれば、それでご機嫌です。彼らは二重らせんの中に、海鮮ラブ!が書き込まれているに違いないくらい、海鮮物が好きなのです。

彼らのメジャーなカニ料理は上海蟹ですが、いかんせんあれはボリューム感に乏しい。中国には日本的サイズのカニはいないので、あの大きさで出てきて、しかも美味しい!となれば、心が動かされることは必然です。

3.レパートリーが豊富

また、せっかく日本に来たら和食を食べたい、食べさせたい、と思うかもしれません。ですが、育ちや年齢によっては生食を受け入れられない人もいます。また、すき焼きとか料理が甘いことに抵抗を覚えることもあるかも知れません。

これも、かに道楽なら大丈夫。カニの色んな食べ方が楽しめるので、生は苦手な方でも心配いりません。甘いお料理もありませんので、安心して提供できます。

また、コースで食して気に入ったものは、アラカルトでも同じ物があるので、更に追加も可能。心ゆくまでガッツリ食べられます。

ヤンメイのイチ押し、かにすきも、紙のお鍋に火を点けるとか、日本感の演出も効いていて喜ばれそう。

 

以上が、かに道楽を接待で使うと良い理由です。

 

ただ、かに道楽さん!一点だけかに道楽に忠告があります。もし、更なる中国人ウケを狙うなら、アラカルトメニューで構わないので、カットフルーツ盛合せを用意するべきです!!

 中国人は西洋人や西洋人化した日本人よりも、食後のデザート、という感覚がないのです。なので、半端な甘味を添えるくらいなら、フルーツを用意した方が喜ばれます。

これさえ加えれば、逆に中国人からの支持を不動のものに出来る可能性さえありますよ!

まぁ、こんな忠告、かに道楽さんに届かないのは百も承知なのですが。ダメ元で熱く訴えてみました。以上、結婚記念日に行った“かに道楽“は中国人接待にも良さげだ、というお話でした。