ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

ディズニーランドに子供を連れて行かない問題を考える

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ヤンメイは子供をディズニーリゾートに連れて行かずに来ました。

これは可哀想なことなのか?ヤンメイはガンコな親なのか?

なんかイヤ。幼児をディズニーランドに連れて行くのが。

今回は、その「なんか」が何なのか?という、いつにも増して個人的な感情のお話。

ディズニーに連れて行かない親

若い頃は、幾度かディズニーランドに行っていました。結婚後も何回か行ったと思う。

でも、小さな子供をディズニーランドに連れて行くのはイヤ!

最近、子供のディズニー熱が上がってきて、ディズニーランド行きたい圧が強まってきました。いい機会なので、幼児連れのディズニー行きを好まない理由を考えてみました。

子連れの遠出ってどうよ?

ヤンメイ、自分がお家好きっ子だったので。そもそもお出かけとか、あまり嬉しくなかったんですよね。車に乗せられて外食や買い物に連れて行かれるの、結構苦痛だった。早く着かないかなぁとか、テレビ見たいのになぁ、とずっと思ってました。

小さい子供の自由意志に従うと、お出かけは近くでいいじゃん、という発想です。実際、ヤンメイ娘も家でシルバニアファミリーやアンパンマンブロックでおままごととか、ドレスを着てプリンセスごっことか、お絵描きとかそんな遊びが好き。こっちに覚悟があって、とことん付き合ってあげられるなら、移動時間もないしその方が楽しいんじゃないか、と。

それもやり尽くして、子供もいい加減飽きちゃって、それで自発的にどこかに行きたい!どっか連れてって、が出てくるならいいんですけどね。あまり幼児だとそれはないんじゃないかと。

そもそも親が最初に子供の意思と関係なく連れて行く訳ですよ、ほとんどの場合。仮に今、子供がアンパンマンミュージアム行きたい、とか遊園地行きたい、とか言っても。それって親が刷り込みをした結果だしね。

成長に伴い子供の世界が広がって、お友達に聞くとかテレビで見たりして、「何あれ!?なんかスゴい!楽しそう!行ってみたい!!」となるならまだしも。

なんだか本人がよく分かってない、ベビーカーに乗ってる時間の方が長い状態で行くディズニーリゾートって、子供的にはどうなんだろう?と。ご近所に住んでいる、とかいう特殊なロケーションの人以外は移動も長いし、中では並ぶことが多いし、幼児はあまり楽しい状況ではないんでない?と思うわけです。

消費者でいて下さい

ディズニーリゾート、サービス精神とか環境とか、本当に見事だと思います。食事にしても、それまで(ディズニーランド出現前)の遊園地のレストラン環境からすると別次元の存在です。キャストも大勢いて、他の遊園地との規模の違いを感じます。それは別に悪くない。

でも。遊園地って基本的にそういう場所なんだけど、頭も体力もあまり使わず、流れに乗って用意されたアトラクションを消化するだけなんですよね。完全に受け身。

それがあまりに完成され過ぎているディズニーリゾートに幼児を連れて行くのって、いいのかな?と。

スティーブ・ジョブズは自分の子供にスマホを触らせなかったらしいですね。世の中には、仕掛ける側=人を乗せていく側の人と、消費する側=人に乗せられる側の人がいると思うのですが。受け身に快楽を消費する習慣を付けると、完全に後者になる気がするんですよ。ヤンメイは子供には創造性を発揮する、創り出す人生を歩んで欲しいと思っているので。

不便とか不自由、面倒なことが工夫の基礎。ただ、あるものをどんどん選んでゆく、ただただ受け身に乗っかって流されてゆく。ディズニーは完成度が高くて、すごいインパクトでそういう体験をさせてしまいそうなので。あまり幼児期に連れて行きたくないんですよね。

時期尚早?

大きくこんな理由から幼児連れでディズニーリゾートに行きたくないのですが、まとめてみて分かったのは、まだ時期ではないと判断してたんですね。

ですが、最近、ヤンメイ娘も周囲にディズニーリゾートに行く友人がちらほら出てきたり、舞浜を高速道路で通過する時にディズニーっぽい建物が見えたり、その存在を認知し始めた訳です。

それでいうと、最初の拒否理由である親のお仕着せで連れて行かれるのではなく、はっきり自分で行きたい!という意思が出てきたんだなぁ、と。

また、冷静に考えると、消費者にするのが嫌って言ったって、多くの遊園地なんて基本的に受け身で楽しむものなんですよね。アンパンミュージアムや後楽園遊園地が良くて、ディズニーリゾートがダメってなんかおかしい。

もっと言えば、じゃあヤンメイ家はテレビも見せず、全て手作りおもちゃで遊んでいるのか?全然そんなことありません。そんな自分の矛盾に気付いてしまった。

創造性を育くむ遊びは普段から充分しておいて、たまには、とことん消費者になるのもありかな?と考え始めたんです。

タイムリミットがある?

きっかけは2つありまして。

1つは、いつまでも子供と一緒にディズニーなんか行けないよ、という昨今の子供事情を知らされたこと。

というのも、どこまで普通なのか知りませんが。いまや東京近郊の子供達は、小学生くらいになるとグループでディズニーリゾートに行くらしいのです。さすがに「子供達だけで」というのはないのかも知れませんが、グループになる子供達の親1、2人が引率で付いていくのだとか。その際、子供が女の子グループの場合、男親の出番はまずない、と。

すると、家族でディズニーなんか行くのはあと数年だぞ、と友人に知らされたのです。むむむ、いきなりタイムリミット短いな。

2つめに、今は面白いタイミングかな、と。

まだヤンメイ娘はサンタクロースを信じています。お話と作り事と現実が、不思議なバランスで同居している時期です。

この時期に大好きなディズニーキャラクターに会うって、どんな経験なんだろう?というヤンメイの純粋な興味ですね。親の立場とか教育的観点はまるで無視しています。←おい

これ、小学生になったらもう無理なんですよ。

自身の経験ですが小学二年生の時点で、都内のホテルであった「ウルトラマン&キャンディーキャンディーショー」になんとも言えない違和感を抱いたのを今でもはっきり覚えてるから。

着ぐるみのキャンディーの頭が異常にでかっくておかしいとか、なんで怪獣もいないホテルに人サイズのウルトラマンが3分制限もなくいるのか、とか気になってしょうがなかった。8才はそれくらいの理解力あります。ので、連れて行くならその前。まさに今!

今なら、目の前に出現するディズニーキャラクター達を不思議な現実として受け入れるんじゃないのかな?と。それでどっちに行っちゃうのか怖さもありますけど。

ヤンメイよ、お前もか

まぁ、色々ぐだぐだ並べましたけど。そろそろディズニーリゾート行きを拒否するのもなんだなぁ、と思い始めてきて。観念して子供を連れて行ってくるよ、って話です、結局は。

本当は妻なんかもっと早く連れて行きたかったようですが。ある程度歩き回る体力もついてきた幼稚園くらいからのデビューでいいのかな?と思っています。

 

「ディズニー?うちはそんなとこ行かん!」という星一徹のようなガンコ親父になりそこねたおじさんの心変わりのお話でした。