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中国人妻大絶賛の宿、浜屋を口コミする 〜子連れ南伊豆旅行記2②

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ヤンメイ妻、旅行大好き人間です。来日15年を超え、これまで国内外の様々な宿に泊まってきているわけですが。今回の伊豆旅行で泊まった浜屋のご飯が妻史上最高に美味い宿の食事だったと絶賛しておりますので。これは記録しておかねばなるまいと。

 

いや、ご飯だけでなくとても快適で気持ちよく、色々とインパクトのあるお宿だったのです。今回はそんな、ヤンメイ妻子絶賛の飯ウマ民宿、伊豆の浜屋さんの口コミをするお話。

南伊豆の宿リベンジ

ヤンメイ家、基本的には遊びに比重を置き、お宿はリーズナブルにという姿勢です。しかし、せっかく伊豆に行くのだからお魚は堪能したい。これが今回の妻の宿泊面での希望でした。

実は昨年も伊豆に行く際、候補に挙がりつつも選に漏れていたので、気になっていた宿だったのです、下田の浜屋さん。何でかというと、こちらのご親戚が釣り船をやっているので、宿泊すると船釣り体験ができるプランがあったのです。

釣りは昨年済ませたのでそこまでポイントではなかったのですが、若女将が海女さんだったりご飯がおいしそう、かつお手頃なお値段だったので、伊豆一泊目は浜屋さんに決定!

いくつかプランがある中から、今年も舟盛りの付くプランをチョイス!今年は伊勢海老と漁師鍋も付けてしまう超豪華プランです!それで1万円ちょっとの破格のお値段!大丈夫か?浜屋さん!?

いつもならマイラーらしくヤフートラベルとか楽天トラベルで予約するのですが。今回は公式サイトが一番お安いのでこちらから予約してみました。

浜屋のコロナ対策

特にホームページにコロナ対策について書かれてはいませんでしたが、当然宿の方は皆さんマスク着用で応対してくれます。あとは入口に消毒液があることくらいですかね、対策らしい対策は。

しかし、基本的にはお部屋にお食事が運ばれてきますし、お風呂も順番の貸し切り。特にロビー的なパブリックスペースはないので、これ以上対策のしようはないというか、感染される余地がないというか。必要充分な感じです。

さらに言うと、おそらくですが、日曜日宿泊の他のお客さんは見当たらず…ありがたくも申し訳ないような。いや、今回、お食事の店や他の遊びのツアーなども結果的に貸し切りが多く、コロナ禍の下田(地方?)が心配になりました。

ロケーション

須崎港を望む絶景!というのをウリにしている浜屋さんですが、なるほど納得の眺望でした。

実は浜屋さん、楽天トラベルの口コミでは星5つの最高評価です。そして、その口コミは皆さん口を揃えて、食事とホスピタリティが最高で、宿に至る坂がスゴイ!と言っています。

下田温泉 温泉民宿 浜屋 口コミ

 

本当にそうでした。

海を望む絶景を見るには、その分高さが必要ですからね。浜屋さん、なかなか半端ない坂を登らねば宿に入れません。車は当然、ふもとに駐車して歩いて登ります。

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最初の坂 まだ序の口

 

イメージとしては山寺の石段を登る感じで、冗談抜きに足腰に問題のある方は心が折れるレベルです。健常者でも運動不足な人だと途中でちょっと足を止めたくなる傾斜です。

年配者だと宿に荷物を置いておいて、再びふらりと散歩に散歩に出よう、という気持ちにはならないかも知れません。ひと通り遊んでおいて、宿に着いたら引きこもる、という作戦が良いのでは?

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本番はこちら 右がトロッコのレール?

 

一応、荷運び用のトロッコというか、エスカレーター的なものはあるので、宿の資材だけではなく、客用の荷物も運んで下さるとは思いますが。確かに、ヤンメイ家史上、最も傾斜を登って入る宿でした。

お食事

さて、本題のお食事です。これがね、もう半端ない質と量です。体育会の合宿かくらいの量が出てきます!それも素晴らしく美味しい!!

今回、欲張って舟盛りに伊勢海老と漁師鍋も付けてしまいましたからね。自業自得、いや、本当満腹を越えた量でした。

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盛りだくさんの夕食

 

焼き魚、煮物、天ぷら、めかぶ、サザエの壺焼き、などなど盛りだくさんです。それに刺身の舟盛りが付き、伊勢海老は別盛りです。いや、もう家族だけですが気分は大宴会ですよ!

