ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

日本では安い、中国の高級食材!

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別に転売の勧めとかではありませんが。日本では安く売られている食材が、中国では結構いいお値段になっている、ということがままあります。

価格は需要と供給のバランスで決まりますからね。昔はマグロも下魚扱いだったといいますし、日本では不人気な食材が中国では人気だったり、その逆もあったりするワケです。

今回はそんな日中食材ギャップのお話。

日中食材ギャップ

ヤンメイ妻は内臓とか骨とか好きなんですよ。焼肉屋や焼き鳥屋行っても、ホルモン系とか砂肝、軟骨を好んで頼みます。豚足とかも好きです。同じ内臓系でもレバーはそれほど好きじゃないみたい。

一方、ヤンメイは妻好みの食材はそれほど大好きって訳ではありません。結婚後、食べる機会が増えたため大分慣れてはきましたけど、調理法によって好きだったり苦手だったり。

そもそも、ヤンメイの育った家庭では上記の食材って、出てきたことがなかったし、お店で頼んだこともなかったです。妻とは逆に食べたことあるのはレバーくらい。ハツ、ガツ、ハチノス、モツ、軟骨、砂肝、豚足、ブタ耳、モミジ(鶏の足)などは未経験でした。この辺は育った家庭とか地域にもよるのでしょうかね?

大人になって、飲み屋に行くようになってから、少しは食べることもありましたが、これらの食材って、あんまりスーパーとかでは入手しづらいですし。ちゃんとしたお肉屋さんに行かないと、骨付き肉や内臓系はなかなか見ない気がします。そして、売っている時は結構安価なことが多いですね。

骨や内臓は美味しい

多分、中国人はこうした感覚があります。基本的に、肉は骨付き、エビは殻付きがスタンダードです。エビ料理などは、大体殻が付いた状態で供されます。

日本人的には面倒だし嫌われる食べ方ですけどね。これは手抜きではなく、それが美味しい、と中国人が思っているからです。日本人は殻を剥いてないと嫌がるけど、中国人にしたら殻を剥いたエビなんて、焼いた皮を剥いてしまったウナギみたいな感じなんでしょう。

実際、エビの頭を味噌汁のダシとして入れたり、豚骨や鶏ガラからスープを取ったりします。骨や殻は味が出て美味しいんですよね。

スペアリブとかの骨付き肉も、日本よりは中国とかアメリカの方で好まれている気がします。やはり、食肉の歴史の長い国は無駄なく美味しく食べる方法を知っているのかな。

ちなみに、アメリカだと白人は内臓系を好まず、黒人は食べる、とか聞いたことがあります。やっぱり内臓系はアメリカでも不人気で捨てられてしまう安価な食材なのかも。

一頭喰いが良んじゃない?

本当は鯨じゃないですけど、一頭丸ごと食べる方が栄養のバランスが良いと思うのです。昔、家庭科の授業で豚肉はビタミBが豊富とか習った記憶がありますが。

頭と耳とバラ肉とレバーと豚足。それぞれの部分で栄養に偏りがあって当然ですからね。どこでもビタミンBが豊富なのか?と。

出来るなら丸ごと食べるのが、偏りがなく良さそうです。その点、小動物の方が食べ易そうですが、中国人とかは豚や牛でも、ほとんどの部位を美味しくいただいているんでしょうね。

日本、モツ安っ!

そんなワケで、中国ではホルモンも「放るもん」ではないので、結構いいお値段がするそうです。むしろ、人気があるというか、好んで食べる人が多いので、お肉と同等かそれ以上の値段なこともあるようです。中国では、モツってそれなりに高価な食材なんですね!

いや、単に先日、絶品モツ煮を妻が作ってくれた時、日本のモツの安さに驚いていまして。というか、モツを始め、前述の食材達は中国では普通に人気の食材でそれなりの値段なのに、日本では捨て値で売っているのが、嬉しいような不思議な気分なんだそうで。

確かにね。ウニとか大トロとか捨て値で売ってる国があったら、狂気して爆買いする反面、もったいない気がするかも…

 

まぁ単に、日本では安い食材も中国では人気だよ、というお話でした。逆に、これまで日本人しか食べないので安価だったものが、外国人にも注目されて高価になっていくことが今後さらに増えそうですよねぇ。増税後も安くて美味しいモノに頑張って欲しいものです。