ヤンメイのダイニングには無垢の一枚板のテーブルがあります。もう1年半近く使ってきたのですが、ノーメンテできていましたので本気でメンテナンスをしてみました。よし、洗うぞ!
洗う?拭くではなく?
そう洗うのです。
今回はそんな、一枚板のテーブルのお手入れの仕方についてのお話。
お手入れは乾拭き
そんな訳で、ヤンメイ家では勢いでちょっと存在感のある一枚板のテーブルを買ってから、1年半ほど使ってきました。
無垢のテーブルのお手入れは、ちょっと普通のテーブルと違います。基本的には乾拭き(からぶき)なのです。これは売っていた家具屋さんも言っていましたし、調べても大体そんな話になっています。
塗装の種類にもよると思うのですが、ニスっぽいコーティング系の塗料なら水拭きも可なのでしょうけれど、無垢枚を使いたい人はその触感にもこだわるのでしょう。オイル塗装という、あまり保護力のないコートにしていることが多いので、水拭きは向かないのです。
実際のお手入れ
し・か・し
ダイニングテーブルって汚れる宿命じゃないですか?子供もいて毎回なんらかの食べこぼしがあるし、拭きたくなるらしいのです、水拭きで。
実際のところ、瞬時にしみ込むのではありませんが、割とオイリーなおかずも多いヤンメイ家では、こぼしたりはねさせたりすると乾拭きで拭いてもイマイチキレイになった気がしないんですよね。
っていうか、水拭きしたところでしみてしまった油分や汚れが拭きとれているのか、というと疑問なんですけど。気分ですよ、気分。ヤンメイ家では普通のコーティングされたダイニングテーブルと同じように、一枚板でもガンガン水拭きしています。
テーブル洗うぞ
そんな使い方を1年半しちゃいましたからね。もちろんそれで反ってくるとかは全然ありませんけど。さすがにちょっと木肌が荒れてきていました。水の輪染みとかもあったので、本気でメンテナンスをすることに。
そうそう、無垢のテーブルだと水分で輪染みが出来ます。結露的な水分とか、こぼさなくてもテーブルが濡れるって普通にあります。それを食べている間放置しているだけで、なんか輪染みが出来ていたりするんですよね。
なので、こうした対処をどうするかというと、洗え!と書いているサイトがあり。
えっ?テーブル洗うの?
どうやら、泡で洗ってあげると汚れが浮いてくるのか、輪染みとかも落ちるようなのです。
なので、さっそく真似してみました。
メンテナンスの手順
準備するもの
桶、石鹸、カッター、ウエス(雑巾)2枚、敷き物
お手入れの流れ
泡塗り&拭きあげ
桶にカッターで削った石鹸を入れて、ぬるま湯で泡立てます。ヤンメイは簡単にポットのお湯を使って水でうめました。泡立てるのも手でワシャワシャすれば充分泡立ちます。
そうしてふんわり出来た泡の部分だけを、テーブルに塗り広げていきます。ヤンメイは手で直塗りです。まんべんなく塗ったら乾いた布で拭き取ります。
泡だけだとそれほど濡れないので洗ってるって感じではないです。それでも、この作業で輪染みの原因になっている、染み込んでしまった水分中の汚れが浮いてくるのかな?
テーブル裏面も同じように。片側にだけ水分を与えると木が反ってしまうそうで、反り防止の作業みたいです。
もう1人男手があれば表裏をひっくり返して作業出来るのですけど。1人では重過ぎて無理なので、テーブル下に潜り込んで泡をボタボタ垂らしながら塗り付けていきます。床にブルーシートを敷いてあるので垂れても大丈夫。塗ったら同じく拭きあげます。
その後は数時間放置の乾燥タイム。ヤンメイは午前中に作業して夜まで置いておきました。テーブルが使えないと不便なので夕飯は外食。なぜかその費用もヤンメイ持ちです。
ヤスリがけ
夜中、もう乾いたかな?という辺りで汚れのお手入れを。マジックの染みとかもついてしまっているので、#400の紙ヤスリで削ります。あまりガチで削るとキレイにはなるけれど他の場所との違いが目立つのでほどほどに。少し薄くなっているのが分かりますか?


傷や凹みもヤスリをかける人がいるみたいだけどヤンメイはパス。小さな子のいる家庭であまり家具をキレイに保つのは諦めておく方がストレスは少ないです。


オイル塗り
最後はオイルを塗って仕上げます。吉田木工さんからいただいていたメンテナンスオイルを塗り広げます。どんどん伸ばして塗り込んでいく感じ。
特にベタベタはしませんが、塗り終わったら他のキレイな布で拭きあげます。やはり、水拭きをしてしまうと木から油分が抜けてしまうので。もう少しマメに、半年に一度くらいはオイルを塗り込んであげると良いのかも知れません。
おおっ!心なしピカピカになった感じ。ヤンメイ妻と2人で持ち上げて、いつも使っている側と左右を反転させたからなんだか新品のツヤ感です。これにて作業終了です。
そんな訳で、購入1年半目にして一枚板の無垢テーブルをメンテナンスしました。気合いを入れて始めてしまえば、作業自体は簡単でした。思い入れのある買い物でしたからね。ちゃんとメンテナンスして長く大切にしたいものです。