ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

七五三のとき神社で何をするの?

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七五三で何をするのか調べると、着付けだの、写真撮影だの、会食だのについての記事が多く出てきます。意外なことに、神社でのお宮詣りの内容についての記事って見当たりません。七五三って、お宮参りがメインじゃないの?では、不肖ヤンメイが書こうじゃないですか。

ということで、「七五三、神社の中でのお話」です。参詣後の娘には驚きの変化もありました!

七五三に行ってきた

近所の神社で3歳のお宮参りをしてきました。天気が良かったので、写真撮影にも良いかなぁ、と急きょ決定。というのも、ローカルな小さな神社だと予約を受け付けていないところもあるんですよね。10時から受付なのでそれ以後来てください、とゆる~い感じ。ヤンメイ家、お昼近くにのんびり行きました。

七五三の神社は社殿の中が混む

社殿で神主さんにお祓いをしてもらうのは着席スタイルになります。ですが、七五三って参加者多いんですよ。シンプルだと子供と両親のみの3人(ヤンメイ家がこれ)。さらに、両家の祖父母や子供に兄妹がいる場合、8人とかもっと多くもなります。

大きな神社ならそんなのが何組も入るのでしょうが、小さい神社だと2家族で社殿の中がいっぱいです。タイミングによっては、なんだかゴチャっとした感じになることを覚悟しておきましょう。

待ち時間は写真撮影

ヤンメイ家も他の大家族(約10人)と一緒か後にするかを尋ねられ、後にしました。非予約制なので後にしても誰かと一緒かも知れませんが、10人ってことはあるまいと。待ち時間は境内で撮影タイムに。全員で写るよう、三脚持参です。

ですが、子供は慣れない着物と草履ですから、動きづらいし、あまり動くと着崩れます。玉砂利だと不便さもひとしおです。我が家の子供は非協力的でした。晴れ着が嬉しい子はまた違うのかなぁ?

ヤンメイ家はあらかじめスタジオで写真撮影を済ませてあったので、まぁ、軽く何枚か撮った程度で終了です。当日に神社での撮影はおまけ程度に考えた方が無難かも。

スタジオ撮影の詳細は過去記事でどうぞ。

貸切り参詣になった

前の家族のお詣りも終わり、いよいよヤンメイ家の番に。お昼時だったせいか、一週間早いせいか、後続の家族はなく、ヤンメイ家の貸切り参詣です。娘を先頭に1人で座らせ、両親が並んで後ろの席に着きます。

以下、大まかな流れ

  1. お祓い
  2. 髪結いの儀
  3. 御礼言上
  4. 神主さんの言葉

ヤンメイ達の行った神社では、こんな感じで進んでいきました。 

お祓い

最初に子供に好きな色の風船を選ばせてくれます。それからお祓い。穢れを払う一般的なヤツなのでしょうか?太鼓の音に合わせて、子供が風船をボヨンボヨンさせます。よく分かりませんが、御幣(ごへい:神主さんが持っている白いピラピラした紙の付いた棒)を振ってバサバサしたりしてくれてました。

髪結の儀

引き続き、何やら祝詞をあげてくれました。申し込みの時に書いた住所も祝詞に入ってきます。◯◯町1-2-3の誰それ、みたく。

これは結構重要みたいで。氏神様とかいうくらいですし。神様の力って地域性のある限定的なものなのですかね。

ともあれ、昔であれば髪の結い直しをして、男女それぞれの髪型に変える儀式だったようで。それまでは赤ちゃん扱いで性別は関係なかったのが、以後子供として男女の区別をする区切りなんですね。

御礼言上

お詣をした神様や両親、祖先に対して子供の口から「ありがとうございます」と言わせます。まぁ、神主さんの言葉に付いてリピートするだけなんですが。でも、神道スピリッツが良い感じです。

神主さんのお言葉

日常それぞれのTPOに合った挨拶をしましょう。そうした感謝の気持ちを持って過ごしましょう。みたいな話を子供と向き合って神主さんがしてくださいます。厳かな雰囲気です。

「朝起きたらご挨拶はなんて言う?そう、おはようございますだね」とか、いちいち子供に言わせながら丁寧にお話をしてくれるのにびっくり。まぁ、子供は返事も小さかったり、答えたり答えられなかったり、どこまで分かってるのかなぁ?って感じでしたが。

おしまい

これにて七五三、3歳のお詣りが終了です。全体でおよそ15分くらいだったでしょうか?お札、お神酒、千歳飴と小冊子をくれました。剥き出しで。袋に入れてくれると持ちやすいのにな。

最後は千歳飴の入った袋を持ち、数カット撮影をしてから帰宅しました。

七五三参詣のご利益

まぁ、娘に元気に育って欲しい、とやった儀式でしたが、なんと翌朝、目に見えるご利益がありました。

ヤンメイの娘はこれまで、朝の挨拶だけがなぜか出来なかったのです。それが翌朝、目覚めと同時に「パパ!おはようございます!」と元気に丁寧なご挨拶をするのです!


おおっ!?


これにはちょっとびっくりしました。

子供だから分からないなんて思わず、きちんと座らせてちゃんと話せば通じるんですね!

もちろん、非日常的な雰囲気とか、神主さんの衣装とか、印象に残る要素が強かったのもあるのでしょうが。子供と向き合う姿勢を考えさせられました。

以上、七五三参詣で何が行なわれるのか、のお話でした。


千歳飴がもらえると知らずに探していたお話はこちら。