最近、電車の中で色々と考えさせられることに遭ってまして。いや、車内マナーとかそんな話じゃないんだけど、コミニュケーション不足というか、不全というか。
ギスギスしていてイヤだなぁ、という思いが憂国に変わっちゃったので。
今回はそんな、日本大丈夫か?のお話。
傘をバシッ
ヤンメイの使う朝の電車は比較的空いていて。その日も割とすんなり座れたのだけど。その隣にも人が座っていて、その前には立っている人が並んでる訳です。
そんな隣の人の前に立っていた男性がね、雨だったので傘を腕に引っ掛けたまま本を読んでいまして。夢中で本を読んでいるせいか、傘がズルズル前の座席の人の所まで滑っていって、ポタポタしずくを垂らしていたのです。
ヤンメイも聖人ではないので、これやられたらイヤだなぁ、とは思っていたんだけど。そこで隣の席の男性がやおら、バシッと立っている人の傘を叩いたのです!まぁ、他人に濡らされちゃったワケだし、不快なのは分からなくもありませんが。バシッ!ってどうよ?
しかし、叩かれた方もなかなかの心臓で。本から少しも目を離さず、僅かに傘を肘の方に引いただけです!意地かなんかなのか?
すると、しばらくするうち、またも傘が滑りだし、隣の席の人に近付いたところで、バシッ!っとする繰り返しで。ヤンメイが見てる間に3回はやってましたね。もうどっちもどっち。
これ、もちろん傘の男性が悪いんですよ。傘くらい人に当てないように持ってろ、って話です。特に濡れたものなんだし、気を遣いましょう。でも、その傘を叩いちゃった時点で、隣の人も共にダメな大人の仲間入りです。そもそもは被害者なんだけど、一気に同レベル。
声掛けられないのかなぁ
きょうび、知らない人に声をかけるのってリスクはありますけど。ひと声かければ済む問題だと思うんですよね。
あのー、傘もう少し引いてくれますか?とかね。たったこれだけのことですよ。
舌打ちですか?
実は、その前日にも電車内で残念なことがあり。やはり、朝から電車に乗っていたときのこと。目の前の席が空いてたので座りました。ちょうど扉の横の席に。
チッ!
すると少し離れたところから大きな舌打ちが聞こえてきました。音の方を見ると、ギターを担ぎ、アンプをキャスターに乗せた青年がこっちに向かってくるところでした。
あぁ!多分荷物も大きいし、アンプを置きやすい端の席に座りたくて、車内をこちらに移動していたのでしょう。でも、そこをヤンメイに座られてしまったので、「っだよ、人が座ろうとしてる席に座ってんじゃねーよ、おっさん!」という非難を込めた舌打ちをしたのかと。
「無礼者!ずっと立ってろ!」こう見えてもヤンメイ、年寄りにも若者にも案外優しいのです。そこで「隣に荷物置きたいので、ズレてもらっていいですか?」とやんわりと頼まれれば、空いている隣の席にホイホイと移ったでしょう。というか、隣に移ってあげようかと腰を浮かしかけたのですが、ギター青年は座れねーならいいわ、とまた逆方向に移動を始めたので。また座り直しちゃいましたけど。
これって、全然知らない人には声かけるより、舌打ちをして不快を表す方が簡単だってことですよね?これもまた、何か残念で。
いい人ぶるつもりも変人ぶるつもりもないのですが、ヤンメイはこういう時、割と声をかけることが出来るタイプです。あまりおっかなそうな人や眉間にずっとシワを寄せてるような人は避けます。そのせいか、やってみると意外に相手の人は提案を聞いてくれます。
知らない人に声をかけるって、そんなにハードル高いですかね?旅の途中で隣り合った人と会話をはじめるとかではなくて、道をきくレベルのかなりその場かぎり感の高いヤツでも。
大丈夫か?日本!
いや、むしろ。そんなその場かぎりのコミニュケーションを乱暴にやってしまう人が多い国って、民度低いな、と思ってしまいます。
やっぱり、笑顔で声かけ出来るって、すごく印象がいいです。ヤンメイの理想はハワイの接客業の人達。コンビニのABCマートのレジの人でさえ、笑顔と声かけがある。もはや、頭なんか使わずに反射で出来てるのかな?レストランなんかだとなおさら。社会が人や子供に優しいのがビシビシ伝わってきます。ハワイが世界的にリゾート地として評価が高いのは、そうしたソフト、人の部分って大きいと思う。気分がいい、だからまた行きたい。
日本なんか資源ないんだし、観光立国とかいうなら、こうした面でハワイを超えなきゃいかんのです。設備とか表面的なおもてなしなら、すぐに中国が追い付いてくるよ。中国人には出来ない?いや、絶対出来る人には出来ます。それなりにお給料貰えれば、すぐでしょう。
みーんなが電車内でスマホいじってて、電車降りる時に「降りま〜す」も言えずに、肩でグイグイ他人を押し退けて行く国って。すげー印象悪くない?これって、東京だけの事情なんでしょうか?
いや、日本が観光に力を入れようが、誰が何して食べていこうがいいんですけど。目の前の人にちょっと声をかけて、優しくコミュニケーションが出来る世の中がいいなぁ。そういう隣人が増えて欲しいです、というお話でした。