さて、前回まででガーデンシンクの本体が出来たので、今回は水栓や蛇口を付け、水道管も通していきます。これでようやく、立水栓一体型のガーデンシンクらしくなりました。
結構分からなくて調べたことも多かったけど、どうにも情報にたどり着けず。ヤンメイの検索力が低いのか、グーグルがまだまだ未熟なのか。アウトドアキッチンに立形水栓を付けたい初心者さんには必見の内容になっておりますよ。(そーでもない)
今回は、素人DIYで水栓と塩ビパイプをつないだりしたお話。
立形自在水栓の取り付け方
まず、シンクに立形自在水栓を取り付けます。あらかじめ買っておいたこれです。
立形自在水栓
シンクには穴が開いていて蓋で閉じられているだけなので、下から押し込むと外れます。その穴に、水栓を差し込んで固定します。
上からパッキン、座金、締付ナットの順番に取り付けます。説明書がなかったので結構調べちゃった。基本的過ぎるのか、なかなか書いてないのです。
なんか固定はこんな小さな締付けナットだけで良いのかと思うのですが、建材屋さんでもいわゆるフクロナットという径の合うナットが見つからないので。まぁ、いいかと。
そんな訳で取り付け完了。おっ、水栓が付くとグッとシンクらしくなりますね。
シンクに排管を繋げる作業は簡単なので説明は省きますが、まぁ回して止めれば出来上がり。
壁への水栓取り付け方
さて、あとはシンク台側面に水栓を取り付けます。立水栓が埋め込まれたイメージですかね。立水栓のDIY記事は多いのですが、これも全然似たようなケースがないので自分で適当に。
まず、壁面に穴を開けます。今回、水栓(蛇口)を取り付ける穴は給水栓用ソケットで作ります。なので、このソケットを埋め込む穴を開ける作業から。呼び径13mm用のソケットの外径が、大体33mmなので、35mmのボアビットで穴を開けます。穴を開ける部分の板だけ外して作業開始。
そこに、給水栓ソケットを差し込みます。当然、やや穴にゆとりが。そもそも、33mmで穴を開けられるビットってあるのか?プロはどうしているんでしょうね。
固定前に、一度水栓をねじ込んでみて、いっぱいに巻いた時の位置を調べること。そこでちゃんと水栓がまっすぐになる位置にソケットを固定しないと、実際の取り付け時に水栓が斜めになる。これほんと大事!
ともあれ、若干隙間が空いた分をパテで埋めていきます。こんな商品。
この2色の粘土みたいなのを使用直前に混ぜ合わせ、固まりだす前に速攻で使います。付属のビニール手袋だとめちゃめちゃコネづらいので、自前のゴム手袋でやった方がいいです。硬化するとカチカチになるので、作業はお早目に。
これで、穴に通したソケットの隙間を埋めてしまいます。水道管工事的に、外のシンクへの措置として、これでいいのかは全く分かりませんが。
後は本体に付け直すと、水栓用のソケット穴が空いた状態に。しばらく硬化するのを待って、水栓の取り付けです。乾くとかなりカチカチで良い硬度です。
水栓にはあらかじめシールテープを貼ります。パッキン的な役割があるのでしっかり巻かないといけません。5〜7回ほど巻くと。
本当は縁の部分は巻かない方がいいとのことだけど、ねじ込み部分の幅がほぼテープ幅なのでいっぱいに巻けてしまった。大丈夫か?とりあえず、固定完了!壁に水栓が付きましたよ。
塩ビパイプ(塩ビ管)を配管する
あとは、この2つの水栓を塩ビ管で繋いで水を通せるようにします。一応、模式図を書いて、このように配管出来るよう材料を揃えました。
お庭屋さんの勧めで、HI管という種類の少しお高いパイプを購入。耐衝撃性能に優れるようですが、そんな機能が本当に要るのかは分かりません。パイプも継手も接着剤も、全てHI管用の物を使います。呼び径が13mmなので、管も継手も全てそれで統一しました。
材料
- 塩ビパイプ 2m ×1
- 給水栓ソケット(メタル)×2
- エルボー(L字) ×3
- チーズ(T字) ×1
- 保温チューブ 2m ×1
- 接着剤 ×1
工具
- パイプリーマ ×1
配管と工具の材料費は計4,465円でした。実は、パイプも保温チューブも多めに買って余ってしまったのですが、それは計上せず。
まずは長い塩ビパイプをノコギリで切ります。パイプカッターという専用工具の方が楽だけど、今後また使うとも思えないのでパス。ヤンメイはガイドソーという直角切りの補助器具を持っているので、割とカット作業は簡単でした。
カットした断面をパイプリーマという器具で面取りします。これもカッターやヤスリでも良いらしいのですが、こちらは精度とスピードを優先して購入。これ使ってもキレイに面取りするの難しいな。結局、面取り後、少し紙やすりで整えました。


その後、パイプを仮組みして、継手いっぱいまでパイプを突っ込んでから印を付けます。接着剤を付けてから、この印の位置までパイプを差し込む目安になります。
あとは実際に台に当ててみて長さを微調整。終わったら接着します。継手、パイプの順に接着剤を塗り、継手にパイプを押し込んで行きます。いっぱいまで押し込んでから30秒ほど圧をかけて固定し続けて終了。
この時、接着剤の潤滑効果か、絶対に上記マジックの目印より奥まで入っていきます。なので、それを見越して少しゆとりを持ってパイプ長さを設定しないと、全体の寸が短くなります。
全てのパイプを接着剤で固定し、給水栓ソケットとも繋げました。地面の配管とつなぐ作業は後回しで。
保温カバーを付ける
そもそも既製品の立水栓を使う方が多いのか、あまりDIYの人が配管を保護するのって見ないんだけど。お庭屋さんからは凍結対策をした方が良い、と助言をもらいまして。
なので、上の材料にもあった保温チューブという凍結防止用のパイプ保護カバーを付けることにしました。ポリエチレンのパイプに切れ目が入っていて、シールで止めることが出来るので作業が簡単です。これもサイズがあるので13mmのものを使います。
これをカッターで切ったものでパイプを覆い、保温処理をしました。さて、これで凍結防止が出来れば良いのですが、使ってみないとなんとも分かりませんね。
今回はここまでですね。あとは、実際に管を繋いで水を通さないと、水漏れとか分かりません。ドキドキですね。こちらの下まで配管を通すのはお庭屋さんがやってくれるのでしばし待ちです。
あとは、シンクの埃よけのフタと扉も作らなきゃですが、まずは基本の形はこれでいいかな。そんな、素人が塩ビパイプの配管をしたり、水栓を繋げてみたというお話でした。
ちなみに、今回用意した部材はこちらです。

- 価格: 1173 円
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