ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

なぜ日本人は家族をdisるのか?

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豚児って単語知ってますか?

まぁ、〝愚息〟みたいな単語な訳ですが。この言葉は元々中国から入ってきたんですかね?これに限らず、日本人は謙遜というか、身内を低く悪く言うのが割と普通な気がするのです。

でも、中国人は全然そういう傾向はありません。身内、褒めまくりです。

逆に、なぜ身内をひどく言うのか?とショックを受けるのが外国人あるあるだ、とも聞きますね。真偽は分かりませんが。

今回はそんな、日本人はなぜか身内を悪く言うよね?というお話。

中国人妻の困ること

中国人は面子を重んじる、中国人の面子を傷つけてはいけない、なんてことを聞いたことがあるでしょうか?

これは結構事実で、結婚当初は日常の些細な点で地雷を踏んでしまうことがありました。現在ではお互いに慣れてきたのでユルいものですが。

ただ、基本的には対外的に良い面を前面に出し、悪い点はまず表に出しません。身内の悪口も(外には)言いません。

その点、日本人は露悪的なところがあるので結構外の人に対して、愚息であるとかダメ亭主であるとかぐうたら妻であるとか、まぁ良くない表現で身内の話をすることがままあるのと対照的です。

というか、ママ界隈では夫の悪口で盛り上がることがコミニュケーションの一手段になってたりするのかな?ヤンメイの母などは完全にこれでしたね。

その点、ヤンメイは非常に良い夫なので、外に対して身内をdisる習慣のないヤンメイ妻は、夫の悪口で盛り上がるママ達の中、「いや、ウチの夫はこんなに優しくて素晴らしい!」とは言えず、なんかモヤモヤしているそうです。そう、外国人だってそれなりに日本が長いと空気を読みますからね。

日中親子関係

ヤンメイなども、ついつい身内には辛いというか、子供を見ていると悪いところばかり目について色々小言が増えてしまいます。

ところが、義父母は全然違います。結婚当初から今に至るまで、会うとヤンメイの知らない「我が娘はいかに素晴らしいか」のエピソードを色々と紹介してくれてとても微笑ましいです。

これも、妻にヤンメイの悪口ばかり言っていたヤンメイの母とは対照的です。別に母から疎まれてた訳でもなんでもないのですが、まぁ、ほとんど褒められずに育ちましたから、通常運転と言えばそうなんですけどね。

これはある意味、日本人あるあるのようで。

やはりアメリカ人の男性と結婚した友人が、実家で親にけちょんけちょんに言われていた際に夫が「なんで貴方達はこんな素晴らしい妻にそんなひどいことをいうのだ」と泣いて抗議をしていた、と笑っていましたから。

日本人的には身内はdisってもいいことになってるんですかね?

普通に考えると他人をあまり悪し様に言うものではないですからね。身内だからこそ厳しいことが言える、というのもあるのかも知れませんが。

ある意味、身内には何を言ってもいいという甘えというか、身内を人格を持った一個人として尊重しない、という精神性が透けて見えるような気もします。

 

まぁ、ヤンメイに答えの出せる問題じゃないんですけどね。単に、外国人は身内を上げて、日本人は身内を下げるよなぁ、という観察記録なのでした。

ちなみに、ヤンメイ家では絶対に子供の前でパートナーをdisらない暗黙のルールがあり、おそらく妻の姿勢に倣ってそうなったのですが、これはとてもいい習慣だなぁ、と自画自賛しています。以上。