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黒島研究所は美ら海水族館より100倍楽しい件〜子連れ石垣島旅行記③

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今回の旅行は4泊5日、しかも4回目の石垣島。いい加減飽きないの?という疑問もあるかと思います。基本、キレイな海で子供を遊ばせるのが主目的なので、今のところ飽きる気配は全然ないのですが。

今回はあまりにもステキな施設が見つかったので全力でご紹介ですよ!

石垣島、というか八重山諸島に行ったら、キレイな海と景色はもちろん素晴らしいです。でもそれ以外に、最もおススメなのがここ、黒島研究所ですっ!!それが4回目のリピーターの結論!もう、本っ当楽しい!!

本当はそんな黒島研究所を含めた黒島レポートになる予定だったのですが、あまりにも研究所を推し過ぎてバランスが悪くなったので独立記事に。今回はそんな感動の出会いを口コミするお話。

黒島研究所とは

繰り返しになりますが、今回の旅行でヤンメイにとって最も印象深かったのが、この黒島研究所でした。いや、もちろん、石垣の海は当然素晴らしいんですけど、その魅力はリピーターにとってはある意味想定の範囲内。

海遊び以外何をするか?ミンサー織り体験?ガラス工芸?シーサー色付け?

いやいやいや。そんなどこの観光地にでもあるアクティビティは他所でやれば良いのです。せっかくここ、石垣島まで来たら、少し足を伸ばして黒島に行き、黒島研究所を訪れないでどうする!?

ここはそれくらいの場所なのです。

つーかね、研究所ですよ、研究所!?「研究所」、日常あまり馴染みのない言葉です。ヤンメイなんて研究所と言って連想するのは、STAP細胞で注目された「理化学研究所」とマジンガーZの「光子力研究所」くらいですよ。何⁈この硬派なネーミング。名前からして質実剛健!

で、その研究所で何を研究しているのかというと、主にウミガメを中心とした海洋生物、環境の研究です。NPO法人が運営しているみたいで、あまり営利とか考えず、小規模に地味に真面目に研究をしている雰囲気を感じます。なんともアットホーム。そこでの研究成果を開示する一環なのか、小さな博物館(展示?)と水族館があります。

 

確かに小さい!

 

でもその展示はメチャクチャいい!!

とてもインスタ映えとか考えてなさそうですが、実に印象深いのです!格闘技でいう達人の技ではありませんが、派手に吹っ飛んだりしないけど、衝撃が体内に深く浸透する、みたいな?←なんだそれ

実際、行く前はそれ程期待していませんでした。でも、帰りはホクホクです。そして、思い返すとさらに味わい深く思い出されます。このエントリを書くにあたり、また写真を見直したりすると、感動が新たになります。これって、スゴくないですか?

はっきり言って、ヤンメイは記憶力が悪いので、なんでもすぐ忘れます。2年前には美ら海水族館も行ってるのですが、ほとんど何も覚えていません。デカいジンベイザメがいた朧げな記憶はありますが、さしたるインパクトは感じませんでした。悪天候で海も別館も見られず、スコールのような雨の記憶のみ。

でも、多分。この黒島研究所の展示は忘れません!この小さな研究所の水族館はそれくらいのインパクトがあります。

では、前置きはそれくらいにして、渾身の黒島研究所のレポートを開始しますよ。

◯◯がお出迎え

なんとなく島での進路上にあった施設。特に下調べも期待もしなかったけど、観光施設の少ない黒島。なんか亀がいるらしいので子供は少しは楽しいかな?と立ち寄ってみることに。だってほら、研究所でしょ?娯楽色を感じないじゃないですか。

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見てください、この渋い佇まい。これで500円は高いなぁ、と正直思いましたが。実は仕掛けはすでに始まっていたのです。写真は帰りに撮ったもので、到着時には看板の奥の方に自転車で直接乗り付けたので見逃していたのですが。

上の写真の下方、入口手前の水貯まりのような池。これ、実は意外に大きくて、もっと手前から続いているのですが。柵もない無造作な水の澄んだ池、実はサメがうようよ泳いでいるんですよ!(写真では1匹ですが…)

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この誰でも盗めてしまうような無造作っぷり。イタズラもし放題ですが潔い放置感。観光客のモラルを信じているのかてーげーなのか。あっ、「てーげー」とは沖縄特有の緩いヌルい感覚のことのようです。

こんなサメの洗礼を知らずに受けつつ、いざ館内へ。

入館料とチケット

入館には500円かかります。子供は小学生から料金同じです。それ以下は無料。実はこの入館チケットもなかなか凝っています。シールになっていて、領収書も兼ねているのです。

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スゴくないですか?チケット兼領収書兼シール。あまり他所では見ないアイデアです。しかも、このシール、ウミガメの卵の大きさの目安表にもなっています。こんな小さなところにまで遊び心と有用性を組み合わせたところに、この研究所のスピリットを感じるのはヤンメイだけでしょうか?

