ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

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ペレットストーブを買いたい

前からずっとペレットストーブが欲しかったのですけど、いい加減寒くなってきたし本気で導入せねば、と。

で、色々悩んだ末、エコティというペレットストーブを買うことにしました。いや、ペレットストーブを買うって、なかなか勇気のいる決断だったのですよ。

今回はそんな、ペレットストーブ導入のお話。

ペレットストーブってなに?

ペレットストーブとは木質ペレットを燃料とするストーブです。最近の都市部はエアコンや床暖房などが主流というか、石油ファンヒーターのような暖房は使えない建物も増えているので、実際に火を燃やす暖房って珍しくなりつつあります。ペレットストーブは実際に火を燃やす系の暖房です。

ペレットというのは、木片を短い棒状に加工した燃料で、木の端材とかで出来ているので環境に優しいと言われています。まぁ、ぶっちゃっけ環境とかはオマケで、実際に火が燃える暖房が欲しかったのです。

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木質ペレット

特徴的なのは煙突が必要なこと。煙突といっても排気筒というか、別に長くにょっきり伸びていなくても大丈夫ですが、壁に穴を開けて外と繋がないといけません。当然、煙突で固定されますので、一度設置すると移動はさせません。というか、オフシーズンも置きっぱなしなのでかさ張ると思われます。

暖房能力はサイズによってまちまちですが、30畳とか50畳とか大きな部屋を1つで暖められる物もあります。大体、暖房能力が高いのはサイズも大きいですね。

当然大きいと重くなります。小型のものでも70kg、サイズが大きくなると100kg、150kgのものも。そりゃ、煙突がなくてもなかなか動かせる重量じゃないです。

しかも、実際に火を焚くので毎回灰の掃除も必要だし、ペレットも頻繁に補給しなければいけないし、普通に使うだけで手間がかかります。子供やペットがいたら火傷にも注意しなきゃいけない。

そんな、かなり存在感とクセのある暖房がペレットストーブなのです。

家で火を焚きたい

そんなペレットストーブを欲しがっているのはヤンメイです。珍しく、絵面重視のヤンメイ妻ではありません。しかもヤンメイ、実はフェニックスホームさんで初めて実物を見て知ったクチで、以前から憧れていた訳ではありません。

ただ、ログハウス建設を進めていて、少年の頃に暖炉前でロッキングチェアを揺らしながらパイプを磨くのってカッコいいな、と思っていたのを思い出したので。なんか家で火を焚きたい、と考えるように。

火を焚く暖房と言えば薪ストーブがメジャーです。当然ヤンメイも考えましたが、値段、薪の確保、排煙の問題を考えて諦めました。

特に怖かったのが排煙問題です。ほら、薪を燃やすので、近所が燻されてトラブルになるとこがあるようで。そりゃね、いきなり近所の家が煙を出し始めて、洗濯物が毎日燻し臭くなってしまえば立派な環境問題ですから。

そんな事になって、せっかく大金を投じて買った薪ストーブが単なるオブジェになる未来は避けたかったので。火は燃やすけど、ほぼ煙は出ず、値段も比べると安いペレットストーブが候補として急上昇してきたのです。

ペレットストーブ選び

さて、そんな中、妻にとって必須の機能が天板調理でした。つまり、ストーブの上に鍋とかヤカンとか置いて加熱出来る機種が良い、と。

ストーブ内で実際に火を燃やしているとはいえ、天板調理が出来る機種はとても少ないのです。ヤンメイが調べた時点で、天板調理が可能なのは3機種しかありませんでした。

それが、さいかい産業のRS-4、山本製作所のほのか、西村精工のエコティです。これらはお値段、大きさには大差ありません。

しかし、RS-4での天板調理はメーカー非推奨。っていうか、販売店からは「液体をこぼすと割れることもありますのでおススメしません」と、はっきり、自己責任であると告げられたので。デザインの個性と値段的にはこれが一番だったのですが、脱落。

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出典:さいかい産業 RS-4


ほのかはデザインのスッキリさではばっちり好みだったのですが。温風吹き出しがデフォルトのようで。ヤンメイ、ファンヒーターみたいに風が出てくる機種は避けたかったのです。だるまストーブみたく、ただ近くが暖かいのがいいな、と。

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出典:山本製作所 ほのか


すると、残りはエコティのみです。正直、なんかこの箱っぽいデザインはそこまで好きではないのですが。温風は調節可能で天板調理が出来る機種はこれしかないので仕方ない。こうして、消去法でエコティを買うことにしました。しかし、公式の画像の背景が料理って、どんだけ料理推してるのか。こういう突き抜け方は結構好きです。

 

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出典:西村精工 エコティ

ペレットストーブ購入の怖いところ

さて、機種を決めたのは良いけれど、本当に注文して良いものか?というのも、ペレットストーブって情報がスゴく少ないのです。実際にエコティを使っている人の感想になかなかたどり着けなくて、このまま買うのは正直怖いものがあります。

例えばこんな疑問。

ペレットは煙がほとんど出ない、とは聞くけど、本当に大丈夫なの?とか。

暖房能力的には十分なはずだけど、むしろヤンメイの家には過剰な性能で部屋が暑くなり過ぎないのか?火力を絞って運転するのは可能なのか?とか。

これらの答えが全然見えてこない。もちろん、メーカーさんには聞きましたけど。ユーザー目線の意見は見つからないのです。

また、毎回の掃除が面倒になって、結局エアコン派に転向してしまいストーブが巨大なお荷物になるんじゃないか、とか自分のことも微妙に信用できないし。

結局どうする?

まぁ、色々悩みましたけどね、結局は買ってみないと分かりませんから。火のある生活に憧れたままよりは、買って失敗しても良いかな、と。開き直って買う事にしました。もうオーダーしちゃったので後には引けません。

そんな訳で、ペレットストーブ、今月中にはヤンメイ家に取付け工事が決まっています。購入したらまた口コミレポートをあげますが。まずは導入準備に炉台を用意しないとね。炉台とは何か、も含めてその辺は次回に。

ちなみに、このエントリを書くにあたり、色々しらべていたらこんなストーブが出てきました。ハーマンのP43という機種ですが、これも天板が200度くらいになるので調理可能とのこと。めっちゃカッコいい!!しまった!こんないいものの情報、なんで探している時に出てこないのか。ちょっと遅かった、残念!!

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ハーマン P43

今回はそんな、天板調理の出来るペレットストーブ選びの過程から決定までのお話でした。サラっと書いたけど、めちゃくちゃ調べてめっちゃくちゃ迷いました。さて、この決定は吉か凶か?