最近、とある理由があって年金について調べていたら、ちょっとビックリする機能を発見しました。20年以上払っていて初めて知りましたよ!
年金、色々マイナスイメージのある制度ですが、意外や使える仕組みがあったんですね。見直しました。いや、皆さん普通に知ってるかも知れないですが。ヤンメイは目からウロコだったので。
頼まれてもいないのにシェアしますよ。今回は、年金の使える機能(子持ち限定)についてのお話。
年金のイメージ
ヤンメイ、年金についてあまり良いイメージを持ってませんでした。
責任取る人なんか100年後には誰もいないせいか「100年安心」とか平気で言うし、じわじわ保険料(国民年金)は上がっていくし、支給は先送りにされるし。
はっきり言って「払い損」の制度だと思っていました。制度が潰れるんじゃないか?貰えないんじゃないか?って思う人が多くて、未納者が増えていくのも根本はヤンメイと同じ年金不信だと思うんですよね。
こんな記事も出るくらいです。
年金は賭け?
もっと言うと、年金のイメージは賭けです。親の総取りならぬ、〝長生きしたモン勝ち〟みたいな。
だってね、これ、双方にとってなかなかリスキーな制度だと思うんですよ。
現在、自営業で国民年金を収めているヤンメイの場合、前納割引きとかしないと、年額で約20万円程収めています。10年前の約18万円くらいからジリジリ上がってますけど。
で、基本的に20才〜60才まで納めて、65才になったら毎月年金が支給されますよ、と。40年納めた人は月に6万5千円受け取れる計算です。
これってスゴくないですか?
スゴく危うい!!(笑)
総額で800万くらいしか納めないのに、年に78万受け取れる。納めた額で言うと、10年と4か月目には元が取れる計算です。
あっ、ヤンメイは数字に弱めなので、運用益ガー、とか個人で投資をしておけバーとか、そういう発想はありません。単純に払った分がリターンされるまでという考えね。
なので、75才から先の人生があるなら貰い得!現在の平均年齢とか考えると、そこまで難易度の高い数字じゃないよね?
国としては長生きなんかして欲しくない。医療費もかかるし、後期高齢者なんて早く逝って欲しい、というのが国の本音ではないか、と思います。
ただ、これだとリスキーなのは国ばかりじゃないですか。そんなうまい話はありません。年金加入者側にも大きなリスクがあるんですよ。
年金は老後の資金なので。死んだらそれまで。払った分は戻りません。死亡一時金として10万円程度が払われておしまい。(正確には遺族との関係とか払込額で変わるみたい)
40年も払い続けるのに、年間80万程受け取るか無か、というものごっつい二択を迫る制度なんですよ、年金って。不備を色々指摘される前に、そもそも前提がすっごくギャンブリー!正気の人が制度設計したとは思えません。
子持ちには大盤振る舞いだ!
でもでも。そんな大胆な二択だと思っていた年金制度に、2つの例外があったんですよ。
遺族基礎年金と寡婦年金です。
寡婦年金はね、まぁ読んで字のごとく、夫に先立たれた奥さんに、ほんの一時期、少額払われる年金だからいいや。面倒なんで解説しませんが、受給資格も面倒で、当てはまらない人も結構いるのでニッチな制度な気がします。
問題は、遺族基礎年金ですよ!
これが意外にすごい制度です。大盤振る舞いです!!
ざっくり言うと、18才未満の子供を残して加入者(夫)が亡くなると、妻に年間78万円の年金+子供1人につき28万円が支払われます!
子供を残して死んでしまっても、子供が18才になるまでは年に100万円以上は払われ続けるんです!(25年以上の加入で)
これってめちゃくちゃ手厚い補償じゃない!?
もちろん遺族が裕福に暮らせる額ではありませんが、親子2人の食費と光熱費くらいなら賄えそうな感じ。こんな制度があったとは!
よもや、死んだらそれまで、掛け捨てで終わり!と思っていたのでギャップにビックリ!いや〜、年金なんて払い損だと思っていましたが、意外に使えるヤツでしたね!見直しました!!
まぁ、有難い反面、そんなに大盤振る舞いして財政は大丈夫?と心配ではあります。しかも、恩恵は子持ち限定。やはり安定の偏りっぷりですわ。
ともあれ、そんな、年金は払い損とは限らない。特に子供のいるヤンメイ家などは恩恵を受けられるので、真面目に払おうと思いました!というお話。 以上。