過去4年間、毎年山梨に桃狩りに行っていました。もう、いつも期待を裏切らない恒例行事です。しかし、今年はちょっと様子が違いました。
その影にはコロナの影響があった…のかな?とにかく例年とは違っていたシステムのせい、とは言えるかも知れません。ま、いってみれば桃狩りとしての満足度はそれほどではありませんでした。
ですが、メインの桃狩り以上に色々と発見というか副収穫の多いツアーとなったので全体としては満足!な休日となりました。
今回は、2020年山梨桃狩りの記録、in御坂農園のお話。
2020年の御坂農園
そんな訳で、ヤンメイ家は子供が2歳になる前から毎年桃狩りに行っています。そして、場所は必ず御坂農園さんです。
過去には他所もいくつか試したことがありますが、最近は御坂農園さん一択。これも毎年、その素晴らしさをブログに書いているので目新しさはありませんが、とにかく桃のクオリティと整った環境で他の桃狩りとは一線を画した施設です。
毎年のことなので詳細は過去記事に譲りますが
・桃がおかわり自由
・手洗い場が多い
・トイレ複数完備
・お皿、ナイフ、フォークがふんだんに使え、お手拭き、台拭き(ダスター)も完備
と環境の良さは今年も健在でした。
お値段も去年までと同じく、幼児1,000円、小学生以上は1,300円で2個の桃狩りと食べ放題というシステムです。
新たなコロナ対策
まぁ、元々が席の間もそんなに詰めていないし、パッとみコロナ対策らしいコロナ対策はわかりませんでした。カウンターにビニールのつい立てがあったりとかは最早普通の光景ですからね。
一番の違いは、入り口にサーモ式のモニター体温計が設置してあったこと。立ち位置の指定がしてあって、そこに立つと映っている人の体温が表示される機械です。
このように自分で確認出来るタイプは初めて見ました。ですが、一列に並んでこのチェックをしてから受付、とかではなく、なんか客が任意でチェックするゆる〜い感じだったので、どこまで意味があるのかな?
今年の桃の出来
そして肝心の桃狩りの桃のクオリティです。今年の御坂農園さんを絶賛出来ない理由は、桃の当たりハズレが結構あったからです。
これまで、過去4年間は食べるとひと口目から「美味しい!」という感動がありました。逆に言えば、この感動があるから毎年山梨まで桃狩りに行っていたのです。「やっぱり山梨まで来て食べると美味しさが違うね!」という満足感が桃狩りの動機になっていたのですが。
今年の桃にはハズレも多く、なんか取ってきて剥いてしまったけど美味しくないから食べたくない、と思わせる桃も結構ありました。例年のクオリティからするとあり得ない確率で、ハズレ桃を引いてしまった、というのが残念な理由です。
残念な理由と対策
時期とか桃の個体差もあると思うので、今年の御坂農園さんはダメ、というつもりはありませんが御坂農園を愛するリピーターとして正直な感想を言ってみました。
この、ハズレが多かった理由としては、システムの問題があります。
実は例年、桃狩りの桃はビュッフェ形式(?)で並んでいる箱の中から好きな桃を選んで取るスタイルでした。特に、昨年は〝硬い桃コーナー〟も新設され、システムとしてはピークとも言える完璧さでした。
ですが、今年はコロナのせいかなんなのか、最初からお皿に2、3個の桃が乗っているお皿を選ぶ、という初のシステムに変わっていました。すると、お皿内の桃の質にはバラツキがあるので、どうしてもハズレを引くことになってしまうのでした。
でも、後半、対策も出来るようになりました。ヤンメイ娘がおかわりコーナーのお姉さんに「大きくて甘いのを下さい」と直訴してみたのです。すると、いつもの御坂農園クオリティの美味しい桃を貰えました。
