ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

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なぜ人は国際結婚すると優しくなるのか?

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いやこれ、ヤンメイは優しい人なんです!というアピールではありませんよ!でも、国際結婚した人は自動的に優しくなるのです、配偶者に。というか、気遣いをするようにならざるを得ないのです、人として。

国際結婚者から「ウチは違うけど!?」とか、日本人夫婦から「いや、ウチは日本人夫婦だけど優しい!」とか色々反応はあるかと思います。いいから、まず読め!反論はそれからだ!!

今回は、借りを作るのが夫婦円満の秘訣だというお話。

ヤンメイ家の場合

ヤンメイ家、日本人夫と中国人妻の国際結婚家庭です。生活は日本で行い、家庭内での会話は100%日本語です。深く話し合った訳ではないのですが、普通に収入を得るならヤンメイが中国で働くより日本で働く方が効率が良いだろう、というのがメインの理由だったと思います。

ともあれ、ホーム&アウェーで考えると、ヤンメイが完全にホームです。自分の馴染んだ文化で、自分の育った環境で、自分の友人や家族は近くにいて、会話すら母国語。しかも、ヤンメイの中国語力は限りなくプア。

これ、逆だったら大変ですよ。

馴染みのない文化で、馴染みのない環境で、家族や友人はすぐには会えない距離で、常に外国語で考えてしゃべる。

ほら、もうこの時点でギブアップな人、割といると思います。

つまり、国際結婚で相手に自分の国に住んでもらっている、というのは大きな借りなんですよ。しかも、相手は貸しを作っている、とは決して言わないのです。これはもうね、毎日が感謝しかないです。ホーム側は、常にアウェイで暮らす側に気を遣うのが当然だと思いませんか?そりゃ、優しくもしますよ。

一度も言われたことはありませんけど、妻に「なんで私が日本で暮らさなきゃいけないの?お互い好きで結婚してるんだし、別にあなたが中国に来てもいいんじゃない?」と訊かれたら、返事に困ります。

「え~と…仕事とかあるじゃん?中国だと稼げないし、中国語しゃべれないし…」と答えても。「仕事は中国にもあるよ。そんなに稼がなくても大丈夫だよ。中国語くらい暮らせば覚えるよ」とか言われたら、完全論破です。

ヤンメイが楽だから、効率がいいから、妻が合わせてくれている。これ以上の理由はないんです。片方の好意の上に成り立っている関係。これはどんなに傲慢な人間でも頭が下がります。

国際結婚は学習だ

実はヤンメイはものぐさで傲慢な人間です。が、妻に対しては少しマシです。なにしろ大きな借りがあるからね。つまり、国際結婚をして自分の国に住んでもらっている、という事実が、ヤンメイのワガママを抑える効果を果たしているのです。タガがはめられている状態ですね。

あと、要求水準が低いのです。例えば、お正月に初詣に行くとして。準備が遅いとかで険悪になる余地はありません。そもそも初詣なんて習慣のない国の人なので、一緒に行くってだけで御の字です。おみくじとか引きたい、なんて言おうものなら、「おおっ!そこまで馴染んじゃって!!」と拍手ものですよ。

これ、日本同士だったらそうはいきませんよ。立場が対等だったら、もっとこうしたいんだけど、とか、もっとこうしてくれてもいい筈なのに、とか、色んな要求、不満が出ていたと思います。もっと甘えていたはずというか、気を遣わなかったはずというか。タガなんか外れっぱなしです。

いや、これ妻に見られたら「ふざけんな!どこに気を遣っているのか!?」と怒りを買いそうですが。まぁ、あくまで当社比の話。

結婚とか家族関係のキモって、いかに相手を考えられるか、気を遣えるかにかかっているでしょ?

そんなスゴい気の使い方じゃなくても。

・声に元気がないな?どうしたのかな?

・一日楽しく過ごしたかな?何してたのかな?

・喜ばせてみたいから、小さなお土産を買っていこう。とかとか。

日本人お得意の家族への無関心。このままじゃいけません。そうした気持ちを、まず相手が示してくれますので。国際結婚をした人はそれを学んでいけるのです。

これが、国際結婚をしてる人、特に日本に住んでいる人が、日本人の平均より、家族に優しく、気遣いが出来るようになる理由です。借りを作ってる感覚と学習機会の多さがキモですね。

うちはそうじゃない人は

もちろん、これに当てはまらないよ、というご家庭もあるでしょう。ただ、日本人の平均な家族愛とか家族関係というのは、外国人から見るとかなり淡白です。冷淡にすら映ります。これ、愛がある場合でも表現しないとか、伝わっていないと一緒ですからね?

なので、デフォルトの価値観、習慣のままでは衝突するか不満を溜めていってしまう可能性が高いのです。

日本での国際結婚の離婚率は、日本人夫婦の平均よりもかなり高いようです。習慣の差、文化の差、原因については色々言われますが、その一因はこれ、家族愛を学習したかどうか。この要素は大きい気がします。極論、これを学ぶかどうかが、国際結婚継続のキモではないか、と。

逆に、離婚者との違いはそれくらいしか思い付きません。なにしろヤンメイ、中国語すらしゃべれませんからね。金持ちでもイケメンでもありませんし。それでも仲良く10年間結婚が続いているのは、妻が山ほどくれる愛情(かなり独善的なものもあり)を受けて、いくらかなりと返そうとしてきたからなのかなぁ、と。


いや、結局は母の日も近いし、花を買ってみたよ、というお話でした。←えっ!?