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透水性コンクリートへのアンカー施工や固定のやり方 〜ログハウスでDIY㉘

物置きを置いたら固定しないと危ないのです。普通はアンカープレートで固定するのですが、外注でお願いする方が多いと思います。今回、ヤンメイは自分で作業してみました。それが凶と出るか吉と出るか。

透水性コンクリートに穴を開けて物置きを固定した、というDIYはなかなか出てこないので、不詳ヤンメイが書いてみますよ。

今回はそんな、透水性コンクリートに物置きを固定するDIYをやりました、というお話。

透水性コンクリートに穴を開ける

通常、物置きを固定するには、アンカープレートという金属板を使って地面に固定します。地面が土であれば少し掘って地面にコンクリート部分を作り、そこにプレートを差し込んで固めたもので物置きを固定。地面がコンクリートならそこに穴を開けてアンカーという金具を埋め込み、その金具とプレートをビス止めして物置きを固定します。

ヤンメイ家の場合、透水性コンクリートとという、一見砂利の固まったもの、みたいに見えるコンクリートの地面です。一応コンクリートなので、普通のコンクリートと同じく直接穴を開けてアンカーを打ち込みます。

さて、穴開けにはドリルが必要。振動ドリルという、ちょっと強力な電動ドライバーを用意しました。Amazonで3,000円ちょいだったので、レンタルの時間と手間を省いて買ってしまいました。こうやって工具って増えるんだよなぁ。

 

つい買ってしまった振動ドリル

 

さて、ここでヤンメイミスをしまして。コンクリート用のドリルを買ったのは良いのですが、差し込み口の形状(シャンクと言うらしい)と合わない奴だったのです。こちらのドリルは普通の電動ドライバーと同じ六角軸シャンク用なのに、ヤンメイが買ったドリルはストレートシャンクという形でした。合わない!仕方ないので、アダプターを追加で買ってきて作業開始しました。

変換アダプター「一猛打振」を装着したところ

作業中は危険だし、しっかり両手でドリルを固定しないといけないので写真撮れていないのですけど。結局3cm程度の穴を開けるのに、何10分も時間がかかりました。DIY用のドリルなので、熱を持つのが怖くて連続で回せないのです。何度も中断して冷ましながら穴を開けました。一応連続で30分回せるとは書いてありますけど。

やっと開いた穴にアンカーを差し込んでみた

一か所の穴開けがこれでは、四か所も開けることの手間に気が重かったのですが。他の箇所は割と穴が開け易く、半分以下の時間ですんなり開いてしまいました。何故だろう?ともあれ、4つの穴を開けたので、第一段階は終了。

アンカーにタップスター

さて、穴を開けたらプレートを固定する棒、アンカーを立てます。通常、アンカーを穴に入れてアンカーの頭をハンマーで叩くと、下の部分が穴の中で広がって固定される仕組みです。

ですが、今回ヤンメイはタップスターというネジ式のアンカーを使ってみました。アンカーを穴に入れてからねじ込むと、ビスの様にコンクリートの中に沈んでゆくタイプです。これだと、ネジを回すことで取り外しも出来るので、失敗してもリカバーしやすいのかな、と。


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そこで、先程開けた穴にアンカーを当てがい、付属部品を付けて電動ドライバーで回すと…回すと…回すんだけどなかなか入らないな、これ。透水性コンクリートで侵入面がガタガタしているからかな?

もう少しドリルでの穴を広げてみて再挑戦したらそこそこ埋まりました。全部ねじ込むの大変そうなのと、床から固定金具までの距離が届かないところがあったので、モルタルで盛って埋め込んでしまいました。これじゃネジ式でも外せないじゃん。強度的にもどうなんだ?というところはあるのだけど。まぁ、突風、台風が我が家を直撃しない事を祈ります。

アンカープレート固定後

そんな訳で、アンカー施工はこれにて終了しました。一応、ネジをビシっと締めたら物置きのグラつきは全然なくなったのでよしとしましょう。

物置きをワイヤー固定する

とはいえ、物置きは斜め、固定具も半端では倒れるのが怖いので、さらにワイヤーでしっかり固定しますよ。

物置きの上部後面にワイヤーで固定するためのパーツが付いています。穴の径は5mm。なので通すワイヤーはもっと細い方が良いかな?と3mmの被膜付きのステンレスワイヤーを購入。

 

 

さらにこのワイヤーを固定するためのワイヤークリップも一緒に買いました。こちらも一応ステンレス製。ワイヤーはヒモみたいには結べないのでこちらを使ってとめるのです。

 

 

留めてみるとこんな感じになります。ワイヤーで輪っかを作ったのを金具で留めます。金具にはボルトが付いているので、ボルトを締めれば金具がワイヤーを締め付けてくれます。念のため二重に固定してみました。

 

ワイヤークリップで固定

さて、もう一方の端は後ろのブロック塀に穴を開けてアンカーで金具を固定して留めます。物置きほど太い棒の固定がいらないので、こちらは叩くだけのアンカーを使います。

 

これがアンカーだ!

こんな金具を穴を開けたブロック塀に打ち込みます。ここで再び振動ドリルの出番ですが、ブロック塀を埋めているモルタル程度だと楽々穴が開きます。透水性コンクリートの時の苦労はなんだったのか?開けた穴にアンカーを差し込み、ハンマーで頭を叩きます。

穴を開けて アンカーを固定

アンカーを固定したらアイナットを取り付け、ワイヤーの結ぶ先とします。右の金具がアイナットです。頭がネジになっているので、くるくる回すと固定できます。

 

アイナットをアンカーに取り付け

こちらの端にもワイヤーを固定して完成!

ブロック塀側も当然二重固定です

ちなみに、こちらのワイヤー、被膜も入れての3mmなので強度は期待出来ないか、と思っていたのですが。いざ切るとなったら専用の工具がないと難しいのです。手持ちのニッパーではびくともせず、金鋸で半ば引きちぎるようにカットしたので、断面はこんな感じ。結構ワイヤー自体の強度はあるかな、と思います。

ステンレスワイヤー切断面

そんな訳で、上下とも出来る限り物置きを固定してみました。安定感は増しました。一応、今年の台風では雨漏りも倒れたりもなかったです。一度、緩みが出て来たのでワイヤーを引っ張り直して、ワイヤークリップを再固定しました。それ以降はいい感じです。

そんな、透水性コンクリートへの穴開けや物置きのワイヤー固定を自分でやってみたよ、というお話でした。手間はかかるけど自分でも出来るものですな。