ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

日本の交通取り締まりがオカシイ!と中国人妻が激怒しています

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先日、ヤンメイ、交通違反で警察のご厄介になりまして。違反は違反なので、別に嬉しくもないけど納得はしていたのですが。まぁ、ヤンメイ妻が警察に対して怒る怒る。

その若い怒り方に、なんか悪い方に慣れてきていたのかなぁ、なんて交通違反のあり方を考えたりなんかして。

今回はそんな、交通違反の取り締まりに怒る妻のお陰で、日本の習慣って、やっぱりこれオカシイんじゃね?と考え直したというお話。

指定方向外進行禁止違反

そんな訳でヤンメイ、交通違反で捕まりました。たまたま滅多に行かない友人宅を車で訪ねた帰りのこと。住宅街と商店街の境のような道で曲がったところ、すぐに警察官が現れて車を止められました。

どうやら、時間指定のある指定方向外進行禁止の標識を無視してしまったようです。「ようです」というのは、全然見ていなかったから。もうね、スゴい絶妙なタイミングですよ。通路に入るなり警察官が出てきましたからね。

もちろん、最近のお巡りさんは物言いも穏やかで丁寧ですが、きっちり違反切符を切って¥7,000の反則金を下さいました。ふぅ。この世で最も無駄な出費のひとつですね。

とは言え、違反は違反。捕まってしまったのでは抗弁のしようもありませんから、素直に違反切符を受け取ってその件は終わったのですが。

捕まえ方がおかしい!

今回のこれ、おそらくタイミングからして地元では良く知られている場所というか、警察的には違反者を捕まえ易い場所として待ち構えていたと思われ。ヤンメイの家の近所にもあります。お巡りさんが隠れていて、注意の足りないよそ者がよく捕まっている場所。こんなの見慣れていたし、自分が通る時にはいつも気を付けるだけで、特に意見とか感慨とかなかったのですが。

今回の件にはヤンメイ妻が怒る怒る。いわく「まるでスピードも出ていない運転で、不慣れなエリアを走っていての違反を、隠れていてここぞとばかりに捕まえるのはズルいではないか!」と。

まぁね。違反は違反なので仕方ないなぁ、とすんなり納得していた大人の日本人ヤンメイからすると、青臭いけど久々に接する意見でした。いつからこういう捕まえ方を「ズルい」と思わなくなったのか。

なおも「こんな交通違反はずーっと続いているじゃないか。これは、取り締まりにまるで効果がない証拠だ。反則金を取るのなら、そのお金で注意喚起の標識を目立つようにするとか、電子的に車のモニターに注意、警告を出すとか。全然前向きな改革をしないのなら、反則金に意味があるのか!?」と続けます。

なるほど。確かにいつも誰かが捕まっているのって、根本的に注意喚起の方法が間違えているかもね。

「大体、危険だから取り締まるのなら、最初から標識の前で抑止すればいいじゃないか。違反し易いところで違反を待っていて、それをすぐに捕まえるのは、捕まえること自体が目的になっていて筋が通っていない!」

ちょっとね、めまいがしそうな正論です。もうこんな清々しい発想、きれいに頭から消えていましたが、これは本当にそうです。反則金を払って減点されるから懲りる、という言い分もあるでしょうが、実際軽微な違反はみんな繰り返しますから。懲りても効果なんてその程度ということ。こういう、手段が目的化してしまったような取り締まりはやめて貰いたいなぁ。

中国でもあるらしい

とは言え、こういう汚い(?)やり方で違反切符を切るのは、何も日本だけではないようです。妻の故郷中国でも、隠れて速度超過を取り締まる、的なやり方は普通にあるそうです。

なんだ、あるんじゃん!でも、やはり今回のように不注意を待って捕まえる、的なやり方はない、とのことでした。まぁ、妻は中国で運転したことないから本当は細かいところ、よく分かっていないかも知れませんが。


今回はそんな、当たり前だと思っていた交通違反の取り締まりも、良く考えたらヒドくない?と思い直したお話でした。やはり、外の目、他者の視線というのは発見をくれますね。なかなか世の中は変えられないけれど、気付きは大事です。

ヤンメイも事故、違反に気を付けて運転するぞー。皆さんもどうか安全運転を。