夏頃ね、物置きを買ってみたんですよ。ログハウスって意外に家の中に収納が少なくてですね。DIYの道具も増えてきたので、外に収納があると便利かなぁ、と。
それを、組み立て設置を業者さんにお願いしないで自力でやってみました。まぁ、やれば出来ましたけど、それなりに大変でした。
そんな、イナバ物置の設置を自分でやってみての色々を記録してみます。
イナバ物置購入
夏頃にね、ホームセンターに行って色々と物置を見ていたのです。やっぱり外に物置きが欲しいなぁ、と。ファニックスホームさんのログハウス、自由設計なのですがデフォルトではやや収納少なめ。増やしたつもりだったけど、住んでみたらもうちょっと欲しくなったのです。
なので、家の横の犬走りに設置しようとホームセンターに下見に行きました。実際のサイズ感がどんなものか、数字だけだとよく分からないので。ですが、お店でも欲しいサイズがドンピシャで置いてある訳ではなく、近いサイズのもので雰囲気を味わったり、各メーカーさんの作りを見てみたり、そんな感じです。
そんな中、6月いっぱいで物置の値段が上がる、との情報をホームセンターのスタッフさんより得て、検討もそこそこに購入に踏み切りました。設置スペース上、奥行は50cm前後でその分、高さと幅を持たせようと思ったら、ほぼイナバ物置さん一択になりました。
ネットで最安のお店を見つけてポチります。ホームセンターで買っても良かったのですが、別途現地をみてもらった上での見積もりとか面倒だったので。組み立て、設置は自分でやっちゃえ、と。
ヤンメイ、この時の決断を後々後悔しますが、後悔とは後で悔いることなので、この時点では待ち構える困難を知らないのでした。
ちなみに、購入したのはイナバ物置の中でも廉価なモデルのシンプリーというシリーズ。MJX-175EPでサイズは1740 × 515 × 1903。
ちなみに、こちらのお店では個人宅への配送はない、とのことなので、個人事業主として会社名義での購入。荷物は玄関先で下ろすので、受け渡しの人を用意しておくこと、との条件も。それで、ヤンメイの休みと配送さんの条件を合わせたら、受注生産品ということもあって納品は3週間後に。あらあら、これじゃ夏休み突入ですよ。
そんな訳で、基礎用のブロックを買うくらいしか準備はなく、ただ配送日を待っておりました。
イナバ物置の配送さんは親切!
配送の前日、およその配達時間を業者さんが連絡してくれます。午前か午後かしか分からずただ待つのも辛いのでありがたいです。
で、ヤンメイ、玄関先から運ぶ気満々で待機しておりました。時々話題にしていますが、ヤンメイ家は3mの擁壁の上にそびえ立っていますので、今回のように玄関先までの配送の場合、上まで運ばないといけません。空でも重量が80kg以上の物置きなので、どこまで分割されているのか。結構運搬は大変だろうな、と覚悟しておりました。
ところが、割と朝早く配達してくれた運転手さんは、玄関先ではなく上まで運んでくれました。配送業者さんではなく、イナバ物置の配送スタッフさんのようでしたが、とにかく助かりました。しかも、結構パーツが分かれていたので、運ぶのもそれほど大変ではなさそう。良かった良かった。
設置、出来ないじゃないか
さて、では早速基礎のブロックを地面に置いて、物置きを設置してみましょう。と、荷解きをして土台部分を乗せてみたら…あれ?なんか傾いてる!?キットの中の水平器は完全に偏っています。
ヤンメイ家の犬走りは透水性コンクリートという素材で固めてあり、透水性コンクリートは水を透すので本来なら水勾配のない、平らな床で良いですが。施工業者さんが不慣れなのか、万が一を考えてか、水勾配のついた床となっていたのです!つまり、地面は斜め!
ちなみに、水勾配というのは床に水が貯まらずに流れるようにするための傾斜で、家の周りのコンクリートの床とか駐車場は大抵この傾斜をつけるものなのです。
ブロック下にスペーサーをかませて済む程度の傾斜ではなかったので、設置は延期。急きょモルタルを買ってきてブロックを乗せる土台を作ることに。
端材で型を作り、水と混ぜたモルタルを流し込みます。しかし、手抜きで型を3つしか作らなかったので、モルタルを入れた型の上にブロックを乗せてみても、ちゃんと水平が取れません。手前3個が揃ったつもりでも、後ろ3個と並べて土台を乗せると斜めになってしまいます。乾いて固まったらなんか狂ってしまうのか。
とにかく、モルタルか固まるまでは作業が出来ないので、固まったものを見てさらに調整とか本当に手間と時間がかかりました。大体、過去の先人達も水平を取るのに苦労していましたが、なるほど納得。これは出来上がりの精度と時間を考えても外注が正解でしたね。
勢いで物置きを自分で設置
それで、何度目かのトライでようやく水平が取れたかな、と物置きの土台部分をブロックに乗せてみました。
むぅ、何故揃わない?
いや、何故って、ちゃんとモルタルで水平が取れていないからなのですが。もう、3度目か4度目かのトライで、いい加減季節も過ぎてきたのでなんか嫌になってしまい。力技で合わせることにしました。
というのも、イナバ物置の物置は土台自体にいくらか斜めの地面を調整して床を水平に保つ機構があるのです!最悪、少々水平じゃなくても帳尻を合わせることは出来ます。もう、これでやってしまえ!!と。
一応、床は水平になりましたが、なんかかなり土台で調整しました。それでも上手くいかずにモルタルの上に一ヶ所スペーサーで持ち上げてているところも。ダメダメです。しかし、今更引き返せません。突貫!
両側に壁を立て、背面も塞ぎます。


屋根を乗せ、扉をはめたら完成!
ブログ的には完成写真をばっちり載せたいのですが、壁からの距離が近すぎて全然絵になりません。セオリー的には家に寄せるものなのでしょうか?ヤンメイ、外壁の塗り直しを考えて、塀側に寄せてしまいましたが、これで良かったのかどうか。後の祭りです。下の写真を見ても、なんだかやや後ろに傾いていません?これで床は水平なのですが。
ヤンメイは手抜きで失敗しましたが、物置き組み立て、作業自体はさほど難しくはありませんでした。屋根を乗せる時だけもう1人人手が欲しいですが、これくらいのサイズであれば結構1人でもいけます。ヤンメイは屋根のときだけ妻に手伝って貰いました。
さて、一応完成はしました。でも、なんかグラグラするぞ。やっぱり土台に無理があるのか?結論を言うと、この後アンカープレートという固定金具で固定したらビクともしなくなったのですが。
やっぱり不安ですね。今後、外壁の塗り直しとかで万が一物置きを一時的にでも移動させることがあった時。金具を外して移動させることは出来ますが、その時点でめちゃくちゃ斜めなはずですから。
これ、なんとかしようと思ったら、移動させて基礎をきちんと水平に作り直して、なおかつ斜めにしてしまった物置の土台パーツを水平に戻さないといけません。しかし、土台パーツに物置きが乗っていると調節機構は動かせないので。結局、バラして一から組み直さないといけません。あ〜あ、無理やり見切り発車するんじゃなかった。地震や台風の時も微妙に不安ですしね。
結論
やっぱり安全に関わるものはプロに任せて安心を買おう、です。いや、きちんとやる人は良いのですけど。
そんな訳で、イナバ物置を自力で設置したら一応出来ました、というお話でした。木工DIYならまだしも、金属製だと帳尻を合わせるとか大変なので、きっちりやらないとダメ!と声を大にして言っておきます。
次回はDIYでやるアンカープレート工事のお話をします。