ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

黒島観光!牛の溢れる島へ〜子連れ石垣旅行記④

 

f:id:yanmei:20181121000205j:image

今回の旅行では石垣島から黒島まで行きました。そこでの素晴らしい出会いは前回もガッツリ述べましたが。そもそもヤンメイと同じく黒島を知らない方も多いかと思います。

沖縄本島からさらに南西に連なる島々を八重山諸島と呼んでいますが、そのうちの1つが黒島。鹿児島の黒島とは全然別の島ですよ。基本的に離島は沖縄本島よりものんびりしていて、田舎びているところに魅力を感じます。とはいえ、ひとくくりにできないそれぞれの魅力があって、それぞれ楽しいのです。

今回は沖縄離島ではややマイナーな黒島の素晴らしさを紹介するお話。

黒島ってどこだ?

黒島。石垣島から船で30分ほどで着く離島です。ネットで調べるとハートアイランドとか書いてありますが、もちろん現地の人たちはそんないい方しません(笑)。現場の観光ガイドその他でも目にしませんでした。誰が仕掛けたいのか、ハートアイランド。

そもそもは新しいもの好きのヤンメイ妻が調べてきて「今年は黒島に行こうよ!」と。いつもながら頼りになる行動力です。ヤンメイはというと、どこにあるのかも、何があるのかも、根本的に興味すらない状態でしたが、嫌はありません。「いいね、行こう行こう!」と適当に決定。

「で、何があるの?」

「…なんか、牛がたくさんいるみたいよ」

「…おう」

それでいいのか、ヤンメイ妻。君の写真魂は牛に向けて満足なのか?と思わなくもないけれど、まぁ、本人がいいならいいか。

この時点では妻もさして知ってる訳ではないけれど、石垣島からアクセスが良くて、まだ行ったことのない地を踏みたい、という冒険心からの提案だったようです。ヤンメイ家は過去に竹富島、西表島、由布島と離島に渡っているので、まだ見ぬフロンティアを求めてのことなのでしょう。

後からヤンメイ自身が調べてみるも、牛が人口の10倍とか、まっすぐな道がインスタ映えするとか、いまいちパンチに欠ける情報ばかりが目に付きます。ただ、かつての西の浜が八重山諸島のベストビーチだった!と熱く回顧しているブログがあったので。西の浜という地名だけは覚えて、いざ黒島へ。

黒島アクセス

黒島への足は基本的にフェリーのみです。観光の人も地元の人も同じ船を利用して移動します。

お値段は、往復だと少し割引があり、大人2530円、子供(6-11才)1280円。こちらのサイトからだとさらに少し安いです。船とレンタサイクルのセットもネットや現地観光チラシで見かけますが、1日料金で自転車借りなくてもいいかなぁ、とヤンメイ達は船とレンタサイクルは各々申し込みました。

さて、こちらの記事では黒島に行くなら行きの船では右側に座り、到着5分前には後部デッキから絶景が広がるのを見よ!と教えています。

島に着いたらもう遅い!沖縄・黒島の見所は島着5分前!! | 沖縄県 | LINEトラベル


で、それをそのまま実行してみたのですが。

いや、うるさいわ、あの後部デッキは。

船は空調の効いた船室内の席が大半なのですが、後部デッキには20〜30人座れる屋根付きだけどオープンな席があります。黒島の海を楽しむならこの席は確かに気持ちいいです。快速船の風を受けながら太陽を浴び、八重山の流れる景色を楽しむ。

そのシチュエーションは最高なんだけど、いかんせんうるさいのです。よもやエンジンの上に座っている訳ではないでしょうが、もう運転中ず〜〜〜っと、ゴゥンゴゥンゴゥンという音が響いています。会話は出来る程度ですが、なかなかに厳しい。大きな音が苦手、とかって人は要注意です。結局往復デッキで過ごした結論ですが、帰りは疲れてくるし船室内でもいいかも。

f:id:yanmei:20181120234753j:image

ちなみに、席が決まっている訳ではないので、早いもの順での乗船となります。出発の10分前くらいから並べば、まだあまり並ぶ人はいないので余裕で後部デッキに座れました。(注:10月平日の経験)

あと、5分前からって話にこだわるなら。到着時間を知らないと5分前って難しいよね?なので、出発後、20分経ったらデッキに海を見に行く、という方が簡単だと思うのですけど。

