ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

日本人過ぎ!?「区切りのいいところまで」教育

f:id:yanmei:20190215204534j:image

ヤンメイ、子供との接し方について、つくづく自分が日本人だと感じる出来事がありました。

国際結婚、育児をし始めてからこっち、どういったことが日本人らしさや中国人らしさを育むのか、といった点に妙に関心があって。どうせなら両方のいいとこ採りをして育てたいのですけど。「〜らしさ」教育って、無意識にやってることが多いのです。

今回、ヤンメイの行動がそれに当てはまるかな?とシェアすることにしました。「区切りの良いところまで」は日本的かどうか、のお話。

まず食べよ

ヤンメイ妻、食事をとても大事にします。日本人によくある飯抜きで仕事とか、妻にしてみれば狂気の沙汰、大罪人です(笑)。確かにね、人の身体は食べたもので出来てるから、粗悪な材料で良いものは出来ないし、キチンと食べないのもいつか体調に現れそうです。

なので、妻は食事が出来ると食べることを最優先します。子供が何をしていようと「はい、ご飯だから!」と中断です。(ただ、ヤンメイ娘は猫舌なので、少し冷めるまで猶予が与えられます)

ヤンメイは、例えば本を読んでいる途中とか、ブロックを作っている最中だったりすると、それが終わるまで、もしくは、いわゆる「きりのいいところまで」やらせてあげたい考えです。そうすることで、“キッチリやり切る”習慣が身に付くかと思って。

というか、ぶっちゃけ、なんとなくそんな価値観を持ってるので、宙ぶらりんのまま中断させる(する)のって気分が悪いったらない。なんのことはない、自分が嫌なのです。

きりのいい残業

さて、翻って日本の労働環境を見るに、時短とかノー残業とかを広めようという風潮に見受けられます。これって、長時間労働や残業が当たり前だということの裏返しです。

仕事量が多くて終わらない人もいるでしょうし、ある程度のところまで業務を終えてしまいたいからという人もいるでしょう。同調圧力とかで無用な残業を強いられている人もいるかもです。理由、事情は様々ですが、結果、長時間労働や残業は是とされてきました。

この中で、「キリのいいところまで仕事をしてしまいたい」ために残業をしている方はどれくらいいるのでしょうね。

ヤンメイ、勤めたことがないので会社員の方の雰囲気が分かりませんが、いわゆる定時になったからって、そこで業務を区切って終わらせられない人も多いんじゃないでしょうか?

というか、ノリとか勢いとか調子のいいところで中断したくない、ってこと、ままあります。これって、ヤンメイが経営者だから?半端なところで区切ってしまうと、途中を忘れてしまって、結局は再開するとき更に遡らないといけなかったりもします。

日本人だからですか?

果たして、この習慣はどうやって身についたのか?ヤンメイにも全然分かりません。ただ、少なくともヤンメイ妻にはこの習慣はあまりありません。

録画した番組とか一緒に見ていても、夜遅くなると「はい、明日も早いから寝よう」と番組途中でも切り上げて寝てしまいます。

これは優先順位がしっかりしてるからか、セルフマネジメントが出来てるからか、はたまた「区切りの良いところまで」という思考が浸透してないからか。

子育て記事とか読んでいると、「子供の〝やり抜く力を育てる〟」には、「物事を一定期間継続してやらせる」とか書いてあったりします。これって、区切りの良いところまでやらせるっていうのと同根だよね?ロングスパン限定の話?

辞めずに続けるのがいい、とも取れるけど。どのみち、ヤンメイには非常に日本的な価値観のように思えます。好きですけどね、こーゆーの。

 

子育て論的にはこれは強みを育てているのか、ジャパニーズガラパゴスな教育なのか?一応、区切りの良いところまで、みたいな英語はあるから、発想自体は海外にもあるとは思うのだけど。どんな受け取られ方なのかな?気になるところです。