また、3個ほど乗っているお皿から「1個で良いのでいいですか?」とお断りをして欲しいのを1つ選ぶ、ということも可能でした。自分で選んだ1つならハズレても自己責任だし、ダメージもそんなにないですからね。
そして、心情的にはどうかと思うのですが、ハズレ桃は潔く残してしまうことにしました。これは、初期にお店の方が勧めていた、というのもありますし、桃狩りのシステム的にそこまでひどいことではないのかと思います。
いわば、この食べ放題の桃はアウトレット品なのです。味は十分美味しいけれど、市場に出して良い値段を付けられるクオリティではない。このように利用されないとどのみち廃棄されてしまうので、美味しくないなら無理に食べなくても良いのでは?と思うようにしました。
今年はシステム上問題があったのか、御坂農園さんの質が低下してきたのか、ヤンメイ達が今までバカヅキだったのか。来年も行って検証しよう。
2020年の桃狩りレポ
さて、それで今年の桃狩りですよ。混んできたら密がイヤなので、早く食べて早く帰ろう、と。例年もそれなりに早めに到着しますが、今年はオープン前から並ぶことに。
6時起床の6時半出発。天候はどしゃ降り。山梨現地も昼過ぎまで雨の予報です。過去に、こっちは降っていてもあっちは晴れてるパターンもあったけど、今年はどうかな?
天気のせいか、コロナのせいか、時間帯のせいか、中央道を快適に飛ばして8時10分には到着。やはり現地も雨。初めて整理券をもらいましたよ。早い人は早いですね。
いざ桃狩り
例年は受付後、マイクロバスで畑まで移動しますが、今年はコロナ対策か初の徒歩。とはいえ、5分も歩かない距離ですが。
これもまた例年通りにレクチャーを受けて桃を2個もぎます。いつも軽いギャグで和ませてくれるおじさんと再会。雨だと傘がちょっと邪魔でした。長靴にカッパで来ていた人達、準備いいです!とはいえ、写真の通り、桃畑は適度に下草も生えていて、踏む場所を気を付ければそこまで靴は泥だらけにはなりませんけど。
雨の日、早々に桃を2個(1人あたり)もいで、桃の食べ放題会場に移動します。
そして、いよいよ桃とご対面。残念なクオリティは前述の通りですが、選べればいつもの御坂農園クオリティなので。これを見て行く人は自己主張をしっかりしましょうね。
ちなみに、今年はバスツアーがないのか団体エリアはガラガラで、いつもはたくさんいる観光バスも見かけませんでした。しかし、桃を食べ終わって御坂農園さんを出る時には、駐車場はそれなりに埋まっていました。
今年の御坂農園さんは日曜日でも例年よりは空いている、と思っていいのかな?いや、雨でも集客力があると唸るべきか?ともあれ、がっつり桃を食べて御坂農園をあとにしたのは10時半くらいでした。
笛吹川フルーツ公園
これも例年のパターンですが、御坂農園から30分もかからないで腹ごなしの運動を。ここは雨の日も屋内のミニアスレチックもあるので遊べるかな?と。
しかし、さすがに成長したヤン娘はミニアスレチックではお姉さんになってしまい。遊べなくはないけど、ギリギリ感が…運良く雨も上がってきたので、アクアパークという水遊びコーナーに移動しました。今回は友人家族もいたので遊び相手もいて、がっつり遊べていました。
ですが、今年、意外な事実に遭遇します。過去記事でフルーツ公園に言及していたときも、シャワーがないのが珠にキズ的な話をしていました。
今回はツレもあり、そちらの親御さんがシャワーはないですか?と現地スタッフの方に聞いたのです。そのお子さんは結構大きく擦りむいてしまい、衛生面が心配だったのです。すると、ここの水は不衛生なのでかなり塩素を強くしています。そういう事情なら上の温泉で流していった方がいいのでは?と勧められました。
