ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

地盤補強工事っていくらかかるの?分からないから怖いのです 〜ログハウスと土地の話⑥

f:id:yanmei:20190908005816j:image

はい、9月になりましたね。しかし、ヤンメイ家の家作りは亀の歩みのごとく、非常にゆ〜っくりとしか進んでおりません。

いや、進んでは止まり、止まっては進み。まさに亀の歩み!ってか、亀は意外に歩くの早いですし、途中で止まったりはしないですからね。その点我が家の工事と来た日には…

確か7月の初めに擁壁の解体に手を付け始め、まだ作り直しが完成しないですからね。まぁ、間に地盤補強工事とか別工程が入るんで仕方ないのですが。

お盆前からの休止も結構長かったような。建築業界ってこんなものなんですかね?ヤンメイなら台風シーズンを見越してやれる時にやっちゃいますが。それが働き過ぎの日本人の欠点なのか…?

今回は、そんな工事の途上で行われる地盤補強についてクローズアップしたお話。

擁壁工事は大変

そんな訳で現在、擁壁の作り直し工事が行われています。これが意外に手間のかかる作業でして。外壁(擁壁)を剥がして、壁だけ作り直す、という作業ではないのです。

なんというか、横から見たブックスタンドみたいにL字に壁を作るのですよ。そこに土が乗る事で重しになるというか。なので、まず底面の構造を作るために壁近くの土を全部どけて、底面を作り、それから壁を作り、埋め戻す、という工程を経るのです。

本音を言えば、埋め戻したりせず、そのまま掘った地盤の上に家を建てると楽なんですが。ヤンメイ家の敷地は背後にやはり4m近い擁壁を背負っているのです。そこを3mも掘ってしまって補強もしないままだと、裏のお家が崩れて来かねませんからね。

さらに、掘った土を捨てるのにも結構お金がかかるのです。まさに擁壁工事というのは掘っても戻してもどのみちお金のかかるやっかいな作業なのです。

さらに、そこに地盤補強工事が加わります。

地盤補強工事もするよ

さて、地盤補強工事とは何か?なんとなく分かってるようで分かってない人が多いんじゃないですか?

いや、ヤンメイも当事者になるまでよく知らなかったのですが。

ざっくり言えば、家を建てるのに充分な強度がない地盤を硬く作り変える工事です。

つまり、ヤンメイの買った土地はそのまま家を建てると沈んで傾いてしまうかもしれないから、杭を打ち込んで沈まないように補強する、ってコトです。

しかも、まずは駐車場分の地盤に杭を打ち込んで補強し、その他の部分には擁壁を建てます。そして、家を建てる部分に山積みにしてある土壌で擁壁の内側を埋め戻してから、今度は家の基礎部分の地盤補強に入るのです。

もうなんかね。今月中に終わるのか?と。たしか途中で役所の検査も入るみたいだし。フェニックスホームさんでは今年中に引き渡し、みたいなこと言ってましたが、これ無理なんじゃない?これまでのパターンからすると。

でも、擁壁工事とか地盤補強とかは本来のログハウス建設の前段階の問題だから、単純にフェニックスホームさんの不手際とも言えないのかも。でも、先行きが不透明なのは確か。建築業界ってこんなもんなのでしょうか?

地盤調査の必要性

というか、そもそも、地盤補強工事が必要になる土地なんか買うなよ!というツッコミが入るかも知れませんね。

そう、ヤンメイもそう思ってました。軟弱地盤の土地とか、面倒で買う人いないんじゃない?と。

そりゃね、分かってたらまず買いません。もしくは、値段に反映されるかも。ただ、普通、土地を買う時点では地盤の強さとか分からないんですよ。

 

えっ!?そんなことあるのかって?

 

 

あるんです!

 

地盤の強さは買わないと調べられないんですよ!!

 

 

土地を購入してからじゃないと地盤調査というのは出来ないのです。だって、ほら、地盤を調べたいのはヤンメイじゃないですか。売主さんには調査義務はないので、買った人(この場合はヤンメイ)が費用負担をしてやるべきものなのです。

 

なので、地盤改良が必要かどうかは、買ってからじゃないと分からない

 

という非常に怖い状況になるのです、土地を買うということは。

 

そして今回の場合は、買うだけ買ってみて「地盤補強とかいりませんように!」と祈るような気持ちで調査を依頼したら、微妙に不安定な地盤でした!という結果だったのです。

 

ちょっと、びっくりするような運要素だと思いません?でも、実際はこういうことなんですよ。地盤補強が必要かどうかは、まさに運次第。

よもや、古家付きの土地で、建物も建っていたので大丈夫だろう?と思っていたんですけどね。前の家より大きく、重い家を建てるには強度が不十分だったようです。

検査結果としては、一部が軟弱地盤なので、地盤改良が必要との判断でした。一部なら無視できるか、というとそうではなく。やはり長年の間に徐々に地盤が沈んできたりすると、上の建物も斜めってきますからね。

実際、ヤンメイの実家なども基礎から沈んできて、木造住宅の経年劣化と相まって床が斜めになり、補修に苦労したのを見ていましたから。そういうトラブルは避けたいところ。

お金と時間がかかっても、しっかりとした地盤補強をしてもらうことになりました。

地盤補強工事の費用は?

それで、地盤補強の費用です。色々方法はあるのですけど、元の地盤がどれだけ強いか、どれだけ手を加えなければいけないか、で工事方法が変わってきます。

ヤンメイ家の場合、それなりに費用のかかる方法でないと強度が出ないらしく、家部分と駐車場部分を合わせて30坪未満の面積の工事に、170万円ほどかかるみたいです。また、随分値上がりしたなぁ。

当初、100万以下で見積もり出ていたのですけどね。建築あるあるです。大体、乗り気になるように見積もりは甘めに作られるようです。

というか、本当にご予算には限りがあるので、見積もりは厳し目で出していただきたいものです。予算がないから頓挫した、なんて話はないんですかね?

ウチも、まだまだ総予算が見えないので、テレビの買換えとかソファの購入とか、増税前にやってしまいたかったのですが、怖くて買い物出来ません。

まぁ、政府はポイントバックとか考えてるみたいだから、あまり支払い総額は変わらないか、むしろお得になると結果オーライなんですけどね。

 

ちなみに、このブログを書いているうちにフェニックスホームさんより連絡があり、擁壁工事が今月いっぱい、家部分の地盤補強は来月になる予定とのこと。こりゃ、年内完成はない感じかな…まぁ、ここまできたら変に急いで雑な仕事にならないことを祈ります。

 

そんな、地盤補強にまつわる色々のお話でした。