ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

プリキュアの主題歌が意外に素晴らしくてハマっている

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ブログ的に大きく踏み外してしまった感があります(笑)。40男がプリキュアの「歌」にハマった、というご報告が一体誰の胸を打つというのか?

しかし、ヤンメイは遅筆なので、なんとか平成最後にエントリーを上げたいとなったら、自分語りしかないじゃないですか。

ルパンは何課が警備するのか?とか生八つ橋は焼いたら焼八つ橋になるのか?とかのアホなエントリー歴に、さらに黒歴史を加えます。ヤンメイ、削除はしない主義なので!(キリッ!)

今回は、雨そぼ降る平成最後の日に、プリキュア主題歌の素晴らしさを熱く語るお話。

アニソンいいじゃない

確か、異文化系ブログ(?)として発足したウチカミですが、書きたいことを何でもぶち込むうちに混沌としてきた感があります。いや、これも異文化との出会い!最近、いい年齢の大人がアニソンと再会を果たしました。

きっかけは、ヤンメイ妻と娘の里帰りでした。プリキュアの映画を観に行き、お歌とダンスが絶好調だったヤン娘でしたが。…歌詞が壊滅的なのです。まぁ、基本、あの年齢の子供は歌詞を耳で覚えるので、デタラメになるのは普通なのでしょうけど。

割とプリキュアの歌の歌詞というのは、リズム重視で韻を踏むというか、ラップ的にゴロで言葉を重ねたりします。なので、聞いたままで歌う子供の歌詞は、ボキャブラリーの無さとあいまっていよいよ不思議な音(単語ではない)になるんですよ。

それはそれでいいんだけど、なんとなく思い付きで歌詞を調べて、全部ひらがなに書き直した紙を子供に与えてみました。ヤンメイは子供と一緒に歌を歌うのが大好きなのです。

すると、かなりまとまった量のひらがなを喜んで読み、懸命に正しい歌詞で歌おうとするのですよ!やっぱり、自分でもどこか誤魔化してる感があったんでしょうかね?

里帰りの行きのバスとか飛行機内での楽しみになれば、くらいの気持ちでサラサラっと書いた紙片でしたが、ヤン娘はいたく気に入り、中国滞在中も毎日眺めて歌っていたようです。(帰国のどさくさで無くなってしまったようですが)

なんか、そういうのって嬉しいじゃないですか。

じゃあ、娘が帰って来たら一緒に歌えるように、ヤンメイも歌詞を覚えてみよう、と歌詞を眺めながらyoutubeで件の歌を繰り返し聴いていたら…。

 

なんかいい歌じゃない?


と思えてきました。


WINくる!プリキュアミラクルユニバース☆

 

曲の感じだけでも分かれば、とYouTube張ってみましたが、普通の大人の方は映像のインパクトが強くて引いてしまうかも。ヤンメイも今見て映像のパワーにびっくりしました。普段は耳で聞いているだけなので。

それでも、曲だけ聞いてみれば、メロディーはポップ。歌詞は前向きな応援歌です。あえて歌詞は引用しないけど「困難に負けずに頑張って!みんな繋がっているから大丈夫!」というメッセージに満ちた楽曲です。

身内の死に凹んでた心に、ちょっと元気をもらえた気がしました。

おっさん、プリキュアメドレーに泣く

さて、そんなきっかけがあり、妻子が里帰りした後の1人の家で、家事とか朝の身支度とかをする時の賑やかしに、プリキュアのオープニングメドレーを聞くようになりました。


【作業用BGM】歴代プリキュア OPメドレー【2019最新】

 

プリキュアって15作もやってるので、メドレーも相当長く、曲数もたくさんなのですけど。チラホラと聴き取れる歌詞に、不意に涙がこみ上げてくることがあり、びっくり!

以前、映画を観たときも、涙がこみ上げてきて自分のヤバさに驚いたのですけど。これって、感動の涙なんですかね?いや、訊かれても知らないよね。ヤンメイも知りません。

実は、歌を聴いていて泣いたことって一度もなかったのですよ。泣きたい気持ちになったことや、胸にこみ上げてくるものがあったりは、特に若い頃何度も経験していますけど。

そこまで胸熱ではないのに、涙だけ勝手に出てくるって何?オッさんだから涙腺ゆるいの?

