さぁ、また馴染みのない言葉が出て来ましたね。上置きとフィーラーの2段重ねで。どちらも家具のパーツの名称です。
一応解説すると、上置きとは棚の上に更に乗せる棚。フィーラーとは隙間埋めのことで、この場合、棚と天井の隙間の目隠しですね。
今回、そのフィーラーを作り直したよ、という地味なDIYのお話です。不具合を放置していたのでね、直ってもマイナスがゼロになっただけなのですけど。単純に自分の記録用の備忘録ですが、宜しければ暇つぶしにお読み下さい。
フィーラーがズレていた
今年早々にキッチンのカップボードに上置きを作って乗せました。この時のエントリにもチラッと書いたのですが、ダボの位置が悪くフィーラーがズレていました。
実はこれ、正確ではないゴマカシ表現で。ダボの位置が悪いからフィーラーがズレてハマっている、とも読めますが。実際はダボでハマっていないのでただ乗っているだけだったのです。
まぁ、それなりの長さと大きさがある上に、細い場所に挟まれているので、そうそう落ちてくることはないのですけど。「押せば動く」状態で放置しておりました。
ところが、先月千葉で震度5くらいの地震が起きましたよね?結構東京も揺れたヤツです。ヤンメイの家は全然被害はなく、ぶら下がっている照明がよく揺れたくらいでしたが。
これに危機感を覚えたヤンメイ妻より「早々に補修せよ」との指令が出たので、ようやく重い腰をあげることに。
面倒ですが、上置きの中身を全て出して、フィーラーを外してから上置きを下ろして作業開始です。
作業開始
今回の目的は
1.上置きにダボ穴を開けること
2.フィーラーにもダボ穴を開けること
3.フィーラーを作り直すこと
です。
フィーラー作り
1、2はまだしも、作り直すの?
そう。元々、フィーラーは本体と同じ位置に合わせて作られていました。しかし、前回の記事を読んだ方はご存知かも知れませんが、扉を後付けして作ったので、扉の厚みだけ本体が前に出て来てしまったのです。これだとね、ツラが合わないので美しくない、とのこと。分からなくもないです。
前回のエントリの写真は、ツラを合わせるために前方に引き出された位置で撮ったゴマカシ写真だったのです。正確にはフィーラーの後ろに扉の厚み分、2cmの隙間が空いていて。乗せているだけの不安定さもそうだけど、このズレが気分悪いようで。これをなんとかするには、もうフィーラーを作り直さないといけません。
まぁ、作業自体は長さを測ってロの字の枠を作るだけなので、特に書くほどのことはなく見ての通りです。余りの板にちょうどいい長さがなかったので、見えない後ろ側は背が低いです。固定力的にはダメです。
ダボ穴開け
本体へのダボ穴も位置が変わります。以前は前方に穴を開けていましたが、今度はフィーラーの前面は宙に浮いているので。上置きの両サイドに穴を開け直します。
ちなみに、元々のフィーラーの前側板にはダボ穴が空いており、このまま同じ板を使うと新仕様では使わなくなった穴が下から見えてしまうので、これもフィーラーを作り直した理由ですね。


フィーラーと天井にほぼ隙間がないので、普通の木ダボだと長過ぎてフィーラーが乗りません。そこで3cmのダボをノコギリで1cmに詰めます。これをどの穴にもやって完成です。


棚板追加
さて、今回、棚板も追加してみることに。高さがある棚なので、棚板がないと上スペースが無駄になってしまうことが判明しました。
そこで、高さが45cmの棚を30cmで区切る棚板を入れるよう、上置きの両サイドの板にダボ穴を開けました。棚板は、アヤノのカップボードの余っている棚板を流用。
以前、子供の本棚作りで棚板のダボ溝を半円に空けることの難しさが分かったので。今回はよくある半円ではなく、単なる溝を掘りました。
ルータービットで5mmを2回に分けて掘ってみたら、しっかりハマりました。溝が同じ深さになっていれば深さが何ミリでも安定しますね。本棚の時のようなグラグラした感じはしません。成長しているぞ!ヤンメイDIY!
とは言え、ここまでの作業で時間切れになっちゃったんで、前回に引き続きニス塗りはなしです。もうこのまま塗らないかもだけど、それはそれでいいや。
そんな訳で補修完了!10ヶ月越しの乗せていただけのフィーラーをダボでしっかり固定しました。でも、見た目的には全然変わらなかったよ、というDIYのお話でした。一応安全性が増したのでよしとしておきます。
上置きの作った時のお話、未読の方はぜひご一緒に。