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ログハウスの色決め 〜ログハウスの外壁の話①

随分と以前の話ですが、ログハウスの外壁の色決めをしました。

たかが色決め、されど色決め。普通のお家だとあまり色で迷う余地はないと思いますが、ログハウスは自由なのでめちゃくちゃ選択肢があります。

今回はそんなログハウスの色決めや外壁塗装に関するお話。

ログハウスの色は自由

ログハウスを建てる際、決めることはたくさんあるのですが、中でもなかなか悩ましいものに外壁の色決めがあります。もう、読んで字のごとく、家の壁を何色にするのか決めるんですけど。何色でも良いために無限に選択肢があって困るのです。

普通の戸建てのお家だと、外壁の色は白ベースでグレー系やベージュ系が入ってくるのが圧倒的多数ではないでしょうか?昔の瓦屋根の家だとそこでカラフルな色使いは見られても、最近のコロニアル(ストレート)というセメント板を用いた屋根はあまり赤とか青とかは見ませんから、ますます地味、シックになっている気がします。

ところがログハウスの壁の色はねぇ、もっと自由なんですよ。まぁ、紫とかピンクとかは見ない(外国ではあるらしい)ので、別のセオリーがあるのでしょうけど。茶系や青系なんか多い感じ。緑もありますね。シルバニアファミリーのお家みたくクリーム色に赤屋根とか、ムーミンの家みたくブルーグレーに赤屋根とかも全然ありです。普通の戸建てだとあまりやらないカラーリングですよね。

最近、近所で普通の戸建てを中古で売る際に、ミントグリーンに塗った家があって。普通の建て売りで、並びの家々は同じデザインで白とかなのでメッチャ浮いていましたが。ログハウスだと全然ありな感じがするから不思議です。

ログハウスの塗装の意味

そもそも、なんで家の壁に色を塗るのかというと。木の保護なんですよ。ほら、ログハウスの壁は木ですからね。腐ったりしないよう、塗料を塗って保護するんです。

あと、太陽の光で劣化するのを防ぐ意味もあります。日に焼けると劣化が進みますから、やはり太陽を遮ってあげないといけない。プラスチックのプランターなんて数年で割れちゃうくらいですから、紫外線は有害なんですよ。

それを、外壁にペンキを塗ってあげることで紫外線による劣化や雨による腐食から木を守るわけです。UVケアですよ。

通常、木目が透けるような塗料は保護力が弱く、早い年数で塗り替えないといけません。逆に、木目が透けずにパッと見では合成素材なのか塗料を塗った木なのか区別が付かないくらい厚塗りしてしまうと、木を保護する力は強いので塗りも長持ちするようです。

ただ、ヤンメイ家ではいいとこどりをして、木目が透けるんだけど10年は保つ!という塗料を塗ってもらうことに。まぁ、実際はどれくらい保つのか謎ですけど。TIKKURILAという北欧ではトップ塗料メーカーのペンキなのですが、10年保護で透過性ありだと色は下の見本色に限られるみたい。

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TIKKURILA 見本色

ログハウスのカラーシュミレーション

さて、それでどんな色にするかですよ。実は、ログハウスメーカーというのは、そんなにシステムの電子化が進んでないのかもしれませんが、シュミレーターみたいのがないんですよ。

一般の大手ハウスメーカーさんとかだと、タブレットとかで屋根の色や壁の色を色々と試したビジュアルが見られるのかも知れませんが。少なくとも、フェニックスホームさんではそのようなシステムはありません。

仕方ないので、既存のサイトのシュミレーターで代用してみました。こんなのあるんですよ。

 住宅塗り替えシミュレーション | エスケー化研株式会社

でも、やっぱり一般住宅だと選べる色味に制限があるし、実際のデザインと違うとやっぱりイメージが違ってしまいます。屋根の面積、窓の大きさだけでも全然印象が変わりますからね。

そこで、ある方がアナログな方法を提案しており。以前、何かで読んだログハウスを建てた方のブログで、やはりシュミレーターがないので設計図をコピーして色鉛筆で色塗りをした、とのこと。色んなパターンを試すために何枚もコピーして塗ったんだそうです。

これ、ヤンメイもやってみました。意外に面倒くさい上に、やっぱり色鉛筆の色味もイメージが違って、そんなに良い方法とは思えませんでした。

パソコン詳しい人なら、設計図を取り込んでフォトショップとかで楽にカラーシュミレーション出来ると思うんですが、ヤンメイはアナログな機械音痴なので全然そんなスキルないんで。

ただ、タブレットでのシュミレーションはできないものの、展示場で打ち合わせをする際、希望色をプリントアウトしたものは提示してくれます。でも、なんか出力の手間もかかるし、そんなに何パターンもお願いしづらいんですけどね。

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同じデザインでも色味を変えると全然印象か違うのが分かると思います。ログハウスだと、1階と2階で色が違うなんていうのも珍しくないらしく。そんなシュミレーションもしてみました。

いや〜、本当迷いました。一応、濃い色の方が保護力は強いらしい。でも、明るめの色にしておくと、塗り変えの時にガラッと色を変えられるけど、最初から紺色とかにしちゃうと後から明るい色に変えるのは大変とか。凄〜く機能に関わる部分ではないので、かえって迷いました。

さて、どんな色になったかはまた次回。まぁ、過去記事にちらっと写真を載せちゃってますので、興味のある方は遡って読んでみて下さい。


そんな、ログハウスの塗装の意義と、色決めは意外に大変でした、というお話でした。