バネのチカラ？瞬足？新調子供靴での運動会

子供の運動会が近かったのと、サイズの合う靴が少なくなっていたので。買ってみました、バネのチカラ。商品名です。

子育て世代でないと全然ピンと来ないと思いますが、ここ10年近く、子供用の運動靴界（？）では〝早く走る〟機能をウリに二大ブランドがしのぎを削っているのです。その一方がこれ。

今回はそんな運動靴を買って運動会に臨んだお話。

瞬足を買いに

子供の運動会、というか、走るためのアイテムとして、有名なのはアキレスの「瞬足」ですよね。今年で発売15年を数える子供靴界のベストセラーです。とか言って、そんな詳しくはないんですけど。

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「瞬足を履いて走ると足が早くなる」というウワサ（？）がママ界隈に拡がり、小学生くらいの世代を中心に人気が続いている運動靴です。幼稚園児にも浸透しています。というか、もはや子供靴界でメジャーな存在なので、「早く走りたい」よりも「みんなと同じものが欲しい」需要があるのかも。

一応、左回りのトラックを走り易いように左右非対称にソールが工夫されているので、機能的に走りをサポートするようになっているんだとか。

？ということは、直線のかけっこでは効果ない？

ともあれ、いわゆる有名なスポーツメーカーの子供靴、ナイキやニューバランスなどよりも安価かつ機能的なので人気があるんでしょうね。

あれ？「バネのチカラ」だって？

で、ヤンメイも何となく知っていた「瞬足」を買わんとしてスポーツ店に子供を連れて行き、「おっ、なんかちょうど良さそうだね」と瞬足のつもりで買ってしまったのが「バネのチカラ」でした。

こちら「バネのチカラ」はムーンスター（旧月星化成）の子供靴です。瞬足に遅れること６年、特殊なラバー素材「パワーバネ」の反発力で走力を高める、というコンセプトで開発された高機能シューズです。

どちらのモデルも子供の「早く走りたい」を後押しする機能を持ちながら、子供受けするデザインで、親の財布にも優しい、という死角のない良品なのでリピーターが多いのも頷けます。

実際、娘はこれまで脱ぎ履きの楽さ重視でスリッポンタイプのスニーカーが多かったのですが。見ていてフィット感と安定感が全然違います。いや、同じ幼稚園の園児達の履いている靴が、妙にフィットしているなぁ、動き易そうだなぁ、と気になっていたのですが。瞬足やバネのチカラだったみたい。

ご覧の通り、女の子好きしそうな、キラキラ素材にフリルまであしらってあって、まずはデザインからプリンセス好きなヤンメイ娘の心を掴んだようです。

ソールにはスパイク的なパーツも配置されて、確かにグリップ力も少しはありそうです。

蛙の子は蛙

実は娘、今回、運動会の徒競走にかける意気込みが半端ではなく。昨年２位（走者３人）の雪辱を晴らし、級友に負けずに走って「絶対１位になるんだ」と気合いを入れてまして。

ただ、買う時に「なんかこの靴を履くと速く走れるんだってよ」とチョロっと言ったのを聞き逃しておらず。なんだか、凄く期待が膨らんでしまっておりました。

むしろ「じゃあ、パパと用意ドン！の練習しようか？」と促しても、「やらな〜い。大丈夫だよ、パパ。だって速く走れる靴があるんだから」

お前はのび太か！？

いや、むしろ子供のこういう本質的な性根を描き出した藤子不二雄先生の見事さを讃えるべき？

我が子の怠惰さに呆れつつも、自身を振り返ると努力なんて必要最低限しかしてこなかったことが思い出され、まぁこの親にしてこの子ありだな、と妙に納得してしまいました。自分のことを棚に上げないと教育なんか出来ませんね。

さて、結果は？

そんな、意気込みはあるけど努力はしないで臨んだ運動会でしたが。

昨年は隣を走るクラスメイトが気になって、チラ見していたので推進力が分散されていたのが見え見えでした。今年は「脇見をせず、ただ前を向いて走り切れ！」と妻に厳命されており。

その甲斐あってか、徒競走は悲願の１位（走者３人）でゴール出来ました！少しはバネのチカラもあったのかな？

ウチの園は１位の子には腕に青いリボンを付けてくれるのですが。ヤンメイ娘は翌日もその翌日も嬉しそうに青いリボンをしておりまして。もはや大人のヤンメイには分かりませんが、よっぽど心に響いたんですね。こうして心に残る嬉しいことを積み重ねていって欲しいものです。

そんな、売れ筋の子供運動靴を買って徒競走に臨んだお話でした。今年、僅差で敗れた子には是非「バネのチカラ」をこちらから（笑）。

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