ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

地鎮祭の準備、のし袋の書き方とか準備したこと 〜ログハウスと土地の話②

といっても、地鎮祭の準備自体は殆どハウスメーカーさんがしてくれるんですけどね。

基本的にヤンメイはお金を出して出席するだけです。でも、ほら、神様のことだし、そのお金を出すとかにも準備はいる訳ですよ。ご祝儀袋とか。

今回はそんな、地鎮祭のご祝儀とか準備とかのお話。ワードに苦戦した記録とも言います。

地鎮祭って何さ?

まず、そもそも地鎮祭って、何?っていうお話から。

地鎮祭というのは、ざっくり言うと建築前に神様にするご挨拶のことです。土地の神様に建築の許可を得て、工事の無事を祈る儀式です。

個人宅の建築だと、神主さんを呼んで、施主の一家と工事関係者(ハウスメーカーの営業さんや現場主任)が参加して行われます。

厄祓いとかお宮参りと一緒で、やらないといけないものではないけど、新築工事なんかする人はしておく方が気分がいいのかな?ヤンメイ家は、中国人の妻の発案でやることにしました。

地鎮祭、どこに頼むの?

最初はね、自分で近所の氏神様のところに依頼に行くのかな?と思ってたんです。七五三とか厄除け祈願と同じ感じで。でも、ちょっと調べたら、上記のように工事関係の方に出席してもらうようだし、神棚ではありませんが儀式の祭壇の用意もいるようなので、ヤンメイ家だけで勝手に決めるものでもなさそう。

詳しく分からないので、ハウスメーカーの担当さんに「地鎮祭を行いたいのですが…」と相談したら、「神社選びから用意まで全部こちらで手配しますので、希望日だけ候補を決めましょう」とサックリその場で決定。

お祝い事なので、大安か友引、先勝の中で日程を選び、候補日の中で神主さんのご都合と調整してもらい、後日決定のご連絡がありました。

当日までに用意するもの

ヤンメイが用意するのは、基本お金だけです。神主さんへの初穂料(玉串料)、お供え代、竹代(支柱として使用)、現場監督へのご祝儀などなど。総額で4〜5万円というところでしょうか。

いや、いつもは端数まできっちり明示するんですけどね。神様へのお礼額を明け透けにしちゃうのもはばかられたので。

一応、ハウスメーカーさんからメールで金額についてもご指示があったので、全然迷う余地はありませんでした。ありがたいことです。

ネット上では、工事の安全を願っての儀式だし、施主はむしろ祝ってもらう側なのでご祝儀は必要なし、との意見も見かけましたが。現場監督さんにすれば休日出勤ですし、子供のお小遣い程度ですが〝よろしくお願いします〟って気持ちでお渡ししたいと思います。

ご祝儀袋をどうするか?

いや、どうするかもなにも、剥き出しのお金をお渡しする訳にもいかないので、ご祝儀袋を用意するのですが。この袋にかけてあるヒモを「水引」といい、結び目にも意味があったり、色とか形とかどれでもいい訳じゃないのです。

 

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上:あわじ結び 下:結び切り

この画像の上が「あわじ結び」で慶事一般に使われるよう。下の「結び切り」は一度きりの慶事、みたいな意味を持つので、地鎮祭向きってほどじゃない。じゃあ、あわじ結びのご祝儀袋を買おう!と近所のコンビニに行くと、ないんですわ、あわじ結び。

少し先の文房具屋にはさすがにもう少し種類が豊富にありました。でも、印刷だったり、白いヒモだったり。

金額が1万円以上の時は印刷は使わないんだそうで。まぁ、金額に見合った袋のグレードとかあるのね。豪華な袋に5000円くらいって恥ずかしいけど、逆なら…いやいや、セオリーには従いますよ。

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こんな印刷の物は今回は不向き

白いヒモは弔事用だからね。白黒のヒモじゃなくてもお祝いには使いませんよ。

さらにいうと、水引の問題だけでなく、あらかじめ印刷してある文字が〝お祝い〟とか〝寿〟とか、微妙に欲しいのがない。

ネット通販で早めに買っておけ、ってヤツですよね。でも、もう期日間近なんですよ、余裕ないの!

仕方ないので、短冊なしのヤツを買って、自分で短冊を付けることにしました。

ご祝儀袋の短冊の印刷

いや、字の上手い人はサラサラっと書けて当たり前なのかも知れませんが。はっきり言って、ヤンメイに筆で字を書かせてはいけない。もう、ちょっと見られないくらい下手なんですよ、毛筆。なので、当然、ご祝儀袋に字を書くなんて無理!

なので、いつもはこんなもので乗り切るのですが。

短冊用のハンコはさすがに用意していませんので。ワードで印刷することに。

ですが、ワードがおバカさんなのか、ヤンメイのスキルが足りないのか。縦書が出来ないんですよ。正確には縦書きにすると、字間が開けられないのです。

困った。どうしようかな。


ポクポクポク…チーン!←by一休


テキストボックスで貼り付けることにしました!我ながら冴えてるぜ、ヤンメイ!!

これだと、なんか字間が丁度良くなったので結果オーライ!ワードはなんか字の位置が気持ち悪いことも多いのですが、これで万事解決ですよ。ちなみに、フォントはHG行書体で36ptにしたらぴったりなサイズ!

これをプリントして、カッターで切ったら完成です。めでたしめでたし。

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短冊の下の方に名前のハンコを押します

ちなみに、上の使っちゃダメな例で出した「のし袋」は現場監督さんへのご祝儀に使います。

 

そんな、ワードが使えないために、ご祝儀袋の用意に無駄に苦労しちゃいました、というお話でした。