ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

庭に穴を掘る時のコツ

庭木を植えるために穴を掘っています。前回のふるいはこの為の道具なのでした。

ヤンメイ、多分、人生で1番大きな穴を掘りましたよ。素人なりに掘っていると気付くことがありますね。

今回はそんな、庭の穴掘りをして色々分かったことのお話。

深く掘るのは大変

タイトルには「庭に」と書きましたが、おそらくどこに掘るのもそれなりに重労働でしょうね。慣れてくると、すっごく大変、というような作業ではないけれど、身体を使ってる感はめちゃくちゃあります。これはこれでしんどいけど嫌いじゃない。

ヤンメイ家、昨年越してきてからこっち、庭は手付かずだったので、ただの土の荒野が広がっているだけなのですよ。なので、そこを区分けして、一部を花壇として木や花を植えるエリアにしてみようと。

で、木を植える為のエリアを掘り始めたのですが。少し掘り始めて早速断念しました

いや、当初は1 × 4mくらいの穴を深さ1mくらいで掘ろうとしていたのですが。掘り始め30分くらいで、とてもじゃないけど「そんなに掘ってられるか!!」という気持ちになりました。

特に、深く掘るというのは案外と大変なもので、深さ1mまで掘るのはバッチリ重労働です。特に、掘った土を上に上げる作業が大変そう。ディグダグとか全然掘った土の行き先とか考えないで良いのでいいよな。(←グチ)

なので、深さは50〜60cmに変更。さらに、幅も4m全て掘ろうとしていましたが、先ずは木を植える70cm四方の穴、3つくらいで勘弁しておいてやろうと。

この下方修正で作業にやる気というか、現実味が出て来ました。

ちなみに、当初の深さ1mというのはまるっきりの適当ではなく、以前農家さんが〝畑を作る時はそこまで使わなくても1mくらいまで掘っておくといいよ〟といってたのを参考にしました。縮小したけど。

そんなに掘らなくても用は足りるのかも知れないけど、やはりしっかり根を張ってもらうには石とか邪魔者を取り除いて、土も柔らかくしてあげておく方が後々良いのかな?一応、苗木に対して少し大きめの穴となりました。

穴掘りのコツ

いや、全然素人の勝手な経験談なので、本当のセオリーは知りません。真面目な方はちゃんと調べてからやるとロスが少ないかと。

当初、なかなか掘り進められず、時間と体力が浪費されましたが、2つめの穴を掘る辺りから、なんとなく方法論的なものが出来てきました。

最初、ヤンメイは地面に穴を開ける作業とその土を掻き出す作業をワンアクションでやっていました。斜めにスコップを差し入れて、持ち上げて出す。この作業では全ての行程で力をいれていないといけません。これでは非効率。

雪かきではないですが、まず小さな四角い穴を掘ります。そこから、縦にスコップを入れ、穴に向けて土を崩します。その後、崩れた土を掻き出します。そう、崩す、掻き出すのツーアクションに分けたのです。すると、同じ面積の穴を掘ってもあまり疲れなくなりました。

 

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穴のほうに掘り崩す

崩す際には重力を使っていて、ほぼ力を使わないからでしょう。あと、掻き出す土の量も欲張らず、少量を回数でこなすように。これも疲労が減った要因かと。

庭の穴掘りの注意とか

道具はスコップ一択です。当初、スコップと鍬(各1しかない)で夫婦で作業しましたが、圧倒的に効率が悪いので、スコップでヤンメイの単独作業に。こんな感じので。

軍手はあるといいかな。タコとかマメは出来ませんでした。ただ、爪の間に土が入って真っ黒になります。ゴム手かバンドエイドでも貼れば対策になるのかも。爪の間の泥はなかなか落ちてくれません。

後に、ゴム手で作業すると、爪の間に土は入らないことが分かりましたが、手が汗でふやけます。肌の弱い人は水湿疹みたくなるかもです。

基本、スコップと気合だけあればなんとか出来ます。

しかし、ウチは擁壁工事で埋めたり戻したりが多かったせいか、まぁ、土中に色々な瓦礫(ガラ)が埋まっています。いわゆる石だけではなく、コンクリートの破片やらレンガやら。

コンクリートも破片というにはデカ過ぎるのや、レンガも丸ごと1個が出て来たりとなかなか大物も出て来ます。こういうの、普通なんですかね?金属とかも出てくるので気を付けましょう。

穴掘り雑感

しかし、人生でここまで大きな穴をこんなに掘ることってなかったです。人が落ちるような落とし穴を掘る遊びも未経験なので、お庭の業者さんにお願いしていたら生涯なかったんだろうなぁ。小さな子供だと一緒にやるの喜びそう。効率重視でウチはやらせなかったけど。

上記のコツをつかむ前、ひたすら力だけで掘っていたとき、まぁ進まないわ疲れるわで、ヤンメイ妻(当初、わずかに参加)と「殺人をしても埋めたりしないで自首しようwww」と話していました。

いや、現実的に考えると、穴を掘り慣れていない素人が人を埋められるだけの深さと大きさの穴を掘るって、相当な労力です。メンタル鍛えてないと、まず作業の進まなさに心が折れるかも。

同様に、花咲じいさんのポチも大概だったよなぁ、とか考えたり。老人ですからね。少なくともアタッシュケースくらいはありそうな箱を掘り出す労力も大変ですよ。多分、深さも5センチ、10センチではなかったでしょう。本職農家だと楽勝?昔の人の体力を舐めちゃいかんのか?とかどーでもいことを考えたり。

そう、穴掘りという作業はちょっと禅味を感じます。いや、上記の下らないことも頭をかすめるのですが。ひたすら単純作業に没頭していると、それだけで頭がいっぱいになって雑念が入る余地が少ないのです。他のことは(たまにしか)考えない。一種の「無の境地」です。セラピーとかになるかも。

ヤンメイ、元々ストレスとか悩みとかあまりない単純生物ですが、この穴掘りの「無の境地」と肉体的な疲労感はなかなか心地よく感じます。タマにならあり!

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Before       After

ちなみにこれは、もっと堀ったのだけど妻に適当に木を入れて半分ほど埋められてしまった写真。この後、もう少しちゃんと作業します。次は土をふるって木を植えますよ。


そんな訳で、庭に木を植える穴を掘りました。大工さんより庭屋さんの方がより肉体作業でした、というお話でした。