ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

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豆まきなんか怖くない!中国の鬼

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節分ですね。

日本の儀式、行事のルーツの多くは中国由来なことが多いのですが。節分の豆まきに関してはかなりオリジナルなようです。

そして、節分には切っても切れない縁の鬼。この鬼の概念も中国と日本では結構違っています。

今回は、そんな中国人にとっての鬼のお話。

日本の鬼はガラパゴス

日本で鬼と言えば、赤や青の肌の色、大きく筋肉質な体に虎皮の下着、アフロっぽいチリチリパーマに角。手には突起のたくさん付いた金棒を持っていて怪力。この辺の姿がステレオタイプだと思います。

昔話では有名な悪役だったり、地獄の閻魔さまの部下(?)だったり。基本のイメージは「怖い」もの。おかげで子供の教育にひと役買ってくれている面も。ともあれ、魔物、化け物であり、人とは違う生き物として描かれることが多いです。

近年はその「強い」イメージからか、形容詞として使われることも多いですよね。「鬼のように強い」、「鬼のように早い」とかならまだしも、「鬼のように忙しい」とか「仕事の鬼」とか。鬼って多忙なのか!?仕事熱心なのか!?いい奴じゃん、真面目じゃん、鬼!!

でも、日本でも昔々は、「鬼=異形の化け物」ではなく、中国と同じような概念だったそうです。よく、外国から日本に入ってきた文化が日本で原形を保ち続け、本国のオリジナルの方が変化していってしまうことがあります。でも、この場合は逆のようですね。では、中国の鬼ってどんななんでしょう。

中国の鬼

中国人が鬼といってイメージするのは、カラフルな異形の化け物ではありません。悪霊、死霊の類です。完全にあの世の存在で、生き物ですらありません。立ち位置は完全に人とは正反対の存在で、共存は不可能です。

日本的な、妖怪、化物の類としての鬼も、広く考えれば鬼なんだそうですが、そっちはマイナーな語義で、まず中国人が鬼と言えば悪霊、死霊、幽霊です。

中国には「陰陽論」という概念があります。世の中の全てのモノを「陰と陽」に当てはめて振分ける考えです。ざっくり言うと、光の属性か影の属性かみたいな考えで、例えば男性は陽で女性は陰とか、夏は陽で冬は陰とか。とにかく万物をどちらかのグループに分けて考えるのです。この両者は光と影の例えで分かるように、反対の性質を持つものを対にしてまとめます。

さて、ここからが本題。その陰陽論で考えると、生きている人は陽で死者は陰なのです。当然、死霊である鬼も陰。陰の鬼が陽の人とともにいると、それだけで陽の人の気が吸い取られて陰になっていきます。

人がどんどんどんどん陰になっていくと・・・最後は死にます。なので、人は鬼を近づけないし、鬼を避けるのです。暴れるとか、乱暴をするとかでなく、存在そのものが人にとってマイナス。これが中国の鬼なんですね。

中国の鬼退治

そんな中国の鬼、多分炒った大豆やヒイラギなんか怖がりません。中国には中国の鬼の苦手がちゃんとあるのです。


それがです。



いやいやいや、桃とか撒いたりぶつけたりしないと思いますよ、多分。でも、中国の鬼は桃を苦手としてるんですって。中国では桃は邪を払う力を持っている、と考えられているので。中国の鬼にとっての桃は、ドラキュラのニンニクみたいな感じなんでしょうね。

なので、子供のお守りに桃の種を使ったり、桃の種のデザインがあったりするくらい。ヤンメイ娘も義母からいただきました。かわいいデザインで。ニンニクデザインじゃなくて良かった。


そんな、鬼の概念、日中の違いのお話でした。

 

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