そう、実はこのフルーツ公園にはヤンメイ家がいまだ利用したことのない温泉があるんですよ、山の上の方に。公園そのものは山の中腹にあるんですね。そんな訳で、昼間から初の温泉へGo!となりました。
ちなみに、現地の方は、「いや〜、ここはオムツしてるような子も入るからウ◯チも浮いてたりね。塩素は強めだけど、みんなよく入るよね」とかなりぶっちゃけトークをしてくださり。これは来年からは温泉までが一連のコースだなぁ。
余談ですが、いつもの駐車場前の農園さんでアウトレット桃を箱買い。500円で一箱ですからね。あるだけ買ってしまいました。買い占めてしまったのか、まだ奥から出せるのか?ともあれ、今年もゲット出来て嬉しいです。
フルーツ温泉ぷくぷく
そんなフルーツ公園から5分も山を登ると、温泉がありました。あいにくの雲りでしたが、晴れていたら富士山がよく見えそうな絶景の湯です。
男性のお風呂は中に湯船が1つと流し湯的な座った岩を湯が伝う席があり、外は露天で大きめの湯が2つと壺湯が3つ。規模として中規模で、そんなに混まない想定なのかな?総じて湯は温度が高めなのでヤンメイはゆっくりはつかれませんでした。熱いの苦手なので。
また、きょうびの温泉としては当たり前ですがレストランがあります。食券でオーダーするのでガチではないけれど、どれもそこそこ美味しかったです。メニューは1,000〜2,000円前後ですがロケーションを考えると全然ありです。
ちなみに、ヤンメイ妻はうな重を頼んでいて。いや、静岡はうなぎだけど、山梨でうなぎってどうなんだ?と思っていましたが、期待を上回る美味しさとボリュームだったようで大満足でした。忘れないようにメモしておこう。
まるき葡萄酒
さて、いつもは中央道の渋滞を嫌い、早めに帰路に着くヤンメイ家ですが。今年は他家もあり、温泉なんかも入ってしまったので全然混雑が読めません。どうせ遅くなったのだから、もう一ヶ所立ち寄ってみよう、という場所が近くにありまして。それがまるき葡萄酒さん。勝沼のワイナリーで、クイーンズ伊勢丹にも下ろしているところみたい。
お目当はそこの雫 コンコードという葡萄100%のジュースです。これが、また「ザ・ぶどう!」という濃厚さで本当に美味しいのです。
実は、葡萄100%のジュースというのはなかなかありません。というか、防腐剤も酸化防止剤入れず、濃縮還元ではない葡萄のストレートジュースというのは珍しいのです。山梨や長野などの一部のワイナリーが作ってはいますが、デパートやスーパーではなかなか見ないので。こっちに来たら是非買っておきたくて。
昨年フルーツ公園の売店からは姿を消してしまったのを残念に思っていて、調べたら案外近くだし電話をかけたらジュースもあるようなので。じゃあ、帰る前に行ってみよう、と。
はい、ワイナリーなので、なんかお洒落によいワインがたくさん並んでいました。ヤンメイ、そんなにワイン好きではないけれど、こんなところに来たらテイスティングしたくなりますね。運転さえなければ…
ちなみに、ジュースの一升瓶売りって、このまるき葡萄さんで初めて見ましたよ。開栓したら最後、酸化してお酸みたくなるので1週間で飲み切るべきお品。はい、一升瓶で4本買いました。久々で嬉しかったので判断力狂ってたのかな?いや、それはいつもか。
帰りはなんと、17時近くに勝沼インターに乗ったのに中央道はもの凄く順調で、18時半には帰宅してました。奇跡か!?観光バスを全然見なかったのと関係あるのかなぁ?コロナ禍での超常現象としか思えません。
以上、今年も御坂農園に行ってきました。久々の遠出は楽しかったです、というお話でした。その他、過去の桃狩り記事はこちらから。
・山梨の桃狩りがコスパ最高だった件
・山梨での桃狩りがオススメの理由
・桃狩り終わりました
・やはり桃狩り食べ放題は御坂農園