そして、特にその舟盛りのお魚の美味しいこと!!海辺のお魚は当たりが多いですが、浜屋さんのお魚は大当たりです!!名も知らぬ地魚(聞いたけど覚えられなかった)から鯛、鯵、マグロに至るまで全て美味しい!!

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さっきまで生きていました

 

ヤンメイ妻は魚食大好き人間なので。そのクオリティの高さに目を丸くしつつ、大満足でした。ヤンメイ的には鰹の美味さにのけぞりましたね。カツオ、叩きは時々食べますが、刺身ってあんなに旨いんですね、ビックリ!

もちろん、伊勢海老も美味しかったですよ。頭は後でお味噌汁に入れて下さいました。

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お色直し

 

?漁師鍋があるのに味噌汁?と気付いた方は鋭いっ!

そう、実は、こちらのコースは頼みはしたものの食べ切れない方が多いらしく。良ければ翌朝に回しますよ、との嬉しいお心遣いがありまして。案の定食べられなさそうだったので、翌朝からガッツリ鍋朝食となりました。

さて、その漁師鍋も魚、貝、野菜がふんだんに入った豊かな風味で。中でも特筆すべきは亀の手です。

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亀の手がゴロゴロ

 

知っています?亀の手。

本当の亀の手ではなく、岩場に付く貝なのですけど。なかなか都内の普通のスーパーでは見かけないのですが、妻と娘はこれが大好きなのです。そのレア貝がね、漁師鍋にふんだんに入っていたので、もう朝から妻子は異常なテンションでした。

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こんな風に生えています

 

それにしても、こうした宿では定番なのですが、おひつにいっぱいのご飯を出して下さるのですよね…これだけおかずがあると、ほぼお米には手が付けられないので本当に胸が痛いです。

コスパとか手間とかトータルで見た時にこれが最適なんですかね?浜屋さんだけではないですが、和風旅館さんにはご一考いただきたいテーマです。

お風呂

こちらのお宿、お風呂は外に別棟があります。家族風呂として貸し切りで入れるのがコロナ下には安心でした。

しかし、熱いぞ。これは和風旅館あるあるなんでしょうか?子供にはキツイ熱さです。いや、大人もゆっくり入ると風呂上がりに汗がひきません。

他にはお客さんがいなさそうだったので、失礼してガンガンにうめて入ってしまいました。

お部屋

民宿の定義って何なんでしょうね?今回宿泊の浜屋さんは民宿とのことですが。イメージ的に、民宿というと簡素なお部屋でリーズナブルって感じなのですが。

浜屋さんのお部屋は踏込(玄関的な前室スペース)も広縁(外の窓に面した椅子とかテーブルのスペース)も床の間もあり、全然簡素とかではありませんでした。完全に旅館と同じしつらえです。

さらには、天井には太い桜の木が丸太で渡されていたり、かなり豪華で本格的な造りなんですよね。これでこのお値段で良いのですか?という。その分、布団はセルフで上げ下げするのですけど、全然オッケーです。うっかり写真がないのが残念。ピカピカではないけれど、手入れの行き届いた清潔なお部屋でした。

トイレは室内にないのですが、お部屋の斜向かいにあるので全然困りませんでした。

というか、浜屋さん、古い民家を改築したようで、外観こそ少しモダン(昭和風)ですけど、中の梁とかはその頃のままぶっとい梁がそのまま使われていて。結構風格のあるお宿なのです。

若女将がいうには日本最古の民宿とのことですが。そーゆーの、サイトのどこにも書かないでサラッと言っちゃう辺りがカッコいいですね。

そうそう。眺望がウリなので、お部屋から海が見えます。ガーンと広がる眺めではないけれど、のんびりとした漁港の風景というのも味なものでした。

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窓辺からの景色

優しさ

あと、特に洗濯の設備はありません。海で連泊で遊ぶ時は水着を洗って干したいんですけどね。なので、入浴時に洗って絞りはしたのですが、いまいち水気が切れません。

女将さんに声を掛けたら、快く宿の脱水機にかけて下さいました。その後はテラスで干したら良い、と。あいにく、急な雨がパラついたのでそれも諦めていたら、洗濯干しのハンガー(あの四角いヤツ)を貸して下さり、とても助かりました。さすがの5つ星ホスピタリティです。こーゆーのが口コミになるんだなぁ。


そんな訳で、たった1泊でしたが、常に新しいものを求めるヤンメイ妻が再訪したい!というくらい心(舌?)を捉えて離さないお食事の素敵民宿、浜屋さんに泊まりました、というお話でした。

まぁ、南伊豆のアクセスの悪さと入口の坂が悩ましいところなようです。浜屋さんってどんな?って方のお役に立てたかな。