ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

中国人にウケるお土産、オススメの品

最近、中国に里帰りしていた妻子が戻って来た時、子供のお土産の中に見慣れたものが!?

日本では割とポピュラーな品だと思うのですが、それが海を越えて人気を博している?

今回はそんな中国で(ヤン娘が)見付けた、中国人向けのお土産のアイデア。中国にお土産を買っていく必要のない人には全然響かない、ニッチなお話です。

◯◯◯って知ってる?

いや、単純過ぎて話の膨らませようもないのですけど。日本のとあるお菓子が中国でも売っていて、結構人気があるようなんですよ。

それは何か?

 

ねるねるねるね  です。

 

正確には、クラシエフーズの「ねるねるねるね」に代表される知育菓子シリーズというか。

えっ?知育菓子を知らない?

まぁ、子育てを通過した方でないと知らないかも。70年代生まれなら「ねるねるねるね」の名前くらいは聞いたことあるかな?

ヤンメイが小中学生頃にやたらとテレビCMをやっていた記憶があります。いや、やたらとテレビを観ていただけか?確か、白雪姫とかに出てくる魔女っぽい格好の人が、ねっとりした何かを混ぜていたような。「練っておいしい〜、ねるねるね〜るね♩」というフレーズでした。

すげーインパクトあったけど、子供心にも食べたいとは思わなかった。ちょっとキワモノっぽい、そんなお菓子です。

それが、最近は「知育菓子」という、お菓子作りを通して創造力を育む、みたいなフレーズで理論武装して人気を集めているのです。

進化していたお菓子

子育てをしていない、なおかつ親戚に小さな子供もいない人だと、「えっ!まだあれあったの!?」くらいの気持ちだと思います。

まだあったどころの話ではなく、現在は派生商品が山ほど出ています。もう、食べ物というより、お菓子の工作に近いです。

本家「ねるねるねるね」は、2種類の顆粒に水を加えて混ぜると、ペースト状の練りアメ的なお菓子が出来上がる、という仕組み。ちょっと化学の実験っぽいテイストが知育菓子のネーミングの元になっているのかな?

水と混ぜてペーストを作る、2種類の色と味の違うペーストを混ぜる、さらにトッピングをする、とか色合いとか混ざり具合、カラフルなところが子供には楽しいのか、ヤン娘はこのシリーズが大好きです。

派生商品も基本的には水と混ぜていく系ですが、より複雑な形を作ったり、電子レンジで熱を加えたり、かなり色んなバリエーションがあります。結構高度な操作が入ってくるので、小学生くらいじゃないと見本通りには作れないかも。

そのシリーズがね、今回、中国で大量に発見され、逆輸入されてきましたよ。

海外でも人気なお菓子

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これはまんま日本のと同じで、シールだけ現地向けに貼ってありますね。これは練りアメで、粘土的に混ぜて色を作り、更に好きな形にしていくお菓子。

ヤン娘の大好きなキュアセレーネを作ろうとして挫折しました。いや、難しいんだって、これ!言ったてアメですから、小麦粘土より固いし成形の難易度高いんですよ!!

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どう見ても同じものではないのはわかる

…いや、いい訳だな。知ってる。これ、小麦粘土でもやっぱり作れないわ。親になったからって急に器用になる訳じゃありません。まぁ、余談です。

 

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こちらなどはパッケージから中国語のもの。海外でも力を入れて販売している様子がうかがえます。というか、QRコードを読むと英語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語などなど、色んな言語での説明が選べて、世界中で売っている感がハンパないです。

そんなに人気か!?知育菓子!!

実際、日本で100〜300円くらいのお菓子ですが、中国では倍くらいで売っているみたい。輸入品ですからね。200〜600円かぁ。

現地の貨幣価値を考えるとなかなか良いお値段です。いや、日本で考えても500円オーバーのお菓子はなかなかのお値段かと。豊かだなぁ、中国。さすが世界第2位の経済大国です。

と言ってもね、日本の経済も世界3位とか言われてもヤンメイの暮らしの上では全然実感ないですけど。

そんな少しお高めのお菓子を、孫が喜ぶからとたくさん買って持たせてくださいましたよ、お義父さん、お義母さん。ありがとうございます&申し訳ありません。日本で普通に売ってるものをあえて高値の中国で買わせてしまうって、孫パワー恐るべし…というか、みんな、自制しよう!

ちなみに、妻子が中国滞在中に、中国のテレビ番組でもこの知育菓子を取り上げた番組がタイムリーにやっていたみたいで。やっぱりそこそこ人気があるんですね。

なので、中国行きの際、この類のお菓子を買い込んでお土産にすると、現地でウケたり、話題にしたり出来るんじゃないかな、と。日本製と明記してありますし。大人用のお土産としてはどうかと思いますけど。

その他の中国菓子

ちなみに、同じお菓子繋がりで、向こうのお菓子を少しご紹介。

◯ノコの山?

これは、まぁ、安定の中国パチモンという感じです。パッケージでは完全に独自路線を行ってるのでパチモンではないのか?

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〇ノコの山?

中身は完全に◯ノコの山というか?ちょっと曲がってるのが海外クオリティ?むしろリアルな気すらしてきます。

肝心のお味は普通に美味しいです。というか、本家の味を忘れてしまったので、比較は出来ませんけど、これはこれでありだなぁ、という感じ。

ネギRITZ

いや、製品名は香葱薄脆というのですが。クラッカーinネギです。これは中国ではロングセラーのポピュラーなお菓子のようです。クラッカーにさらにネギが加わると、一気に主食っぽくなりますね。

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これもまた美味しいです。というか、食べ始めると止まらなくなりますね。塩味はそれほど効いていないのが良いのかな?スープに浮かべるならRITZより良いかも。

こういうのは日本にないからなぁ。とても外国を感じます。

 

以上、中国行きのお土産に日本の知育菓子なんていかが?というお話でした。さすがにこれはパチモンとかまだ出てないみたい。日本企業もこうして独自の〝らしさ〟をどんどん打ち出して、海外でも勢いよく頑張って欲しいです!