ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

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強者好きの中国人と弱者好きの日本人

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なんのこと?

別に弱いヤツとか好きじゃないけど?

いやいやいや、そうだとは思うんですけど。

でも、日本人って弱者が好きとまでは行かないけど、弱者を応援したり肩を持ったりするメンタリティがあるなぁ、と。

一方、中国人はもう少しストレートで、単純に強い者を好み、憧れ、評価する。そんな感情の方が強いようです。ヤンメイの私見ですけどね。

今回はそんな日中メンタリティの違いを感じたお話。

やっぱり強者が好き!

中国人はオリンピック大好きで、別に自国選手が出てても出てなくても、結構見る国民性のようです。チャンネルによってはずーっと何らかの種目を放映してるんだとか。

これ、日本だと自国の選手が出る種目以外ほぼ見られませんよね。場合によっては、日本人が出る種目だって大きな活躍が望めなければ放映されません。せっかく世界一のアスリートの活躍が見られるのにね。こういうとこ、ちょっと貧しいな、と思います。過去にはこんなことも書いています。

それはさておき。妻と一緒にオリンピックを見ていると、応援の仕方に違いを感じます。

ヤンメイ妻はぶっちぎりで強い選手が好きなのです。そういう、圧倒的な強者を好んで応援します。←応援いらないんじゃないか?

結構種目によって違いがあって、何度やってもコイツの勝ちだろうな、って種目と、実力が拮抗していて次にやったら違う結果かもな、って種目があったりしますが。妻は断然前者の種目が好きなのです。圧倒的な実力でバッカーン!とかましてくれる選手がいいんです。

いや、確かにヤンメイも世界レベルの美技を見るとき時、ぶっちぎりの実力を見せられる方が気持ち良く酔えます。頭1つ抜けた実力者というのは見ていて手放しで賞賛したくなります。

ジャイアントキリングは?

一方、ジャイアントキリングの爽快感というのもヤンメイは好きです。弱者が強者を倒す、大物喰いの番狂わせ。これにもカタルシスを感じます。

日本人はこういうの好きですよね。相撲でも小兵が重量力士を倒すみたいな取り組みは人気があると思います。ちょっと前の舞の海みたいに、体格差をスピードや技術で補う力士。こういうのは一部に根強い支持があります。

でも、番付では小結止まりだった舞の海関。記憶に残る力士ではありますが、スゴい強者ではない。応援する人も、まぁ勝つだろうな、ではなく、頑張れ!勝て〜!!と応援する。

日露戦争の戦勝のように、ギリギリの綱渡りの連続の末、なんとか奇跡的に勝ちにもつれこむ。(ロシアではこの戦争の結果を敗戦と教えてるのですかね?)ヤンメイ妻はこういう心臓に良くない勝ち方は好みません。横綱相撲が良いのです。

3位決定戦は不要

また、金メダルには届かない実力なのはわかっているけど、あわよくばメダルが狙えるかも。そんなギリギリの戦いを見るのも、圧倒的強者の試合を見るのとはまた違う楽しみがあります。どこまで行けるのか?少しでも上位に。

そういうのもヤンメイ妻にはあまり好まれません。はっきりとは言わないけど、なぜそれくらいの実力で世界トップの戦いに出てくるのだ?無様である!と言葉にこそしませんが、そんなオーラを感じます。

なので、女子カーリングのスウェーデン戦の終盤で「ここで相手にミスが出れば逆転が決まります」みたいな実況があった時も、なんとも言えない顔をしていました。多分、相手次第で転がりこんでくる勝ちに意味や価値を感じないのでしょう。まぁ、これには少し同意。

健闘やチャレンジを評価する風潮も日本人の方がある気がします。これは日本人選手がオリンピックに限らず勝ち切れないので、やむを得ず生まれた空気だったりして。

日本人はウェッティ

これとは少し違いますが、日本人は忠臣蔵とか白虎隊、新撰組など、負ける側、弱い側に肩入れする文化もあります。判官びいきともいいますね。勝ち負けの結果だけでなく、志に殉ずるというか。負けると分かっていても、不利な側だと分かっていても、意地を見せ、結果散ってゆく者に賛辞を送る風潮があります。

別に、時代劇でなくても、現代の漫画とか物語にもそういう気風を推奨する雰囲気が多くあります。負けが物語になる。多分これ、日本人の好みに合っているんですね。

中国人とかアメリカ人はもう少しストレートなのかな?強い者が好き。勝つのが偉い。物語の展開上、ピンチになる事はあっても、負けることはない。ハリウッド映画的ハッピーエンドは、それはそれで安心して見ていられる良さがあります。

現実を考えると、これはもっともです。死んで花実が咲くものか、とも言いますし。結果を重視するとやはり勝たないといけません。いかに勇敢に戦おうと負けたら負け。その辺のリアリズムが中国人は徹底しているのでしょう。異民族の侵略もあるし、「負け=根絶やしの死」みたいな過酷さが育んだ風潮とも言えるのかも。日本の若者も合理的になってきているので、だんだんこっちの発想に近づいているのかな?

むしろ年配者達だって、みんなが浪花節的に生きられるわけではなく、宮仕えの苦しい毎日をしょぼしょぼ生きていたりして。現実がそんなだから、せめて損をしても志に生きる漢気溢れる者へ賛辞を送って、そうはできない我が身を慰めているのかも知れませんが。


ともあれ、一緒にオリンピックを応援していて、妻とのスタンスの差を感じました、というお話でした。