何の話か?
先日、職場のパソコンが壊れてしまい。バッテリーを外すためにちょっと苦労してしまったので。グッジョブ、ヤンメイ!!と自身の健闘を記録しようと。
今回はそんな、DELLノートパソコンのベースカバー(パソコン裏のカバー)を外す時の注意というか、やり方の説明的なお話。
パソコン急逝
作業中にね、突然パソコンが落ちたですよ!急にブッて真っ黒な画面になり、あとはウンともスンとも言わない。あんな、なんの前触れもない故障ってあるんですね。今まで、一度も不具合とか不安定とかなかったのに。
ちなみに、機種はDELLの5570というもので、SSD搭載で起動が早くとても気に入っていました。なんか、HDDは読み込みが多く数年で寿命が来る、なんて話を聞いていたので、ガタが来る前にと思って買い換えたのに。なんでSSD機種の方が壊れるのか…DELL4台目にして初めての故障ですよ。
画面がブラックアウトしたきり、起動画面すら出ないので最初からお手上げです。なので、外国人のオペレーターが出るけど、対応は親切なことを知っているデルのカスタマーセンターにすぐに電話しました。
で、結果を言うと、最初から反応しないものはどうしようもない、と。
なので、DELLに送って故障箇所の診断(有料)をしてもらうか、一度自分でバッテリーを外して放電してみるか、だと言います。なんでも、PCに溜まった電気が起動の妨げになることがあり、バッテリーを外して放置するとそれが解消される…ことがあると。
じゃあ、まず外してみますか。ダメならメーカー送りだ。
ベースカバーが外れません
さて、それでノートパソコンをひっくり返し、バッテリーを外そうとするも、どうにも外せそうな部品がありません。あれ〜?昔は端っこの方に縦長のバッテリーが付いていて、簡単に外せたのになぁ。
どうやら、最近の機種は違うようで、本体の裏面(ベースカバー)ごと外さないといけないようです。
一応、こんなページがあって手順は分かります。親切だな。
ただ、職場のドライバーではサイズが合わなくて。急遽100均に走り買い足すも、やはりサイズが合わず。翌日に持ち越しとなりました。
工夫1
翌日、自宅からドライバーを持ち込むも、どうしても外せないネジがあります。
これ、ネジを見るとわかるのですが、切り込みが先端部分だけなんですよ。おそらく、最初に回すと本体を止めている部分は外れるのですが、手前のカバー側のネジ穴にはスクリュー痕が付いていないため、そこを通過するときに抵抗が大きく、ドライバーからネジが外れてしまうのです。
なので、一度、手前のネジ穴ぎりぎりまで引き上げた状態で、精密ドライバーのマイナスをネジ山の下に突っ込んで支えを作り、そこからネジを回すことで無事ネジを外せました。
工夫2
しかし、問題はまだ続きます。このネジは3ヶ所ありまして。2つは上記の手法で外せたのですが、1つだけネジ穴が深い部分にはこのやり方が出来ないのです。
ネジ穴が細くてドライバーを差し込むゆとりがないんですよ!なので、ドライバーでネジを保持出来ないのです。どうしようかなぁ。
そこで思い付いたのが、両面テープでの固定です。ドライバーの先端に両面テープを貼り付け、それをネジに差し込んでみたところ固定力が増し、無事にネジを外すことが出来ました。
しかし、単にネジを外すだけにこんな苦労するパソコンってなんなんだ。
工夫3
さて、ネジを外したら後はベースカバーを本体から外します。これは本体とケースの間にヘラのようなものをこじ入れて開けていきます。うんと硬いものをこじ入れなければ、壊れそうという恐さはありません。
ですが、普通の家にはそういう薄いヘラがないと思います。もちろんヤンメイの職場にもありませんとも。ギターを弾く人はピックでも良いみたいですが、そういう道具もないし、何か代用出来るものは…と。
すると、引き出しの仕切り用のプラ板がありましたよ!これなら素材的にも適度な硬さです。これをナイフで薄く削り、それをパソコンと本体の間に差し込むと。見事!隙間が空きました!!
あとは、それを維持するために何本かを間に差し込みながらどんどん開いていくと、ちゃんとベースカバーを外すことが出来ました!!


ちなみに、ヤンメイの機種には今どき光学ドライブが付いていて、これを外す工程もあるのですが、それはマニュアルに書いていなかったので。ベースカバーに光学ドライブが固定されたまま本体をはがそうとしてはがせず。危うく本体にヒビを入れてしまうところでした。こういうのもちゃんと書いておいて欲しい。
放電しました
ようやく開いた本体からバッテリーを外します。といっても、コネクターで本体との接続部分を外すだけなんですけどね。
念のため30分以上外してから再接続したところ…
ダメだわ。やっぱり起動しません。
まぁ、やるだけやって、ダメなら仕方ないです。ムダといえばムダですが、ミッションは終えたので一応気分はスッキリ。あとは、何かでこのページにたどり着く後続の方の参考になれれば、意味はあったと思えるんですけどね。
ともあれ、デルのパソコンのベースカバーを外すには一手間かかるよ。でも、道具もないのに頑張ったよ。というお話でした。
後日談はこちら。いや、やっぱり道具があると違いますわ。
壊れたパソコンのハードディスクから直接データを抜き出す方法 - ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~