若き日はレッドウォリアーズや聖飢魔Ⅱ、ブルース・スプリングスティーンなどを好んで聴いていた自分が、よもやプリキュアの主題歌に泣くとは。かなりのショッキングな事件ですよ。

しかし、何度もメドレーを聴くうち、泣き率の高い歌、高い部分があることが判明し、どうやらこれは感動して泣いているんだな、と、この異常な事態を受け入れ始めました。

プリキュア歌詞の美しい世界

例えば、

勝ち負けだけじゃない未来へ

明日を塗り替えてく

とか

思いやりで育った  その笑顔は枯れない

とか

何度でも起こすよ  きらめく奇跡

とか

「叶えたい」より「叶える」  私なんだ!

などなど。

その歌詞には、美しい世界、努力や想いが報われる世界が描かれていて。そういう表現にヤンメイは弱いのだな、と分かりました。

これらの歌詞が、かなりアップテンポで元気の良い楽曲と一体になり、気持ちを鼓舞するのですよ。

その世界観は夢物語、お花畑なのだとしても。多分、今のヤンメイにはこういうカンフル剤が必要なのでしょうね。

もちろん、15曲もあれば色んな曲があるわけですが。基本的には「気持ち上げてくぞ〜!」的な歌ばかりです。そりゃね、これから番組が始まるわけですからテンション上げていかないと。

ちなみに、ヤンメイは現在放映中のスター☆トゥインクルプリキュア以外は、2作品を少しだけ観た程度ですので、作品の良し悪しとか世界観とか全然知りません。単純に作業中のBGMとして流していて「元気でるな〜」と活用しているだけです。現在は妻子が帰って来てますので、自分の事務所の朝の支度用BGMです。

正直、掃除機をかけながら涙ぐんでいる自分を「バカじゃなかろうか?」と冷笑する部分もあるのですが、好きなモノは好きなんだから仕方ない。

王道アニソン

プリキュアの主題歌を聴いてヤンメイが思い出したのは、幼き日に聴いたアニメソング(アニソン)の数々です。中でもヤンメイの一番の胸熱曲は世界名作劇場「トムソーヤの冒険」の主題歌〝誰よりも遠くへ〟です。これから何か胸弾む冒険が始まる!という期待が高まる、男児を駆り立てる歌でした。

エンディングの〝ぼくのミシシッピ〟もしっとりと物語の終わりと郷愁を感じさせる名曲だと思います。(プリキュアはエンディングも元気があってしみじみはしない)

実は、この〝誰よりも遠くへ〟は当てはまらないのですが、当時のアニメオープニングは番組タイトルが歌詞に入る事が多かったのです。

有名な機動戦士ガンダムも〝跳べ、ガンダム〟の歌詞は「ガンダム、ガンダム」とやたら連呼しますが、当時はこれが当たり前。

徐々に一般楽曲に近いアニソンが増え、タイアップ曲など、作品タイトルなど入れないスタイルの方がむしろ増えているのが昨今のアニソンなのかも知れませんが。(全然実情は知りません)

プリキュアは愚直にタイトルを歌詞に入れ込んできます。なので、ヤンメイのように作品もキャラクターも何にも知らなくても、◯◯プリキュアの歌だ!と分かるのです。これもまた、ヤンメイが共感し易い理由の1つかも知れません。

何のプリキュアか判明して、それでなんかいいことあるの?

ありますよ〜!ヤンメイは半ば子供とのコミニュケーションの為に聞いてるんですから。私の興味あることをパパも知っている!と認識されるのは、大きな利点なのです。

利点云々を抜きにしても。このタイアップとか関係なく、番組の為に作られた、番組コンセプトを明確に歌い上げた曲、という点もヤンメイが惹かれている点だと思います。

そう、どうしても多くの思惑が入ってくるタイアップ曲と比べると、その番組の為にのみ作られた王道アニソンは、番組のメッセージをよりはっきりと感じさせます。

ヤンメイは他のプリキュアをほとんど知りませんが、女の子が夢と希望のために戦うんだなぁ、とか、仲間と助け合って頑張るんだなぁ、という内容を連想させます。

こうして、なんか気分がアガる、作品を連想させる点が、過去に馴染みのあるアニソンの王道と重なるんですよね、プリキュアの主題歌って。

プリキュア歌詞と引き寄せ

もちろん、プリキュアは平成後期の作品ですからね。そんな王道を踏襲しつつ、現在のフレバーもしっかり効いています。

もちろん、15年の間に作品のテーマも歌も徐々に変わってきつつあるのはメドレーを聴いていると感じるのですが。

後半の曲はより「引き寄せの法則」的な雰囲気があるように思います。

 

