おもちゃの南京錠を直しました。でね、意外に手間取ったのよ。3〜40分はゆうにかかりましたね。
構造を把握するのにひと手間。そこから実際の修理にもうひと手間。いや、子供の使うちゃちなおもちゃの南京錠なんですけど、この構造、絶対自分では思い付きません。スゴイぞ、考えた人!
誰の役に立つのか謎なんですが、それはいつものこと。今回は「良くやった、ヤンメイ!」とパパである自分を讃える備忘録。おもちゃの南京錠を直したお話。
妖怪ポストな気分?
昨夜、帰宅するとリビングのテーブルの上に謎の暗号となんとなく見たことのある物体が。
???
パパは分かるとして、その後は? 妻に解読を求めると、「パパこれなおして」だよ、と。なるほど。これはバナナではなくて「し」なのだな。
そして、見たことある物体は子供の手帳にかけているおもちゃの南京錠が分解された物でした。そうか、壊しちゃったのか。
まだヤン娘はパパの万能性を疑っていないので、とりあえずパパに頼めばなんとかなると思って手紙を書いたようです。
しかし、帰宅したら予期しない依頼の手紙が届いている(?)って、ちょっと面白くて。妖怪ポストから手紙を受け取る鬼太郎ってこんな気分なんだろうか?いや、あれはウエルカムで想定してるんだから、ルパンの予告状を受け取った宝石店の気持ち?う〜ん、どちらも違うな。
ともあれ、期待には応えないとですから。ヤンメイ、夕食後さっそく修理に取り掛かりました。
ググれない
部品はこれだけ。あれ?どうなってるんだ?
子供のおもちゃとナメてましたが、意外にシンプル過ぎてわかりません。特にこのピンの位置がね。
しの字の金具の先にバネをハメるまでは想像できるのですが。このピンはどこに収まるのか?こうではない。ハミ出すし。???
もうね、ググりますよ。こんな単純なもの自力で直せないのもなんですが、大抵のことはググれば解決です。
と思ったら。出ないじゃ〜ん!!
ヤンメイの検索力の問題でしょうか?「おもちゃ 南京錠 構造」とか「おもちゃ 南京錠 直し方」とかではかすりもしませんでした。「おもちゃ 南京錠」で、同型のものが少し出てくるくらいで、全然直すヒントにはなりません。
では、気を取り直してガチの南京錠の構造を参考に、と調べるも、これまたかけ離れていて参考にはなりません。
むう。よほど検索ボリュームがないか、こんなもん直すのに苦労する人がいないのか。正直、新しいのを買ってあげる方が楽ではありますが、依頼は「直して」だし、パパの沽券に関わるのです。自力で解決するしかないですな。
解ることと出来ることの違い
どうやら、部品は写真に写っているので全てみたいなので。あとはピンの位置だけです。そして、構造を考えると、ハメられる場所はいくつもないのです。鋭い人は最初の写真だけでもう分かってしまったかも知れませんが。その後もしばらく四苦八苦して、ようやく構造を理解しました。
これはこうして金具を挟んで、このようにハメるべきパーツだったのです。すると、平たい鍵を差し込んで回した時に、ピンのすき間が広がって金具が解放され、バネで上に跳ね上がるのです。スゴいな!おもちゃの南京錠!!


ここに同型のパーツを合わせて完成!ところが、問題は若干ピンぼけで見づらいのですが、パーツの合わさる凹凸部分が折れてしまっているのです。なので、ただハメただけでは固定出来ず、接着剤で固定しなければなりません。
ただ、右上の写真、バネがはみ出しているのが見えるでしょうか?これをちゃんと溝に収めて、フタ部分を被せるのが難しいんだわ。すぐバネがはみ出して来てしまうのです。
しかも、ボンドは瞬間接着剤なのでほぼワンチャンス。これがなかなか収まってくれず、相当格闘しました。これ、作ってる工場とかどうしてるんだろう?かなり手先の器用さを要求されるような。何かよい器具でもあるのかな?
ともあれ、たったこれだけのおもちゃを修理するのに完全に40分以上費やしました。分かることと出来ることは違いますね。しかも、写真なんか撮ろうとしてたからなおさら。ともあれ、アイキャッチ画像のようにとりあえず復元できたのでした。
翌朝、南京錠を受け取ったヤン娘は全然無感動でしたけどね。パパなら出来て当然と思われているのでしょう。名誉なことです。教育上、ちゃんとお礼は言わせましたよ。あくまで、教育上の配慮です(笑)。
そんな訳で、ヤン娘以外には全然需要がなさそうな、おもちゃの南京錠修理を済ませました。今後どなたか、本当に1人にでもこの記事が役に立つと嬉しいな。グーグルさん、インデックスして下さい。よろしくお願いします。