ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

中国人観光客から見た日本のスゴいところ!

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お義母さん、来日からほぼ二カ月。日本の生活もある程度ペースが出来てきた頃ですが、そろそろ帰ってしまいます。そんな今頃になって、ふと疑問に思って聞いてみました。

日本に来て「いいな」と感じることは何?

その答えは、、、

今回は中国人が日本に来て感心すること、のお話。

日本は清潔な国

半ば見出しで答え言っちゃってますけどね。中国から来たお義母さんが、まず何よりインパクトを受けたのが、「街中が清潔なこと」だそうです。

特に地下鉄の綺麗さに感心しています。改札につながる通路は長いけれど、どこまでも清潔。少々古さはあるけれど、埃が溜まっているところなどない。通路にゴミもない。ついでに表示は分かりやすく、日本語が分からなくても出口の位置や距離が分かる。

もちろん、車両も明るく清潔。手すりや窓枠にも当然埃はないし、床もキレイで、ツバや痰を吐いた形跡もない。

トイレもいつも、どこも清潔。お店や交通機関だけでなく、公共施設の公園のトイレだってキレイ。紙も切れていることはないし、汚物で汚れていることもない。

こうした光景を見るに、日本は清潔な国でスゴいな、と思うそうです。

だからこんな誤解 ↓ が生まれるんだな。

中国の空気感

確か前回、予定を切り上げて帰ってしまったお義父さんも「空気がいいね」と言っていました。

PM2.5とか抜きにしても、妻の実家、杭州に降り立つと、そこかしこでなにかを焼いた後のような、いぶしたような臭いが漂ってくるんですよ、空港ですでに。

もうね、デフォルトなんで「どこから?」とか「何が?」と追求する気も起きないのですが。コークスで煮炊きするのがポピュラーだから、それなのかな?と勝手に思っています。

また、空気の良し悪しは分かりませんが、杭州滞在中に抜けるような青空に出会うことは少なかったです。そういう日もあるらしいですが時期によるのかな。水墨画のような、モヤっとした感じが多いのは水郷地帯だから?とにかくそんな印象です。

日本もそうだった?

ただ、ヤンメイが子供の頃(70年代)は公害問題もあったし、天気のいい夏は光化学スモッグ警報とかよく出ていました。

知ってるかな?光化学スモッグ。

まぁ、大気汚染の一種で、空気中に毒性のある有害物質が大量に飛んでいる状態です。警報が出るような濃度の中で子供が遊んでたりすると、頭痛とか吐気とか具合悪くなっちゃうのね。

つい最近までは日本の都市部の空気だってそんな感じだったんですよ。 

トイレだって、その頃の地方のトイレは汲み取り式もまだあったし、ハエとかも飛んでいて普通でした。ドライブイン(道の駅の前身ね)のトイレなども、基本的にクサいし不潔感があって、子供心にあまり使いたいものではありませんでした。

そう考えると、近年、もの凄く急激に美化衛生環境が向上してきたんですね!でも、それは本当に素晴らしくありがたいことだと思います。

そして、それはいつしか他の国にはない、日本独自の、日本でないと経験出来ない(?)、特別な環境となっていたんですね。

清潔感を日本の売りにせよ

やはり、日本が誇るべき点として、「清潔である」というのは大きなセールスポイントであり日本の特色と言えます。

少なくとも、外国人(中国人)は地下鉄やトイレのキレイさに日本を感じ、外国に来た雰囲気を味わっているんです。自分の国にはないものを経験して楽しんでいるんですよ。

なので、まぁ「ウォッシュレット」を売るのも結構ですが。そういうものよりは、街並みを清潔に保つ、トイレをキレイに保つとかに徹底してエネルギーを使うのが、地味ですが持続可能な「観光資源の保全」に繋がるんだぞ!と誰にともなく力説してみました。

なにせ近年、訪日外国人数は年々20%以上増えていて、3年で2倍くらいになっています。それだけのお客さんを受け入れるキャパシティがないと、かえって印象悪くなりますからね。

つまり、客が増えたせいで掃除に手が回らなくなり、観光地が汚ない、とかになると、いくら世界遺産を増やしても、結果的に日本の魅力がアピール出来なくなると思うんですけど。どんな思います?


ちょっと脱線した感がありますが、中国人が感じる日本の良さのお話でした。