というより、もうね、ずっと海を見ていようよ。確かに到着5分前くらいには水深が浅くなり、いよいよ海の色の美しさが増すのは確かですけど。いや、ぶっちゃけ、ずっとキレイだよ。もう、本当に気持ち良い景色がず〜っと続きますから。海しかないけど、そうだから。海を眺めてぼーっとする贅沢体験を是非どうぞ。出来ればデッキの中でね。

黒島のレンタサイクル、子供席あり

調べると、黒島は小さな島なのでレンタカーとかでなく自転車で回れるよ、と書いてあります。そこで気になったのが、自転車の子供乗せです。まだ幼稚園児ですし、これはヤンメイが乗せて漕がないといけないだろう、と。

でも、ネットで少々調べてもそうした情報が見つからず。

結論から言えば、黒島のレンタサイクルには子供席を乗せた自転車があります。港から一番近いレンタサイクルのハートらんどさんにお電話で確認したら、子供乗せシートのある自転車は数台用意があるとのこと。子供用自転車もありましたね。

f:id:yanmei:20181120212051j:image

結局、ヤンメイ達はそちらで自転車を借りました。1時間200円で、3時間分を2台。1200円ですね。割と早いもの勝ちで車両を選んでいくので、島に到着したら、まず借りに行くのがいいかも。もう、港の目の前で一番最初に目に付く建物なので、間違える余地はありません。船の到着後はお客さんが殺到するのですぐ列が出来ます。自転車の状態には結構差があります。ヤンメイが借りたのは漕ぐたびにギィギィいって、少し不安でした。

f:id:yanmei:20181119212612j:image

何もない島だし短時間でいいか、という判断は大間違い。実際は、大きく時間をオーバーして滞在、レンタルすることになりました。なので、ケチらず1日料金(1000円)でレンタルしましょう。でも、お支払いは1日料金と差額分だけにしてくださいました!ハートらんどさん、ありがとうございました!!

ちなみに、すぐ近所にあるまっちゃんおばーのレンタサイクルさんの店頭でも子供乗せありの車両を見かけました。

というわけで、子連れの方も安心してレンタサイクルを利用出来ます!道はほぼ坂がなく平坦なので、運転はラクです。特別な理由がなければアシスト付きじゃなくて大丈夫ですよ。

伊古桟橋

自転車を漕ぎ、最初に行ったのが伊古桟橋。妻が事前の下調べで絶景スポットとしてチェックしていました。何があるという訳でもないのですが、350mの桟橋が海に向かって突き出ています。国の文化財にもなっているので、天気が良ければもの凄い絶景!なはずだったのですが…

f:id:yanmei:20181120211900j:image


天気は良かったんですよ、天気は。ただねぇ…潮がねぇ…。ほとんど潮が引いちゃう時間帯で、見渡す限り陸地なんですよ。ところどころに潮溜まりがあるくらいで。海が遠い遠い。

f:id:yanmei:20181120211913j:image


でも、桟橋の端まで行けば少しは海っぽくなります。脳内イメージがどんなだったか伝わりますかね?それでも、見てるうちにさらに潮が引いていくので油断できません。あっ、ヤンメイ娘と妻は潮溜まりで初めてナマコを見て驚いていました。

お昼はよねおじさんの家

さて、次のスポット黒島研究所を目指す道すがら、気になる看板が。そこにかき氷の文字を発見した娘は「ねぇ、パパ、疲れたし休憩しようよ」と。

 

f:id:yanmei:20181120212702j:image


はい?まだほとんど何もしてませんけど?

しかも、あなたは後ろの席で座っているだけだよね!?


とは言え、あまりお店が多くないことは分かっていたので、給水がてら立ち寄ることに。それにしても、かき氷食べ放題ってどんな店だ?そんなには食べられないけど。

f:id:yanmei:20181120230444j:image

店内に入ると、普通の民家の座敷に通されたようなざっくりした感じ。メニューによると、かき氷食べ放題はドリンクバーとセットで500円とのこと。しかし、ランチメニュー(1000円程度)には全てかき氷&ドリンクバーが自動で付いてくると。

斬新なシステムです。まぁ、観光地でのランチにしては普通なお値段だし、少し早いけどお昼にすることに。ご主人は元々は内地の方なのか、メニューはなんか名古屋系なんですよ。味噌カツとか海老フライなどなど。

