ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

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中国、変わる街並と住宅事情 〜杭州旅行記④

古きが廃れ新しきが興る。世の中のごく一般的な変化ですね。割と我が日本も、古く価値のあるもの、もはや取り戻せないものを安易にぶっ壊す風潮がある気がしますが。

お隣中国もこだわりなくぶっ壊す点ではひけをとりません。というか、もっと大規模かつ大胆にやっちゃうのかな?

その価値の有無とかは全然分かりませんけど。古い街並みを数区画まとめて消去しちゃう、中国的な開発の現場をたまたま目撃したので。外国人としてなんとなく記録してみました。

今回は中国の街角、世代交代のお話。

古家あります

ヤンメイ妻の実家から徒歩5分くらいの距離に、北京まで繋がる古い運河(北杭大運河)の起点があります。川沿いの景色はこんな感じで、なんとなく異国を感じます。

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この建物のすぐ裏手に古い街並みがあります。妻の祖父母の代からの建物らしく、妻も幼少期は遊び場にしていた地域なのですが。

現在これらがエリアごと封鎖されています。東京の感覚でいうと、◯町目◯番地でいう、数番地がまるごと封鎖範囲。厳密には出入り禁止ではないけれど、立ち退き地区になっているのです。お金あげるからとっとと出て行ってくれ、というアレですね。

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 プロジェクトAを思い出してしまうような狭く壁の高い路地。

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確かに安全性からいっても取り壊しは妥当な感じの建物も多いです。入り口にはこのように封がされています。

妻には汚いから近付くな、と咎められた公衆トイレ。手前のは男性用小便器で、奥が大便器(大エリアと言うべき?)。一応、画像の端で切れている赤茶色なのが扉かと思われます。壁も扉も低い、かの有名なニーハオトイレです!

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これらを壊して何が建つのかは地域住民も詳しくないのですが。綺麗な商業施設かマンション群にでもなるのでしょうね。

新しい街並み

割とヤンメイ妻の地元ではこの手の大規模一斉開発は珍しくないようで。日本の団地ではないですけど、よく似たような規格のビル群に遭遇します。

これなんかは農民街だそうです。住居や農地が開発地区に引っかかった元農民が、新たに住居として給付されたのがこれ。この他に多額の補償金が支払われるので、こうした開発地域にかかった農民は一気に豊かになるようです。

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これ、この赤丸の範囲がまるまる1家族の持分ですよ!中国の戸建ては基本的に広いのです。郊外めのエリアは特に大きいので、それをそのままマンションにすると1〜5階まで全部その家族のモノ、みたいなメゾネット的な建物になるようです。中は階段になっているんだとか。

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ちなみに、杭州の郊外(農村)には大きな戸建てが多く、個人宅ですが3〜5階建がデフォルト。それも狭小住宅ではなく、2、3世帯がゆとりで住めるワイドサイズです。大きな邸宅になると7階建もあるらしいです。

 

そんなに広くてどうするの?何に使うの?

 

使いません。上の階は登るのも大変だし使わないんだって。見栄というか、高ければ高いほどインパクトがあるので、それで権勢を示せれば良いのだそうです。天守閣的な?

いやいや、完全に無駄という訳でもなく。万が一、区画整理に引っかかると、床面積が広い方がより高い補償が受けられるんだって。博打みたいな保険のかけ方な気がしますが…。お金持ちは余裕があるので、宝くじ的な夢を建てているのかも知れませんね。

さて、話題を戻して。現在の杭州は大規模マンションがどんどん建設中です。中国のマンション、どこでも全部という訳ではないのでしょうが、建築規模だけでなく、部屋の間取りも大型のものをよく見かけます。

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この写真で見て欲しいのは、原チャリのおじさんがノーヘルだとかいう交通ルールの違いではなく、奥の紺色のマンションの看板。80〜140㎡と表示してありますね。一番小さくて80㎡ですよ!ここでもゆとりの住居です。ちなみにお値段は日本のマンションくらい。高いモノは普通に億ションですから、この辺ももう差はないですよね。

超高級マンションも!

この広さでも充分高級マンションと思っていましたが、上には上があります。上海とか深圳とか、ぶっ飛んだ都会はまた桁が違うようですが、杭州にもお洒落な超高級マンションがありました。

それがこちら。広さは200㎡〜。お値段は1億5千万〜。イギリスの洋館風ですね、ホグワーツの寮みたいな?セキュリティは万全で、建物はおろか敷地に入ることすら出来ませんでした。

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中の豪華さも気になるところですが。中国は内装は買った個人が好きにアレンジするスケルトンでの販売が基本なので。ご自宅公開、とか芸能人みたいなことする人でもいないと、中は垣間見ることが出来ないのです。

逆に言えば、同じマンションに住んでいても、同じ造りのお宅は2つとないんですね。それでも、最近はモデルルームみたいのもあるので、内装もコミでの販売も今後は増えて来るのかも知れませんけど。

 

まぁ、変わりつつある景色の一部をちょっと切り取ってみた、中国の住宅のお話でした。


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