ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

中国人はやっぱり写真好きである

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前回もお話しましたが、中国人は写真が大好きです。撮るのも写るのも好きで、写真文化も盛んです。

杭州では写真館の数も多く、里帰りすると子供の写真を撮ってもらったりしています。

今回はそんな、中国の写真についてのお話、第2弾です。

一眼レフはマストアイテム

昔のステレオタイプな日本人像は「出っ歯、メガネ、一眼レフ」でしたが、現在、少なくとも一眼レフは日本人より中国人を表すアイテムと化しています。

良い写真には必須の良いカメラ。ヤンメイ、素人なんでなにが良いカメラか実は分かりませんけど。スマホやコンデジでは難しい、キレイな背景のボケ感が出るような、一眼レフは中国人に大人気です。

当然うちも、ありますよ、一眼レフ。カメラ界ではややマイナーなソニーですが、妻の大のお気に入りです。妻のソニー好きの逸話はこちら ↓

ともあれ、観光地に行くと結構な割合で、大きな一眼レフを持ってるのは中国人です。もちろん、日本人も持ってるんですけどね。一昔前、みんながコンデジ持ってた感覚で、老若男女問わず持ってる気がします。邪魔じゃないのかなぁ?とも思いますけど、若い女性でも一眼レフを首からぶら下げてるんですよ。

いったい、いつからこんなに写真にこだわるようになったのか?ただ、ヤンメイ、実の両親の若い頃の写真とか、ほとんど見たことはないんですが、義父母の写真ならもう少し見たことあります。(ちょっと世代が違いますが)少なくとも、中国では義両親世代はもう写真を撮ることがポピュラーな感覚になってきてたんでしょう。

子供写真館が大盛況

もちろん最近はデジカメのおかげで、更に写真の身近さが増してます。一人っ子政策で、子供を日本人以上に大事にする風潮があるので、子供写真なんかもとても盛んです。

昔は日本も町の写真館とかありましたけど、ちょっと敷居が高い感じで、ヤンメイは七五三とか特別な時に行くってイメージでした。最近は、スタジオアリスとかスタジオマリオとか、もうすこし敷居が低くなって、気軽に子供写真を撮るようになってますよね。

中国の都市部で子供写真館はもっとありふれています。スタジオも手が込んでいて背景も多く、衣装の点数も多くから選べ、(日本と比較して)リーズナブルに写真が撮れます。

日本との大きな差はアルバムとグッズの点数。日本だと、アルバムはかさばるし高いしで、アルバムは作らずデータ渡しを好む人は多いと思います。作るとしたら三面台紙などの大判写真とかパネルくらい。他はプリクラみたいなシール、もしくはキーホルダーとか。あまり場所をとらない小物系が人気ですよね。

中国(杭州)は全然違います。基本はアルバムね。それも大きくかさばるヤツ。 パネルも当然大きいヤツ。あとは置物系のグッズが多数、というのがデフォルト。

ヤンメイ家はそんなに場所ありませんので、置物系のは辞退して、アルバムとパネルくらいですけど。こんなのはあります。比較にiPhone6s置いてみました。アルバムの厚みが分かると思います。

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中国は七五三とかないですからね。そういうの関係なくいつでもこんな写真を撮ります。誕生日に撮る家庭も多いでしょうが、撮りたい時が写真館日和。いつでも気軽に行って、ジャンジャン撮って、アルバムを増やしていきます。場所に困らないって羨ましい。

中国の写真ポーズ

ちなみに、kozi-中国(id:OKUSURI)さんから前回のエントリーに対して「中国にはピースみたいな定番ポーズはあるのか?」というナイスな質問をいただきました。


ズバリ、あります!


最近は、特に年頃の女性が、顔の横に手を添えて写るのが流行りだそうです。

こんな感じにね。

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なんでも、顔を小さく見せるポーズとして人気なんだとか。

対照物がある方が、かえって顔の大きさが判明するんでない?と思うんですけど。

ちなみに、以前はピースもポピュラーだったようですが、今の若者はしないんですって。むしろ、ピースをする人は古臭い、上の世代の印象になる、と言ってました。(ソースはヤンメイ妻)


えっ!?写真の人達もピースしてるように見えるって?



見えますねぇ…
ていうか、これ、完全にピースじゃね?


奥さん!?


・・・なんか微妙に角度を変えてるんでいいんですって。

ちなみに、前回のエントリーで中国人は結構マジでキメキメのポージングをする、と言いましたが。これはある世代から下の人の特徴かもしれません。

というのも、義母や義父はカメラを向けてもナチュラルな感じ。ピースどころか、むしろ棒立ちも少なくないので。中国人が皆ポージングをする、というよりは、ある世代での特徴なのかも。

そんな中国の写真事情、続きのお話でした。