ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

熊本城が予想以上に立派で驚いた 〜子連れ天草旅行記②

さて、今回が初熊本のヤンメイ妻子。やはり熊本と言えば熊本城。幸い、最近になり天守閣の修復も終わって見学可能になったので、良いタイミングだと行ってきました。

が、いやいやいや、熊本城、想像以上のスケールでした!実は最近戦国好きなヤンメイ娘の影響で城廻りをする機会が増えましたが、その中でも圧巻のボリューム。特に城好きではなくても熊本城は必見だと思いました。

今回はそんな、熊本上陸初日のお話。天草旅行記といいながら、ほぼ、熊本城レビューとなります。

熊本城ミュージアム到着

空港から13kmほど離れた建軍でレンタカーを借りたヤンメイ。そこから熊本城までは6kmほど。一家は早々に昼食を済ませて、30分も走らずにお城の目の前に到着しました。

熊本城は市街地にあって、熊本駅までもすぐ。市内観光はしていないけれど、ほぼ街の中心部にある感じ。熊本は路面電車も通っていて、左右の道路の中央に線路が通っているので、右左折の時にまたいでむこう側にいくのがちょっと慣れない感じ。運転はマナーが良い感じでよそ者にも怖くありません。

市街の案内に従って進むとお城の駐車場に着きます。城彩苑というお土産物屋や熊本城ミュージアムのある観光施設の目の前です。その先にも沢山の駐車場があるようですが、ここに空きがあったので停めてしまいました。

城彩苑はちょっとお店が城下町風に並んだエリアで、向こうに見える熊本城の威容と相まって観光気分が盛り上がります。ヤンメイ達は素通りでしたが飲食店も色々美味しいそうでした。

お土産屋さんや飲食店がいっぱい


さて、全然目的地ではなかったのですが、50円の差額で熊本城ミュージアムも見られるので2館共通券を購入。ちなみに、このミュージアム入り口で江戸時代コスプレ衣装の貸し出しをしており、大人も子供もその衣装のままで熊本城も見学が出来ます。しかも、ちょうどヤンメイたちが行った時期は子供はワンコイン(500円)キャンペーン中。

写真好きのヤンメイ妻がこの美味しいイベントを逃すはずがなく。ヤンメイ娘はそこまで乗り気ではなかったのですが、忍者姿での見学を余儀なくされたのでした。

熊本城見学中の忍者

 

ちなみにこの熊本城ミュージアム、VRで色々な角度からのお城が見えたり、クイズ画面があったり、歴史映像があったり、なかなか見応えがあります。鶴ヶ城や金沢城などでもプロジェクションマッピングを使った新しい見せ方をしていたので、令和のお城展示は全体的に進歩してますね。ほんの前菜のつもりが、小1時間もここで過ごしてしまいました。

いざ、熊本城

さて、そこから熊本城に向かいますが、今までに見たどのお城よりも周辺の廓とか塀が残っています。もちろん、まだ地震の爪痕は深く、あちこちで修復中なのですが、いわゆる天守閣のあるお城の本体以外に周辺の建物がたくさん残っているので、当然修復箇所も多くなるよなぁ、と納得。

塀を修復中の熊本城

 

ヤンメイの知っている他のお城は、天守閣のある本丸とその周囲の石垣がある程度残っているくらいで、下手すると本丸跡とか言って城壁のみ、という所もあるくらいでしたが。熊本城は全然スケールが違います!

大天守、小天守を含め、かなりの櫓部分が残っていて、駐車場から天守閣まで歩くだけで10分くらいかかる感じです。途中の石垣もバッチリ残っています。こんなにお城感のあるお城は初めてでした。日本三大名城というのも納得。たくさん歩くしたくさん上り下りがあるので、途中のエレベーターも完備されていて、なかなかバリアフリー化が進んでいますよ。

熊本城の大天守と小天守

大天守と小天守

 

天守閣は地上6階建ての大規模なもので、これまた各階を丁寧に見ていくとかなりのボリュームがあります。それほどの混雑ではなかったけれど、ヤンメイ達は一巡するのに2時間半くらいかかりました。ただ、天守閣そのものは鉄筋コンクリートで再建されているので、外観はかなり忠実に再現されていますが、昔のお城がそのまま残っている訳ではありません。おかげでエレベーターで昇れるのですが。

熊本城ミュージアムではありませんが、各階毎にテーマがあり、階を上る毎に年代が進んで熊本城の歴史をたどってゆく造りになっています。作り変えてしまった分、大スケールの模型で構造を再現していたり色々工夫されています。

 

大スケールの模型

 

実は熊本城は江戸時代に20回以上、明治期にはやはり大倒壊するレベルの地震を経験しており、結構繰り返し地震の被害を受ける立地のよう(見学の成果)。なので、コンクリートでの再建も無理はないかなぁ、という気がします。登ってしまえば天守閣もほぼ展望台みたいなものなんですが、やっぱり熊本に来たら一度は行っておくべきスポットでした、熊本城。

おまけ

ただ、駅からお城までのルートには色々お店もあるのかも知れませんが、車でお城に乗り付けてしまうと、お土産屋さんの選択肢はあまりありません。先程の城彩苑か、敷地内にあるお城の麓の小さなお土産屋さんの2択になります。

戦国好きのヤン娘はお城キーホルダーとか色々欲しかったのですが、「そんなものはいらない」というヤンメイ妻の宣告により自由にお小遣いを使えず。まぁ、他所にも同じようなものがあるだろう、と慰めたのですが、熊本城を離れたら2度と熊本城グッズとお会いする機会はありませんでした。空港ですらごくわずか。

これはたまたま空港が建替え中で、お店も仮店舗で規模が小さくなっていたせいかも知れませんが。それにしても熊本の一大観光名所のグッズが、空港でもほとんど売っていないとは…。やはりお土産は一期一会。周囲をうろうろしたり再訪の予定がない場合は、「出会ったら即買い!」がお土産の基本だよなぁ、と痛感しました。


こうして、ヤン娘のわずかな後悔を残し、ヤンメイたちは熊本市街から天草へと移動。2時間ほど順調に走って宿に到着しました。その辺のくだりは、次回天草編で。

ともあれ、子連れでお子さんがお城に興味がなくても、展望台代わりに上る価値があると思います、熊本城。そんな、一度行ったらイチオシのスポットになった熊本城観光のお話でした。