ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

鯨食などの異食文化は生ぬるく見守って欲しい

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食文化というのはかなり様々ですよね。主食も米、小麦、じゃがいも、トウモロコシ、ソバくらいなら食べたことがありますが、タロイモ、キャッサバとかになると、社会の教科書で読んで知っているだけ。見たことすらありません。あっ、タピオカはキャッサバが原料だから割と馴染みがあるか。

でも、タンパク源に至っては、特に文化と習慣の差がモロに出る気がします。鯨、犬、アザラシ、なんかは欧米人には〝違うもの食べてればいいじゃん、なぜ今あえてそれを食べるの?〟と思われそうです。テレビなんかでも、〝いや、そんなん食べれないし〟という反応をさせたいために、ゲテモノ、キワモノ枠で異文化の食材を持ってくることがままあると思います。

ヤンメイ、元々こういう「異文化いじり」的な風潮は苦手だったのですが、国際結婚してからいよいよそうした態度に敏感になりました。最近話題になっている杉田水脈議員の件も、実は同じものが根っこにあるような気がします。この辺に突っ込むと話が大きくなってしまうので軽くにしておきますけど。

今回は、食べたいものは食べたいし、他人の好みにとやかく言わないでください、という異文化食のお話。

中国で色々食べてきた

中国に行くと、日本では食べない色々な食材と出会います。日本人同士だったらなんだか分からなくてスルーしてたり、「これは無理だわ」と頼まなかったりするのでしょうけど。中国にいる間は完全にお任せなので、中国スタンダードで食事をします。

鮒の蒸し物、うなぎの炒め物、フグの姿煮、羊の舌、シャコの揚げ物、etc。食材自体は日本にあっても、食べ方が結構違うと思います。どれもちゃんと美味しいのですけど。また、カエルとかサソリ、ザリガニとかサンショウウオ、そもそも日本では食材と考えられていない食べ物も、普通に食べられています。

基準が違うというか、地域も広いので色んな物が獲れるし、色んな食べ方があるし。中国ではそれが普通で、食に対して柔軟というか、思い込みが少ないのを感じます。現に、日本の食べ物で妻が食べられないもの、苦手なものってほとんどありません。難易度の高い発酵食品、納豆だって、山芋とオクラといっしょに三色丼にして食べているくらいです。

日本でも色々食べていたよね 

とはいえ、日本だってなかなか地方ごとにマイナーな食べ物ってあると思います。長野辺りでは、蜂の子とか蚕のさなぎとかを食べる食虫文化があるとか。ヤンメイ自身も、近所でイナゴを捕まえてきて佃煮にしてもらって食べた経験があります。鹿児島の離島では「亀の手」という微妙な味の貝を食べたこともあります。

叔父が鉄砲猟をしていたので、ウサギとかキジとか鹿とか、なかなか肉屋に並ばないお肉も経験済み。最初は「うぇ~、ウサギ!?」とか言ってたんだけど。今では人生で一番おいしかった獣肉は鹿だと思ってます。最近はジビエとかおしゃれな横文字になってますけど、本当は別に珍しいものでも最近のものでもないです。

ヤンメイ世代で象徴的なのはクジラ肉かな?と思ったり。子供の頃は学校給食に出たんですよ、「クジラの竜田揚げ」。とっても美味しかったけど、捕鯨禁止の風潮の中、すっかり思い出の食べ物になってしまいました。昔は普通にスーパーでも売ってたみたいで、お肉より安かったのだとか。

小田原の方では、魚屋さんの表には出ていないんだけど、地引網に引っかかったイルカが入荷されてることがあって、お店の人に訊くと奥から出してくれるんだ、という話を聞いたことがあります。これも美味しいらしいです。

他人の食べ物を笑うな

正確には、笑うなというより「とやかくいうな!」というかね。テレビでそういう異国の食文化をゲテモノ、キワモノ枠で紹介することってあるけれど。それね、普通にその食材を食べる文化の人達からしてみたら、とっても失礼な気がするのです。

「クジラを食べるのは野蛮だ、魚を生で食べるなんて気持ち悪い」とかね。「いや、お前ら食べなくてもいいけど、人が食べるのに文句を言うなよ!」という気持ちです。まぁ、昔は開化期の日本でも四つ足の動物を食べることに抵抗があったので、お互い様なんですけど。それをメディアがことさら「うわ~!」とか「気持ち悪~い!」みたいなイメージで強調するのって、あまり文明的でないな、と。異文化へのリスペクトがないですよ!

それを食べざるを得なかった、それを食べることで命を繋いできた。それが発生してきた理由というか、伝統、習慣化していった歴史を尊重して欲しいな、とも思います。

というかね、単純に。またクジラ食べたいのよ。渋谷のくじら屋とかにわざわざ行かなくても、地元のスーパーで買ってきて食べたいな、と。海産資源をめっちゃ喰うクジラを適当に間引くのも必要らしいですよ?保護は感情論でなく、データに基づいてやって欲しい。

結局は感情論だ

そもそも、殺して食べて可哀想な生き物とそうでない生き物がいるって、どういう差別なんでしょうね?なぜ、クジラや犬は可哀想で、牛や豚は可哀想じゃないのか?意味わかりません。

それって、結局慣れだよね?

いや、実は先日テレビで、あるイケメン芸能人に食用タガメを食べさせる映像がやっていて。さすがに引きました。っていうか、食べたいかな?と自問したら、出来れば嫌だな、と。我ながら驚きました。イナゴや蜂の子は食べられて、タガメがダメな自分ってなんなんだ!?と。

慣れだよね、これ。

食べたことない、食べるとこ見たことないからダメなんですよ、多分。こんなに、異文化とかリスペクトとか黙って鯨食わせろ、とか言っといて。所詮ヤンメイも〝自分の慣れ=常識〟を超えたものは嫌なんです。まぁ、プライドあるんで「うぇ〜、タガメ!?」とか言わないけど、結局は同じことです。

人は基本的に、自分が作られる(成長)過程で入っていない要素は、理解出来ないし、理解したくない。理解には結構エネルギーを使うので、自分の常識外のことは無視するか否定するかして、面倒なことはなかったことにしちゃいたい

こんな習性があるんです、きっと。

〝人は〟って主語大きいですかね?少なくとも、日本人ならほぼ、すべからく当てはまってしまう気がするんですけど?

もちろん、ヤンメイだってそうです。冒頭の杉田議員も、それをとやかく言う人も、みんながこんなとこあるんじゃないですかね?それを知って、自分を疑ってかかるのが大事だよね、と思うのです。あっ、ちなみに、こーゆーことに疑いを持たない人が議員って、怖いなぁと思います。

 

まぁ、結局は、みんな感情で好き勝手言うけど、あんまり他人の好きなものに文句を言うな!もっと言えば、ヤンメイにクジラ肉を食わせろ!というお話でした。