さて、間に髪の毛ネタを挟んで、中国の良かったこと、見つけた面白いもの第2弾です。いや、本当はカットの話も小ネタに入れようかと思っていたのだけど、思ったより長くなって独立させちゃったので。
以下、中国の今を伝える小ネタ集です。
大人も公園を利用
日本では、トラックや散歩コースのある大きな公園は大人も利用しますが。遊具のあるような小振りな公園は子供用みたいな雰囲気があります。
中国の公園では、児童用の遊具はあまり見かけませんでした。ブランコや滑り台は見ましたけど。あるのはお店の敷地内とかマンションの敷地内の公園(誰でも利用可)とかで、いわゆる公設の公園(変な表現だな…)には遊具がありませんでしたね。
その代わり、あるものがあります。それは…
大人用の運動器具です!


青空ジムとでも言いますか、ある程度簡単な負荷で運動、筋トレするための用具がありまして。そんな公園が点在しています。自重なのか油圧なのか、キツくはないけど軽過ぎもせず良い負荷でした。基本的にはお年寄り向けなのだ、という話でしたが。写真は撮っていないけど、10種類くらい、上半身、下半身とも鍛えられるモノが揃っていました。
いや、これ10年前の初杭州訪問の頃からずっとありまして。ちゃんと整備されているのか、古びた感じもなくキレイに使えます。確かに、社会の大きな問題としては運動不足は子供より大人の問題ですからね。その辺にスポットが当たっていて、ジムなどに行かずとも簡単な運動器具が誰でも使えるのって、なかなか良い仕組みです。
監視社会ですか?
普通の住宅街の通路になにげなく、防犯カメラが設置されていました。いや、監視カメラ?とにかく、公設のもののようです。
気付きづらいのですが、街中の色々なところにあるみたい。そんなにたくさんカメラあって、どこで誰がチェックしているのか?モニターばかりあっても見きれないですよね?
抑止力用のダミーなのか、とも思っていたのですが。知り合いの上海人情報だと、なんか異変のあったものをAIでピックアップしてチェックしているらしいです。本当なら素直にスゲーな!
実は精度的には時々問題もあって、誤認もあるようなのですが。来たるべき社会の一面を見た気がします。攻殻機動隊的な未来が本当になるのかも知れませんね。
食の安全への取り組み
大体この手のものって、お上がスローガンを掲げてやると、すでにポーズ臭いというかウソ臭い気がしてしまうのですが。
冷凍餃子問題だけでなく、実は中国国内でも食の安全性への要求は高くなっているらしく。消費者、提供者とも徐々に意識は変わってきているようです。
その一端が、厨房の見える化。お店によっては、ガラス張りの厨房でこそありませんが、複数のモニターで厨房内を見えるようにしています。アピールであり差別化なのでしょうね。
また、使う食材を倉庫ごと見せている(立ち入り可にしている)お店もあり。あるお店では、それを見て「ここは食材の鮮度が悪いね」と入店をやめたことがあります。お店側もなかなか体を張っています!
もちろん、見ただけでは分からないこともありますが、日本でも産地や生産者を表示したりとか、色々アピールに工夫しているように、中国にもそういう努力が見てとれたエピソードでした。
スーパーはほぼ一緒
面白かったものもぼちぼち。スーパー内の景色などはパッと見、ほぼ違いはないです。写真でも日本か中国か、良く見ないと判別は難しいのでは?


袋入りの生ラーメンに関しては、もはや値段も変わりません。3元は50円くらいですから、日本の方が安いんでない?
面白いのは、日本では鳥の足とか、豚の骨やホルモンなどは二足三文で売られています。端材扱いというか、一般家庭では使われない不人気な食材です。その点、これらの品は中国では立派な食材扱いなので、もう少し値段が付くようです。いくらかとか見てないですけどね。
不思議洗濯機
これ、なんだと思います?不思議なんで、通りすがりに写真撮ってしまったのですが。
なんで、ドラム式洗濯機が2段重なった形状なんでしょうね?よもや二層式ってことはないでしょうけど。
片方は乾燥機なんでしょうかね?メーカーもピンぼけなんで調べようもありません。まんまオチのない話で恐縮ですが、不思議だ、というだけのお話。
リサイクル始めました
最近の中国はリサイクル化が進んでいるのか、公園内にはこのように分別ゴミ箱があります。
これ、左は可回収物(資源ゴミ)、右は不可回収物(燃やすゴミ)と書いてあります。なんか不可回収物って、不燃ごみ、粗大ゴミっぽい気がしますが。
面白いのは真ん中の、電池回収コーナー。公園に来て、どれだけの人が電池捨てる必要があるのか?思い付くのは、電池式のラジオで音楽聴く人とかラジコンカーで遊ぶ子供くらいなんですが。そんなに使われているのかなぁ。それでも、リサイクルを根付かせようとする姿勢を感じますね。
外国はやっぱりちょっと違うものが普通にあって面白いかったです。中国の変化も感じられました。旅行記といいつつ、一切観光地に行かない誰得の情報ばかりですが。ふぅん、とか思って貰えれば幸いです。
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