入ると、順路らしい順路はなく、受付の左側が博物館的な展示エリア、右側が各種水槽の置いてある水族館エリアです。

以下、さらにネタバレ(?)含みますので、初見の感動を大事にしたい人は読まないで下さいね。

展示エリア

これが素晴らしい。なんか子供が亀の剥製やサンゴの展示を怖がったので、あまりゆっくり見られなかったのだけど。それでも小さいながらも充実の情報量です。

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そもそも、展示エリアの入口にこんなものが。なんて分かりやすい!本当に人の10倍以上牛がいるんだな、とか、小・中学生は少ないな、とか、やっぱりハブに噛まれたりするんだな、とか、年間来場者少ないな、とか。色々一発で分かります。まず数字で示す!そしてその説得力。さすが研究所です。

ウミガメの標本

そんな妙な感心はさて置き、ここで一番ヤンメイが感動したのは、亀の骨格標本です!これが、何故か宙に浮かんだ形で展示してあります。水槽で見ると甲羅の方ばかり見ることになるから、それに配慮したのか分かりませんが。浮かんでいる標本を下から仰ぎ見るので、お腹側から見ることになります。

するとですよ、色々驚きの発見があるのです!!

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これ、お尻の方から頭の方に向けて撮ったのですが。見て下さい!甲羅の内側に背骨があるんです!知ってました!?

亀の甲羅の下にはずっと背骨が繋がっている〜っ!

いや〜、びっくりですよね。頭と尻尾はまだ分かるんですけど。その下の見えない部分も手を抜かず作り込まれているんです(???)。普通に考えれば当たり前なんですが。甲羅で代用されていない、というか、背骨は背骨で存在した上に甲羅を被った構造なんだ、と良く分かる。1つ賢くなりましたね。

しかも、よく見ると、亀、あばら骨がありますよ!しかも、こっちは甲羅と一体になっているように見えます。いや、でも別パーツで独立してるのか?くそぅ!現場で聞いてくれば良かった。謎が深まります。

そして、さらに感動するのは、亀に骨盤があるんですよ!これにもびっくり!!

妻が妊娠した時に、この骨盤から産道を通って赤ちゃんが出てくる、と学習しましたが。別に赤ちゃんとか産まない、卵を産んでる亀にも骨盤あるんですね。普段は歩かないのに上陸するから?

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そして、面白いことに。隣のイルカの標本には骨盤がないんです!赤ちゃん産むのに!!足がないから?

そうしたことが1発で分かるこの展示。奥が深いです。今は、考えたやつ天才か!?とでも言うのでしょうか。妻子はピンと来てなかったけど、ヤンメイ1人で大興奮です。←別に生き物マニアではない

その他

他にも剥製とかサンゴとか船とか落下した宇宙船のパーツなどなど。色々展示はあるのですが、子供があまり興味を持たず、やむなく水槽コーナーへ。

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水槽エリア

ウミガメにエサやり

屋内と屋外に主にウミガメが沢山います。コーナーの入口には亀のエサがガチャガチャで売っていて200円で買えます。

これだけ大小様々なウミガメを見たのは生まれて初めてです。大人の個体だけでなく、本当に10cmないような子供の個体まで、かなり充実しています。これが本当に可愛い!

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それぞれ、どの水槽に餌をあげてもいいのか、どれもオープンになっています。もちろん、ヤンメイ達もエサやりしましたよ。

そこで大発見が!

