ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

日本人はルール脳?

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3月です。都心部での緊急事態宣言の解除が近付いてきましたね。そんな中、日本人のとある行動にヤンメイ妻が疑問を投げかけました。

そーねー。コロナの一連の問題に関しては、色々と考えや行動が別れるところですが、外国人である妻からすると非常に日本人的な傾向を不思議に思う、と。

今回はそんな日本人のルール脳と中国人の発想の違いについてのお話。

ママランチはいつやるべきか

もうね、我々日本で暮らす人々は1年近く対コロナシフトで忍耐の日々を送っています。しかも、首都圏は絶賛緊急事態宣言中です。

そんな中、ヤンメイ妻の日本人のママ友達もランチ会などはみんな見送っています。合言葉は「緊急事態宣言が明けたらね」で、みんな今の時期は更に自粛に努めるとのこと。

これがね、ヤンメイ妻には理解不能らしいです。というか、不合理である、と。

妻にしてみれば、いやいやいや、明けたら行くのか?ということらしいです。

実際の妻の行動は、買物も空いている時間帯を選び、大量に買い込んで買物の外出回数自体を減らすようにしています。極力リスク回避。

なので、そもそもママランチが論外ではあるのですが、行くならむしろ今だろう?と。宣言が解除されたら人出が増えるのは目に見えている。ならば、解除後よりも解除前の方が感染リスクは低いんじゃないの?なんでわざわざ人出が増えてから出掛けるのか?と。

行動原理はどこに?

先にも書いたように、ヤンメイ妻は日常の行動から極力感染リスクを回避するような行動を選んでいます。これは、別に政府が宣言を出す出さないとは全然関係のない、自らの判断によるものです。

ヤンメイ妻はダイヤモンドプリンセスの当初から日本の感染対策はザルであり、危機感に欠けるので信用に値しない、と判断していました。そして、国が感染者を野放しにするのなら誰がかかっているのか分からないのだから、基本的に人混みには出ない、という方針を立てていました。

対して、ママランチを控える皆さんは、宣言の解除を目安に行動を決めているようです。ただ、これってどこまで政府の言うことを信じているんでしょうね。半ば、ルールだから、やらない出かけない、という思考停止な面を感じます。

感染リスクを避けるための行動をするのが目的ではなくて、まず、「とりあえずルールを守る」のが目的になっているんじゃないの?と。

日本人、最近は破綻、崩壊も見えますが、ルールを守ることを幼い頃から刷り込まれ続けている民族ですからね。ルールの有用性とか妥当性ではなく、盲目的にまずルールを守るように躾けられているように外国人の妻には見えるようです。これって、昔からそうなのでしょうか?

中華魂とは言わないけど

中国人を見ていて面白いなぁと思うのは、結構思想教育というか、共産党礼讃の雰囲気を事あるごとに作り、祝日などでも共産党を持ち上げているけれど、そこまで人々は盲目的ではないように見える点です。

ドライさというかしたたかさというか。政府を無闇に信じないというか、圧倒的に自身の判断が行動の基準になっているように見えるのは、一体日本と何が違うのか?統治者としてはやりづらい、面倒くさいのは中国の国民だろうな、と思います。日本人は楽ですよね、怒らないし忘れるし。

もちろん、中国共産党は強権的だし、平気で個人の権利を制限してきます。それに逆らって生きるのは難しいので、人々はしぶしぶ従いつつも、隙あらば出し抜こうという気概を持ち続けています。多分、不満の爆発し易さでいったら、中国人民の方がはるかに暴発の危険がありそう。

頭の良い悪いではないけれど、自分で考えて答えを出す訓練が日本人よりは出来ている、って感じです。

ヤンメイ家の過ごし方

そうして考えた結果、政府判断は気にしない。人混みに出掛けないけど郊外ならオッケー。外食は混まない時間に。という色々なルールが出来ています。

なので、ヤンメイ家では車で郊外に行ったり、自転車で河川敷に行って遊ぶことは多いですね。大体、密というよりは疎です。学校の方が100倍リスク高そうなくらい。

外食は滅多にしませんが、4時半とか5時の店が混み出す前の超早めの夕飯とかだと、まだガチの夕飯時よりははるかにローリスクなのでオッケー、という判断です。

自粛期間中に不謹慎だ、という考えもあるかも知れませんが。人のいないところに出掛けていくなら、「感染しない、させない」の目的には反しない、と考えています。

それでも怒るのなら、これだけ協力的な国民がいるのに1年近く効果的な対策を出来ず、ずーっと不便を強いている政府の無能にこそ怒って欲しいですね。

だって、2月までのコロナの累計感染者は約43万人。全国民の0.3%です。まぁ、東京に限れば0.7%ですけどね。その1%いない人のへの対策で外出を控え、常にマスクをし、店舗は消毒を心掛ける。無駄無駄無駄無駄〜!見えない敵と戦うというより、そもそもほぼ居ない敵への備えって無駄過ぎない?

中国やニュージーランドみたく、がっつり検査、がっつり隔離の方が絶対に社会的コスト安くつくと思うんだけどな。

 

あっ、脇道に逸れましたけど。日本は教条主義が行き過ぎてませんか?みんな考えて行動してますか?ってお話でした。というか単に、自粛もう飽きた、心置きなく旅行に行きた〜い!という心の叫びでした。