ヤンメイは台湾混ぜそばを注文。これも名古屋で人気のメニューだとか。普通に美味しいのですが、結構辛いのです。味見をせずに娘にあげてしまい、後から自分で食べてビックリしましたら!何にも言わずに食べてたから気づかなかとだけど、ちょっと子供の食べる辛さではないぞ?子連れの方はご注意下さい。

f:id:yanmei:20181120233614j:image


ちなみに、ドリンクバーは冷蔵庫の中の、ポットやペットボトルに入っているお茶やらジュースやらを好きなだけ飲んでよい、というてーげーなスタイル。本当に人の家に来たみたいなラフな感じです。

かき氷も、製氷機(庫)から好きなだけ氷を出して、自動の機械でかいて、シロップスタンドのシロップを自由にかけて良いのです。ワイルドだろ〜?冷蔵庫にはアンコもあって、小倉にも出来る芸の細かさ。コンデンスミルクもありましたので、かき氷好きにはたまらないお店でしょう。

ただ、全然氷を食べなくても料金は一緒ですけどね。

黒島展望台

f:id:yanmei:20181120232041j:image


道中に展望台が出てきました。歴史的由来とか全然分からないけど、高いところがあったら登るよね?

はい、登ってみても海が見渡せるとか良い眺望が開けている訳ではないけど、周りじゅう牧場で牛だらけなのだと実感できました。

f:id:yanmei:20181120232116j:image

仲本海岸

もうね、潮が全然ないのでただの岩場でした。シャワーとかがある訳ではないので、海水浴もパス。確か、唯一遊泳可な海岸だったと思います。荷物を自転車に置きっ放しにしておくと、カラスにあさられたりします。

f:id:yanmei:20181120233410j:image


浜には不思議なイソメっぽい生き物がふよふよ動いているばかり。せめて水があれば。子供が怖がるし、浅瀬過ぎて危ないので早々に退散しました。残念。

黒島研究所

前回、その魅力を伝えきれた自信のない黒島研究所です。ウミガメ好きもサメ好きもナマコ好きもきっと楽しめる、八重山一のワンダーランド!子供連れなら是非行くべき。

詳しくは前回のエントリーをどうぞ。

f:id:yanmei:20181120232455j:image

西の浜

かつて八重山一の美しさだったと書かれていた海岸。いや、かつてじゃないよ?全然現役で美しいです!!まさに絶景!!亀のような島では釣りをしている人がいました。こんな景色の中で、のんびり釣り糸を垂らすって贅沢です。

f:id:yanmei:20181120233951j:image


ただ、たぶん泳いではいけない。だから、海が綺麗なのかな?子供は貝殻拾いに夢中。綺麗な貝やサンゴはたくさんありました。この頃には徐々に潮が戻りつつあって。でも、そろそろ帰りの便の時間です。

f:id:yanmei:20181120234816j:image


ちなみに、この西の浜はちょっとこの先に道があるの?ってくらい細いケモノ道を進んだ先にあります。自転車で進むのが不安になるくらい細い道ですがご安心を。それで多分道は合ってます。浜の手前で大きな坂になるので、自転車は手前で降りて、足で登って行くのがいいです。

その他

なるほど、牛の数が島民の10倍以上というだけあり、牛たくさんで島全体が牧場のようでした。そこで、見つけたこの丸い物体。あちこちにあるので、なんだろうと思っていたのですが。牧草を丸めて運搬、保存するためのバックだったようで。

f:id:yanmei:20181120235405j:image


上の状態のものをラップで包んで下の状態にするんですね。牧場慣れしてる人にはありふれた光景なのでしょうが、ヤンメイ達には珍しかったです。

f:id:yanmei:20181120235409j:image


あと、確かに一本道ばかりなので、そういう写真が撮りたい方にもたまらないスポットかも。

f:id:yanmei:20181121000311j:image

 


以上、なんか回りきったわけではないのに時間のなくなった黒島。見どころは黒島研究所と西の浜です!と強くいい切って黒島観光の口コミを終了致します。

f:id:yanmei:20181121000338j:image



旅の始まり、続きはこちらから。

10月の石垣旅行をANA楽パックで~石垣島旅行記①~
アートホテル石垣島宿泊感想 ~石垣島旅行記②~ 
ウミガメと会える遊べる研究所~石垣島旅行記③~
やいま村の魅力を語る ~石垣島旅行記⑤~
子連れは底地ビーチへ行くべし~石垣島旅行記⑥~
石垣島の夕飯、魚?肉? ~石垣島旅行記⑦~

以前の石垣記事より
 ・子連れ家庭に10月の沖縄がオススメ
・梅雨の石垣島、子連れの楽しみ方