いよいよ仕事も始まり、お屠蘇気分も抜けてきましたね。
あけましておめでとうございます!
ウチカミ、新年最初のエントリーは、ギリギリお正月に被せて、春巻のびっくりするお話。
中国におせち料理はない
当たり前だろ!?というツッコミが聞こえてきそうです。おせち料理、といういい方が悪ければ、お正月料理と言い直してもいいのですが。
中国人はお正月に爆竹を鳴らして盛大に祝う、なんて風習は聞いたことのある日本人も多いと思います。ですが、そのお祝いの席にはおせち料理のような定番って、実はないんですよ。
ヤ:中国ってさ〜、お正月は必ず食べるものとかあるの?
妻:別にないよ。好きなものを食べるんだよ!
そうですか。思い思いに好きなご馳走を並べるんだね。分かる気がするわ、そーゆー型にはまらない中国式。
実はおせちのルーツは中国に?とか思って聞いてみたんですが。そんな、事実はないようです。
中国定番の正月料理
とはいえ、正月と言えばこれだよね、というお料理があるにはあります。
それが、何を隠そう春巻なんです!
って、もうタイトルバレしてて、隠れてないですけど。
中国のお正月を春節というのですが。その春節に食べるから春巻なんだとか。ちなみに、時期が違うので、日本で定番的に入ってるタケノコは入ってません。
というより、かなりバリエーションに富んでいて、定型すらありません。我々日本人が考える春巻と本場中国の春巻は違うもの、と捉えるほうが正解かも知れません。
カオスな中国の春巻
一応、日本人が知ってるスタイルは定番なのですが、インド料理のサモサみたいに三角なのもあります。味も、しょっぱいのや辛いのや色々です。
そして、我々日本人にとって衝撃的なのは、
甘い春巻があることです!!
甘い春巻ですよ?
これってかなりの破壊力だと思いません?
ヤンメイ、しょっぱいと思って食べた春巻が甘かったら、かなりショックだと思います。醤油なんかつけちゃった日にはショックも倍増ですよ。しかも、ヤンメイ、春巻はカラシとお酢派なので、さらなる悲劇の予感です。
味のダブルスタンダード
ただ、甘いバージョンとしょっぱいバージョンがあるのは春巻に限らないんですよね。
肉まんとアンまんは両方が有名ですが、以前のエントリーでもお話した、月餅も日本のおやきみたいにいろんな味があって、日本でメジャーなあんこだけでなく、ザーサイと肉を炒めたのとか、様々なしょっぱい系のバリエーションがあります。
これらも、知らないで向こうで出会うとびっくりですね。
でも、実は中国人もびっくりしています。なんで日本って甘い月餅しかないの?って。
見えているものだけ、自分の知っていることだけを基準に判断するって、実は危なっかしいことですよね。
そんな、国際結婚夫婦ならではのネタを色々発信していきますので、今年もウチカミをどうぞよろしくお願いします!