劇団四季のオペラ座の怪人もスゴいかも知れませんが。なかなかどうして、中国のコンビニもスゴいらしいのですよ。
とは言え、全て伝聞なので裏は取れておりません。また杭州を訪れた時に追記したいところです。
でも、それなのに伝えたくなるほど、伝え聞く中国のコンビニの進化というか便利さが突き抜けていたので。これ本当なら日本人に知らしめたいぞ、と。
今回はそんな、中国コンビニの進化がぶっ飛んでるかもってお話。
日本コンビニが進化?
先日、「ガイアの夜明け」でコンビニの最新事情を取り上げていました。コンビニ大変革時代!とか銘打って、コンビニの食品開発の熱意やら人手不足のコンビニ対策としての無人化実験やらに切り込んでいました。
番組の中では、ローソンの無人化実験にスポットを当てていて。深夜12時〜5時まではセルフレジによる無人営業を行うようなのです。入り口の顔認証システムによるロックを解除して店内に入り、セルフレジでお客さん自らが会計をして出ていくシステムです。
番組では、実験を3週間ほどした結果、売上げは減っていましたが人件費を考えると悪くない、とオーナーは判断したようです。人手が集まらない時間とか、田舎とか、今後はこうしたスタイルが進歩していくのかも。
売上げが落ちるということは、他店舗にお客さんが流れたのかもしれませんが、インタビューに応えたお客さんからは「対人対応が苦手なので人がいない方がいい」との感想もあり。とても現代的、日本的だなぁ、と。
保安のためなのかカメラが普通の店舗より多いみたいだけど。このシステムって、万引きとか、そもそもお会計のレジを無視して出ていこうとする客を阻止出来るのかなぁ、という疑問も湧いてきました。基本的に無茶する奴はいない、というお気楽な性善説に立っているのでは?大丈夫?実際。
マジか!?中国コンビニ!!
ところが、この番組を見ている最中、妻がびっくりすることを言いました。
妻:こんなの2年前の杭州にはあったよ。
ヤンメイ :えっ、マジ?こーゆー顔認証ロックの店とかあるの?
妻:あるある。杭州の中心部に行くとあるのよ。
なんでも、杭州にもこうした顔認証システムで入店する無人コンビニがあるそうです。
それだけなら(少し遅れているけど)日本も一緒ですが。唸らされたのは、入店チェック時にアリペイ(中国のメジャーな電子マネー)の読み込みを済ませるらしいのです。
そして、多分、商品にICタグかそれに類するものが付いているのでしょう。客は、好きな商品を勝手に持って店から出れば良いのだ、と。その時点で会計が済んでしまうので、店も取りっぱぐれはないし、客もセルフレジの煩雑さもありません。ポケットに入れて万引きとかも出来ません。
いや、これスゴくない!?
こんなウソをついてもヤンメイ 妻は何も得はしないですからね。おそらくこのようなシステムが既に2年前の中国では実用化されていたのです!!日本はそれに遅れること2年、まだセルフレジとかさせようとしています。
これ、ちょっと追い付けない差がついてません?そろそろ我々は「サービスは日本が上」とかいう誤った認識を改めないといけませんよ。中国は人海戦術の国、とか思っていたらこうした省人力化も進めてきてるんです。
まぁ、店は安心!客も簡単!なこのようなシステムを日本が生み出せない、生み出さない、こと自体が日本の危機なんですけどね…
在日中国人の提言
ちなみに、ヤンメイ妻は、番組中でオーナーから希望が出ていた24時間営業の廃止には反対だそうです。
やはり、来日当初、明るく清潔なお店が24時間やっていることに強い衝撃を受けたようで。その象徴が衰退してはいかんのだ!と力説します。
ただでさえ、この10数年で日本の数々のサービスは質が低下してきた。ここにきて、日本の象徴の一つである、24時間営業のコンビニがそれをやめるというのは、日本の衰退を大きく認めて示すことになるのだ!とも。
そうなの?中国人にとってはコンビニってやっぱり日本的なものなのね。日本人なんで全然意識しませんでしたが。なんか、単なる人手不足を脱する苦肉の策が、日本の国力のバロメーターと捉えられるなんてびっくり!!
それでいうと、これからの日本には機械化、自動化を導入して人手不足を補うだけでなく、未来っぽさとこれまでにない便利さを示す方策が必要ってこと?やはり、相手に「スゲー」と思われるのは大事なことですからね。常に想定を超えるサービスを生み出して欲しいものです、我が国のコンビニ。
そんな訳で、未だ見たことはないですが、中国のコンビニはスゴいらしいから日本負けるな!というお話でした。どなたか実物見てきた方、お知らせ下さい。