まだ成長途中の小さな個体にエサをあげると。口の中を空にしてから食べる構造なのか、その子のクセなのか。食べる時に鼻から噴水のようにぴゅ〜っと水を出すんですよ。いや、噴水よりは水鉄砲かな。とにかく、食べるたびにぴゅ〜ぴゅ〜するのが可愛くて、やたらその子にエサを与えてしまいました。

他の個体では見られない行動だったので。果たして、幼生期の特徴なのか、この個体の特性なのか。ともかく、可愛いヤツでした。きっと、名前とか付いてるんだろうなぁ。

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外にはプールサイズの大水槽がたくさんあって、これまた沢山のウミガメと魚達が泳いでいます。こちらでも、もちろんエサやりを。大きな個体にはまた別の迫力があります。

これ、研究所の狙いなのかもしれませんが。このウミガメ水槽、一緒に魚も暮らしているのです。すると、亀だけでなく魚もエサに食いつきます。基本、亀の動きは優雅(トロい?)なので、結構魚にエサをさらわれちゃうんですよね。それが残念で、亀にもっと食べさせてあげようとすると、早くエサがなくなってしまう…これ、確信犯でしょう?楽しいからいいんですけど。

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外の水槽にはサメがいて、こちらにもエサやりが出来ました。ナマコプールもあって触っても良かったり。色々触れ合える意欲的な展示の数々でしたが、チキンな娘の拒絶でノータッチ。残念。

屋内展示も色々

ウミガメ以外にもいろいろ生き物がいまして。

凶悪そうな外見のヤシガニ。

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縦に泳ぐ姿が印象的なヘコアユ。

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こんなガラスの貝に入ったヤドカリ(?)なんかスゴいアイデアだなぁ、と。こんなん思い付きもしませんよ。完全に発想勝ち!

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クジャクもいるよ

この施設、ひっそりしっかりクジャクも飼っていて。派手な色合いがなかなかインパクトあります。この黒島には野生化したクジャクがいるらしく。それが生態系に被害を与えいて駆除対象となっている、と書いてありました。野生化したクジャクの被害かぁ…展示しながら問題も提示しているのがアカデミックな感じ。動物園ではこういうこと言わないものね。

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その他

小さなことなんですが、この水族館エリアには片隅にイスとテーブルがあって。「ご自由におかけ下さい」とか言わずもがなのことも書かずにただ、ぽへんと置いてあるのですが。なんか妙に寛げるんですよ。外でエサやりに夢中の娘を妻に任せ、のんびり休んでしまいました。別に飲食可とも不可とも書かれていないので、後で娘にはお茶も飲ませたりオヤツを与えたり。黒島は基本的に座って休める施設があまりない(野外でも好きなところに座って休めばいいんですけど)ので、印象に残りました。結構助かりましたね。

クジラの骨の標本

あとね、最後に発見してびっくりしたのがクジラの骨の標本です。受付のカウンターの前にあるのですが、帰りまで気付きませんでした。

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こんなスゴいものを無造作に置いてあるところが黒島研究所のステキなところです。説明書きにある通り、椅子として使えちゃうサイズ。そうか、クジラの骨ってこんなに大きいのね!!と体感できちゃうし、触れちゃう。いや、きっと手の脂とか付いたら酸化しちゃうから触らない方がいいのでしょう。

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こちらのクジラの骨もかなりのサイズ。背骨の出っ張り部分が船の舵みたいでインパクトあります。比較物を撮ってませんが、大きさはシャモジより大きいんです。

 

なんだかんだで、1時間以上滞在しました。本当に小さな施設なのに濃いのです。子供は標本やサメとか見ないでこれですからね。本当はもっとじっくり見たかった。口コミで30分くらいで見られる、と書いている人もいましたが。広さ的にはそれくらいで充分見られますが、掘れば掘るほど味が出る、そんなところなんですよ、実は。←初訪問ダヨネ?

ヤンメイ達が行った時には、他にはお客さん1人しかいなかったけど。黒島に来たら本当、寄るべき!というか、黒島研究所に立ち寄りに黒島に行く!で正しいくらい。みんなに知って欲しい気持ちと、知られずに秘境でいて欲しい気持ちと半々でモヤモヤします。

結論

男なら  石垣来たら  黒島研究所

字余り

 

というか、女の人でも是非訪れて欲しいなぁ。これを目にした誰かが、少しでもこの素晴らしい施設に興味を持ってくれたら幸いです。きっと、また行くぞー!



旅の始まり、続きはこちらから。

10月の石垣旅行をANA楽パックで~石垣島旅行記①~
アートホテル石垣島宿泊感想
 ~石垣島旅行記②~ 
黒島はきれいな海だけじゃない~石垣島旅行記④~
やいま村の魅力を語る ~石垣島旅行記⑤~
子連れは底地ビーチへ行くべし~石垣島旅行記⑥~
石垣島の夕飯、魚?肉? ~石垣島旅行記⑦~

以前の石垣記事より
 ・子連れ家庭に10月の沖縄がオススメ
・梅雨の石垣島、子連れの楽しみ方