ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

単願受験?お受験ではない、普通の私立幼稚園の面接事情

f:id:yanmei:20161030074440j:image先週、ヤンメイ家が入園を考えている幼稚園の入園願書が配布されました。その中味を見ると、驚くものが入っていました。昨今の幼稚園事情の一端をお知らせします。

 

願書配布?販売?

先日お話した幼稚園、いよいよ入園願書の配布となりました。

お受験ではない、普通の私立幼稚園です。実際は、500円程度ですが費用を取ります。有料なのは全然問題ないのですが、それって配布なの?と。ちなみに、某有名私立幼稚園はちゃんとホームページに「販売」と書いてあります。

配布というと、無料で配るイメージなんですが。妻にも子供にも正しい日本語を教えないといけないので、調べてみたら、「広くゆきわたらせること」と。費用の有無には触れてませんね…チッ!  こうした思い込みを修正する機会があるのが、国際結婚の良いところです。

さて、本題。入園願書の書類一式には、願書や費用の説明、入園にあたっての情報などが色々入っていました。

不思議な募集要項

その中の「当日の流れ」に不思議なところが。面接の後、入園料の払い込みや制服の採寸などがスケジュールされています。

???


これって、この場で合否が決まるってこと?
それで、逃がさないようその場でお金を取るってこと?
まぁ、スピードくじみたいに分かりやすくていいですけどね。

どうやら、面接で園でやっていけそうかどうかを判断し、大丈夫とみたらその場で確保!ということみたいです。なるほど、これが募集人数を希望者数が下回る、全入時代の幼稚園面接の実態なんですね。

幼稚園でも単願がある

ちなみに、冒頭で書いた驚くもの、というのは往復ハガキです。なんのハガキかというと、単願か併願かを園に知らせるハガキです。いや、一応、建前は面接時間のお知らせ、ということになっています。

もう少し詳しく書きますね。

その園では、通常、願書を出しに行ったら、そのまま順番待ちをして面接なのです。ですが、何人が願書を出しに来るのか、当日の流れによって面接の待ち時間がどれくらいになるのか全然分からない訳です。

そこで、どれだけの方が来園するのかを把握するために、往復ハガキを出して下さい、という訳です。ただ、そのハガキには単願か併願かを書く欄が1番上にあって、ハガキを出してくれた人には、面接の指定時間を書いて返送しますよ、と。

ぶっちゃけこれって、単願にしてる人は早く面接して、早く入園を決めてあげるからね、ってことだよね?この返信ハガキが来た時点で、入園枠は用意されているも同然でしょう。

なるほど、落ちる心配はほぼしてはいませんが、決定まで宙ぶらりんって落ちつかないものです。この制度は園、親ともに利益のある方式だなぁ、と感心しました。どの園でも同じ制度があるのかは知りませんが、高校受験であった単願制度が幼稚園にも持ち込まれてるんですね。

早く出せば返事も早い

ちなみに、ヤンメイ家では願書配布日に願書を購入し、翌日には単願にマルを付けて投函しました。すると3日後に、当日9時に面接に来てね、の返信が!面接の開始時間は9時からですから、1番最初の枠です。

 

案内書によると、ハガキ提出者の優先順位は

兄弟枠 > プレ教室枠 > ハガキ提出枠

なのです。

なのに1番目の時間に面接とは、上位優先者があまりいないのか、実際はハガキを早く出した順なのか。まぁ、兄弟枠やプレ教室枠の人は早々に手続きをしなくても平気、と余裕があるのかも知れませんね。

ともあれ、明日面接です。
以上、幼稚園面接に至る流れの一例でした。