ペレットストーブがヤンメイ家に設置されました。西村精工のエコティPS302です。まだ使い始めて数日なのですけど。さっそく、良いところとあれっ?ってところが出てきました。
そう、特にこの「あれっ?」ってところを事前に調べて知りたかったのですが、なかなか情報にたどり着けず。まぁ、今更仕方ない。せめて、今後はレポートをあげて後続の糧になりましょう。
今回はそんな、ペレットストーブ、エコティ PS302を使ってみての感想、初日編です。
エコティ PS302設置
そんな訳で、本来は家の完成時に設置してしまうはずだったのが延び延びに延びて、ようやくペレットストーブがヤンメイ家にやってきました。
設置自体は業者さんがやってくれるので、ヤンメイのやることって、煙突穴をどっちの壁にするか、とか微妙な位置の希望を伝えるとか、それくらいです。
ちなみに、業者さんといっても、ウチはログハウスメーカーのフェニックスホームさんがペレットストーブの設置研修も受けているので、いわゆる自社施工でやっていただけました。
よもや、ヤンメイより年上の社長さんが、社員さんと2人で100kg近いストーブを運んで来てくれるとは驚きです!何しろ、ヤンメイ家、3m近い擁壁の上に建っていますから、階段を上がってくるだけでも大変です。もっと大勢で来るかと思ってました。
文明の利器はさすがですね。向かいあった2人のベルトの間に帯を渡して支えにするんですよ。絵的にはフンドシの垂れを繋いだ感じ?そこにストーブを乗せると、手で持つより重さが軽減されるのでしょう。それでも重そうですけど。
あとはヤンメイ自作の炉台に乗せて、位置を決め、煙突を設置し、ストーブと繋いで完成です。なんか、さらっと書いてしまいましたが、実は他にも用事があり、あまり作業を見られないうちに設置が済んでしまったので。
炉台自作の件はこちらに。
煙突あれこれ
ヤンメイ、ペレットストーブの煙突って、任意の長さにカット出来ると思っていたのですが、そうではありませんでした。いや、本当は人が作るものだし、カットして使ってちゃうのもありなのかも知れませんが。
そもそも、煙突の構造が想像と違います。二重構造になっていて、その場で金ノコで切り落とすのも大変そう。そう、単なる薄い金属の筒ではないんです。パイプの中に、もう一本パイプが通っている、と考えて下さい。一本で吸気と排気を分けるために、そんな造りなんですね。
なので、煙突はデフォルトの長さが決まっています。それを2本繋げるので、230cm近い長さになります。これ、煙突高いのがいやだから1本にして半分の高さで、とは出来ないらしいです。ヤンメイ妻的には「煙突は高いほど存在感があって良い」とのことなので、結果オーライですが。
エコティのストーブ会社、西村精工さんの仕様だと、壁に直通で換気口は開けないようなので、必ず煙突を立ち上げなければいけません。この辺はストーブによって違うみたいなので、導入を考えている人は買いたい機種の煙突の設置方法などをちゃんと確認することをオススメします。
ペレットを準備せよ
あと、当たり前なのですが、ペレットストーブなので燃料であるペレットを用意しておかないと運転出来ません。
ただ、このペレットって10kg一袋でお米の袋的な存在感があるので、邪魔かなぁ、とストーブ設置まで買わずにいたのです。変な話、設置後すぐに使わなきゃいけないワケじゃないし。
そうしたら、こちら西村精工さんのエコティには試運転用のペレットがついておりませんで。設置のフェニックスホームさんもご用意がなく、試運転が出来ないことが判明しました。設置時間の10分前に。
まぁ、基本的にはヤンメイが悪いんですけどね。もう少し前に教えて欲しかったなぁ。ちなみに、試運転用のペレットの有無はメーカーさんによって違うようなのですが。
これから買う皆さんは、ペレットを用意してからストーブの到着をワクワクして待ちましょう。
幸い(?)、ヤンメイ家から10km程のところにストーブ用のペレットを売っているお店があり。設置中にそこまで買いに行ったので、工事は見られなかったけど運転は出来ました。
当面の分として10袋ほど買ってきましたが、全開で使うと10日分でしょうか?一袋10kgで、タンクに丸々入る量でした。袋で積むとなかなかかさ張りますね。お値段は一袋630円でした。値段だけだと単純にエアコンの方が安いのかな?
重い。というのもそうですが、あまりたくさん積むにも場所がいるし、宅配で適宜届けて貰うのが楽なのかな?近所のホームセンター、コメリでもクロマツ製のペレットは買えるみたいですけど。これからちゃんと入手経路を考えよう。
余談ながら、このペレットはホワイトペレットという樹皮を除いた燃焼効率の良いタイプで、ふんわりと木の良い香りがします。
運転してみた感想
エコティはボタン1つで自動点火、自動消火なので操作は簡単です。ただ、エアコンやファンヒーターみたくすぐには温まりません。
大体、炎が見えるようになるまで3分くらいかかります。温風に温かさを感じるのはそれを過ぎてから。ストーブ自体が温まって、本領を発揮するのには結構時間がかかる感じ。
そして、操作はかなりアナログです。ペレットの投入量と空気の流入量で燃焼の仕方がかなり変わってしまいます。コツを覚えるまでちょっと経験がいりそうです。
さて、試運転時にはペレットを多めに投入してガンガン燃やしていましたが。自分でやる時にもう少し絞ってしまいます。特にヤンメイ妻がね、節約志向なのですよ。ペレットはヤンメイの趣味の品なので、ペレット代は家計とは別会計なんだけどなぁ。
あまりペレットをケチらないと、炎も大きくて良い感じです。この炎の揺らめきこそがペレットストーブの魅力というか価値というか。こういう実用以外の価値で楽しむものは嗜好品ですね。
もちろん、暖かいは暖かいです。しかし、夕方からの数時間の運転ばかりなので、本体が温まってきて輻射熱で建物全体が暖まる、みたいな感覚はよくわかりません。
それでも、エアコンの風には当たりたくありませんが、ペレットストーブだとつい前に行ってしまうのはどうしたものか。ヤンメイ娘などは風呂上がりにストーブの前に陣取って本を読んでいると、ドライヤーをかけなくても髪が乾くと喜んでいます。
届いてからすぐの感想はざっとこんなところです。まずは、引っ越し以来の悲願だったペレットストーブの設置が出来て良かった良かった。おりしも大寒波も来ましたし、ギリギリ間に合った感じ。そんな、ペレットストーブエコティ 導入のお話でした。