ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

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DIYで机を作りました 〜ログハウスでDIY②

先日、引っ越して以来の念願であった、リビングの机を作りました。机というには正直高すぎて、スタンドという方が正確な気がしますが。

DIYというには気恥ずかしい、めちゃくちゃ手のかかっていない代物です。まぁ、ログハウスという空間はその辺りの雑さも味にしてくれる抱擁力があります。

例によって、あまり誰かの参考になる内容ではないかも知れませんが、自分用の記録としてね。今回は、素人が一本のビスも釘も使わずに、机を作ったお話。

長机が欲しいのです

引っ越す前からね、リビングのテーブルの後ろに、長い机が欲しかったのですよ、主にヤンメイ妻が。作り付けで作って貰えたら良かったのだけど、ご予算とかサイズ感の具現化が間に合わず断念しまして。カウンターシェルフとか言うんですか?よく分からないけど。

 

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イメージ的にはこんな感じで、子供の勉強机を兼ねるみたいなのがいいと。いや、だったらダイニングのテーブルあるんだし、いらないんじゃね?というヤンメイの意見は当然却下です。基本的に収納スペース大好きなヤンメイ妻と物を置きたくないヤンメイはことごとく対立するのですが、まぁ、最終的にはヤンメイが折れるパターンで決着しますね。

なので、こんな長机を用意しようと、なんとなく思う日々ではあった訳です。

板見つけちゃった

そんな中、細々としたものが色々欲しくて近所のホームセンターにいったのですが、そこで妻が見つけちゃったんですよ、長机にぴったりの板を。

そもそも、置き場の関係で長さ2100mm以上、奥行きは400mm前後、というざっくりとした希望があったのですが。そういう大きな板はお高い訳です。でもね、リビングの見えるところに置くものですし、あんまり安っぽいのもどうなの?となかなか決められずにいました。

集成材という板を買ってくれば反りも少ないし、お値段もそこそこなのでそれで行くか、ちょっと値が張ってもサイズオーダーでウォールナットとかの一枚板を買うか、みたいな状況だったのですが。

たまたまウロウロしていた木材コーナーで、長さ2100mm、奥行(幅)400〜450mmの杉の一枚板があったのです。一枚板で天然の木材なので幅にもムラがあるのですけど。特筆すべきはその厚さです。

なんと40mm、4cmの板です。ホームセンターでこの厚みの板は初めて見ました!やるな、ロイヤルホームセンター!!厚さがあると、それだけ反りが生じづらくなるので机の天板に良いのですよ。しかも、それでお値段は3980円です!杉板とはいえ格安です。


これならね、加工を失敗してもそんなにダメージはないし、ほぼそのまま使えます。ヤンメイ妻の中ではこの板の購入はほぼ決まりです。あとは、天然木なので、1枚1枚板によって節とか幅に違いがある中から好みのものを選ぶだけです。

そうして選んだ板をなんとかワゴン車に積み込み、まずは帰宅しました。

加工をするぞ

まずはでっかい板を買っては来ましたが、それなりに汚れや傷もあります。なので、ヤスリがけをしたりオイルを塗ったり、加工してやらないといけません。

今回は壁や床の色と同じく木目がハッキリしている板だったので、あえて色は塗らずに透明なオイルで仕上げます。入居前に無垢フローリングをオイル塗装したのと同じ流れです。詳しくはこちらを。

www.yanmei.club

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加工前の板


まずはサンダーで#80の荒いヤスリがけを行い、傷や汚れをザッと削ります。板の左端がうっすら汚れていて色が違うのが分かるでしょうか?これをヤスリがけしてこのようにします。

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分かりづらいけどヤスリがけ後の板

さらに#120を全体にかけて最初のヤスリがけは終了。

今度はそれにオイルを塗っていきます。久々のユーロオイルクリアをローラー皿に出し、コテバケで伸ばしていきます。そうそう、こんな香りだったなぁ。塗ったところと塗っていないところが分かるようにこんな写真を。

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これを全体に塗ってからすぐに拭き取って、さらに乾かします。マニュアル的には1日乾かすと良いようなのですが、こんな作業何回もやりたくないし、作業中のこんな大きな板を置いておく場所もないので、夏の炎天下に2時間晒してから2度目のヤスリがけに入りました。

今度は#240でヤスリがけ。かなり手触りが良くなります。半分は自己満足?一応裏まで丁寧にヤスリがけをして、2度目のオイル塗装に入ります。

裏側は二度塗りはいいかな、とも思ったのですが、表面と水分の吸収度合いが変わると割れの原因になるらしく、裏側までちゃんと塗ることに。

ちなみに、写真の水滴は汗で汚いのですが。オイル塗装後はこの程度には撥水するようになります。

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汗をはじくオイル塗装

オイル塗装でオイルを塗り過ぎたら

しかし、ここでミスが発生!夏の太陽パワーを舐めており、塗りから拭き上げまで10分以上置いてしまったら、なんか乾き過ぎてベタベタになってしまいました。こうなると拭き取りは思うようにいかないのです。ぶっちゃけ、拭き取れない。

検索すると、時々塗り過ぎとか同様のミスをする方がいるようです。しかし、対処法はもう一度ヤスリがけで落とすとか、あまりリカバーのしようはないみたい。ヤンメイ、そこで一計を案じました。

キッチンの油汚れが落ちないときに、油を染み込ませた布を使うと意外や油汚れが落ちる、つまり、油で油を落とすという手段があるそうです。これ、使えないだろうか?

なので、拭き取りが出来ないくらい乾いてベタベタになった板に、再度オイルを塗り重ねてみました。そして、それを即座に拭き取る!!

う〜ん。まだなんかペタペタするけどさきっよりマシ…か?うん、マシな気がする!そこで、しっかり拭き取りをして、さらに天日で2時間ほど乾かしました。これも規定の時間よりウンと短いのですが、もう夕方になっちゃうし、終了終了!再度雑巾がけをしたら、さほどオイル感は気にならなくなりました。あとは使いながら気長に拭き取っていきましょう。

カウンターシェルフ完成

さて、無理矢理板の加工は完成させました。あとはこの板を天板にして机を作るだけです。

理想は最初の写真のような机なのですが、ヤンメイ妻はヤンメイのDIY力をほとんど信じておりませんので、準備をしてありました。細長い引き出しタンスを2個購入してあったのです。これの上に板を渡すだけで超カンタンに机の出来上がり!こんな感じになります。

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ヤンメイ家カウンターシェルフ、未完成


これをDIYと言えるのか疑問ですが。まぁ、家具が増えたのですし、DIYとしておきましょう。ゆくゆくは引き出しや反り防止の金具とかも付けたいのですけど。まずは一応完成です。とりあえずこんな形で使っているので、イメージに近い感じですね。

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そんな、超手抜きをして長机を作ってみました、というお話でした。手抜きではあるけれど、炎天下のサンダー作業は汗だくになりますよ。

 

・DIYで押入れを作りました