「引き寄せの法則」とは何か?

 

ざっくり言うと、思考は現実化する、という考えです。極端に言うと、人生は考えた通りになる、ということなので、受け入れられない人や拒否感を感じる人もいると思います。

ヤンメイは自営業者なのですが、経営者とかクリエイターとかの世界では一定数の支持を得ている発想です。書籍も結構出ているので、そう言った層に限らず一定数の人々にウケてるのかな?

ヤンメイからすると、近年のプリキュアの歌はこれに近い発想、「想いが現実を作っていくんだよ、不可能なんてないんだよ」いうメッセージを感じます。

はっきり言って、これは「引き寄せの法則」ですよ。ヤンメイは基本的に引き寄せの法則をポジティブに捉えているので、これは良い傾向だと思っています。

まずは、飛び込む、やってみる。そういった行動は、最初から無理だと思うと出来ません。出来る!叶う!と信じなきゃ、始められるわけがない。

これからの世の中は、10回失敗しても11回目の成功を目指して頑張れる、折れない人材じゃないと勝負にならないです。少なくとも、ライバルとなる外国人はこのメンタルを持ってますからね。半端に英語が喋れるくらいでは良いカモになるでしょう。

作品は知らないながらも、プリキュアソングにはそういったポジティブな感情を育て、後押しする勢いがあるよなぁ、と思うのです。その辺が特にヤンメイの時代のアニソンとの違いかなぁ、と。

中国人妻とプリキュアソング

さて、さんざん上げてきてなんですが。上記のリンクを押しちゃった人は分かるかも知れませんが、プリキュアの主題歌は全ての人にオススメ出来る名曲だ、とは全然思いません。

何しろ、ヤンメイ妻はプリキュアもプリキュアソングにも見向きもしません。というより、基本、受け入れない。

これは、ヤンメイの父がアニメを「マンガ」と呼び、全てくだらないもの、と理解していたのに似ています。

おそらく、アニメを散々観て、アニソンを散々聴いて育ったヤンメイと、生育時に一切そうしたものに触れなかった父との違いなのでしょうが。妻の立ち位置は大幅にヤンメイの父寄りです。なので、アニメソングはガチャガチャうるさくて嫌い。

・・・いや、まぁ、これは無理もない。

実は散々プリキュアソングを褒めてきましたが、ヤン娘幼少期、貰った子供向けオムニバスCDにプリキュアの歌(多分、フレッシュプリキュア!の曲)が入っていて。ヤンメイもドライブ中に「うるさい!」とこれと仮面ライダーの曲は飛ばしていた過去があります。

今聴くと良い曲なんだけどね。

実際、プリキュアの曲はチャカチャカやかましい曲も多く、慣れない人には曲中に入る合いの手も耳障りでしょう。考え事をする時なんかに聴くものではありません。

ヤンメイはたまたま仕事柄早起きで、朝からテンションを上げる必要があるので、結構需要とも合うのですが。

アニメ、アニソン慣れしていない人々には結構キツイものがあるのでは?と想像します。

ヤン娘はきっと喜ぶと思うのですけど。ヤンメイ家の車内でプリキュアの曲を流せる日は来るのでしょうか?ドライブ中の音楽って、好みが合わないと拷問だからなぁ。

ちなみに、全中国人がアニメが嫌いとかそんなことは全然なく、ヤンメイ妻の友人もスマホの着信音は「進撃の巨人」だったりしますので。妻の個人的嗜好ですので、誤解のないよう。

 

そんな、40男がプリキュアの主題歌に元気を貰っている、というだけのお話でした。good-by平成!